「歴史に名を残したい」
ここまで壮大でなくとも 自分が歩いた道のりは なんらかの「好ましい」形で 「残したい」 と思うのが
人の性（さが）ともいえるでしょう。
「自分の足跡を残したい」
ところが、わたしが易学や姓名判断を学んだ過程で この「残す」という行為は ある意味
「好ましくない」 こととされています。
たとえば 最悪なのが 寄付をした証として名を掲載すること あるいは寄付の結果で できあがった物体に名を刻まれること。
思いっきり 「跡」 が残る行為です。
他にも同様のものはあります。 容易に想像がつくでしょう・・・？ 銅像もお札も・・・みな同じことです。
種から芽が出て、葉が茂って、花が咲いて 精いっぱいそこまで来たら やがてしおれて枯れて、 その後は土に還ります。 跡形もなく その場を去り、自然の中に溶け込みます。
最後は 跡形もなく。 この姿が 易学上は 最高級の生き様です。
名前は この世に生きる上で 強大な影響力をもつのですが それとてこの世限りの「ラベル」だということがここからも・・・わかるのです。
身体とセットで、期間限定の借り物 なのですね。
人生、一瞬一瞬は懸命だけれども 全体としては 「さらっと」 がよろしいようです。
そして去り際は 跡形もなく。
こう書きながら、 はてさて そういう自分はどうかな？ と、色々省みております（＾－＾）
今日は随分と気温が上がりましたね。 ようやく涼しくなってきました。
窓を全開にしていると 風が心地よいです。
それではみなさま 引き続き 楽しい今宵を♪
ヘルメスの丘 伊野華絵（いのはなえ）
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