重複は "難儀" そのもの | ヘルメスの丘 ~In Tune with Hermes~

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重複。 ちょうふく あるいは じゅうふく とも読みます。

 

 

易学がもっとも忌み嫌う事柄のひとつ、「重複」。 これについて 今日は書いてみたいと思います。

 

 

「重複」すると とにかく 難儀なんですよ。

 

 

姓名判断を学ぶにおいて わたしがいやというほど繰り返し学んだひとつが このことでした。

 

 

姓名で 「重複する」 とは、 ほんの一例ですが

 

 

名前の中に 同じ画数が存在していること

 

 

たとえば、

 

山田花子(やまだ はなこ)さんを 例えて説明しますと、画数構成は

 

 

山(3) 田(5) 花(7) 子(3)  *カッコ内は各漢字の画数

 

となります。

 

 

山田花子さんという 名前のシステムにおいて 「3」 が同居しています。

 

 

これは 「同格」 と呼ばれ 姓名判断では できれば避けたい現象となります。

 

 

なぜ 避けたいか。

 

 

それは、名前というシステムの中に 「重複」 が発生するからです。

 

 

このように同じ数が存在するのは 鑑定上、非常にやっかいなのです。

 

 

ここで、「重複」 という言葉をあらためて調べてみます。

 

 

重複とは 手元の辞書によると

 

 

・同じ物事が重なり合うこと

 

 

とあります。

 

 

これが 「難儀」を 生み出す原因なのですが、

 

「難儀」 という言葉についてもあらためて調べてみます。

 

 

難儀とは 

 

1.苦しむこと 苦労すること

2.面倒なこと 迷惑なこと

3.処理するのが難しいこと

 

 

とあります。

 

姓名において この「同格」 が見られますとまさに

 

難儀が意味するところの現象が如実に出てきます。

 

 

ここで話は変わりますが

 

昔、親からのしつけとして こう教わったことがあります。

 

 

「人の掃いたあとを 掃いてはいけません」

 

 

姓名判断での「重複」の難儀さを学んだとき わたしは このことを想いだしました。

 

 

このしつけの教えは、

 

「人が箒で掃いたあとを 同じように掃くことは 失礼極まりない」

 

 

ということなのですが これはまさに

 

 

「重複は あかんのですよー」 ということを意味しています。

 

 

相手に失礼だということと同時に、同じ役割が重複して存在してしまう という意味でこれは

 

 

はっきり言って 「無駄」であり 易学上、 非常に不自然なことなのです。

 

 

なぜならば、宇宙はひとつひとつの存在が 唯一無二のパズルのピースであり

 

 

全く同一の役割は存在しない という概念の世界だから、です。

 

 

そんな概念の世界に 「重複」の現象が 名前で出てきますと、もれなく

 

難儀な現象も その人の身に起こってしまいます。

 

 

これは、どんな数がどのように重複しているかにもよりますし、画数だけでなく 他の構成要素もつぶさに見ていく必要があるので 安易な判断は禁物 ですが、

 

 

易学(占術)のもとにある姓名判断の世界では それほど 「重複を忌み嫌う」 というひとつの説明として 取り上げました。

 

 

最後に、「重複」の意味がもう一つ辞書に掲載されていまして、

 

・染色体の一部が余分に付着していること。 染色体異常の-。

 

 

とありました。  非常に意味深いことです。。。

 

 

さて、今日は金曜日ですね。

 

仕事は期末決算処理のピークをようやく超えました。 

やれやれですが 個人的には 十分に達成感があります。 あっという間の一日でした。

 

 

週末は気持ちを切り替えて 京都でのんびり楽しんでくる予定。

 

 

みなさまも 銘々に楽しい金曜日の夜と 素敵な週末を♪

 

 

ヘルメスの丘 伊野華絵(いのはなえ)

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