姓名判断は「相術」に属します。
「人相」も この相術に属するわけですが、これまた非常に興味深い占術のひとつです。
人相は、皆が一般的にいう
「美男美女」
の分類とは同一ではない というところが面白いですし、だからこそ難解でもあります。
イケメン（これって今も使います・・・？ 笑） だから吉相、 美人であれば吉相・・・？
いやいや。
そう簡単にはいきませんねえ。
一時期、いわゆる 美男美女 といわれる人の顔を 先生と徹底的に鑑定したことがあります。
そのときは想像以上に 難解に感じました。
美男の中にも 吉相の人と真逆の人がいて、美女もしかり、です。
同じようなタイプであっても、どちらかは○ もう一方は全く×、といった具合で
私には 吉凶の境界線が 全くわかりませんでした。
それでも 身体で覚えるというか 実践で自分の観察眼を肥やすようにしてゆくと
あるとき その境界線が はっと わかるようになるものなのですね。
そしてそれは 人には言葉ではうまく説明しにくいんです。
しかし そこには 明らかに 境界線があります。
顔の相 というものも 目や耳、鼻、口といったパーツを観るだけでなく 全体のバランスが重要です。
慣れてくると、パーツの奥にある骨や肉・皮膚の動きなどにも敏感になります。
全体のバランス・・・つまり シルエットが大切だというところは、姓名判断と同じですね。
まあ、占術全体、いえ、他の事柄も結局そこにいきつくわけですが、
最終的には 「シルエット」が 大事になってきます。
ヘルメスの丘 伊野華絵（いのはなえ）
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