今日は、昔とてもお世話になった方の命日にあたります。
その方はとても豪快で、世話好きで、そしてお酒をこよなく愛する方でした。
わたしもおおいにかわいがってもらった一人です。
その方からいただいた「言葉」は、いまもお守りのように心の中で大切にしています。
別に書き留めていたりしていませんが、人生の要所要所で、その方の言葉がふっとよぎります。
もうあれから10年経ちますが、、、
わたしが南フランスのとある教会で、わけもなく涙があふれてしょうがなかったそのとき、
その方は自宅のソファで「一休み」のはずが、そのまますぅっと、旅立ちました。
わたしが大泣きしていたその時間がまさに、その旅立ったときだったのを知ったのは帰国後でした。
物理的に傍にいるわけではなくとも、遺してくれた「言葉」を通じて、その方はわたしの中でいまでも光り輝き、生きておられます。
そして、ときに夢の中に現れ、大切なメッセージをくれます。
生と死。 わたしにはまだまだわからないことばかり。
その方は、戻ってきても良い境界線ギリギリのところから、わたしを見守ってくれているのかな?
そんなことを想いながら、今宵は静かに香を焚いております。
それではまた。おやすみなさい。
ヘルメスの丘 伊野華絵(いのはなえ)
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