本日、2月7日18時34分に、水星が占星術上のメモリでいうところの「やぎ」から「みずがめ」にお引越ししました。
手元の占星暦とパソコンのホロスコープをのぞきこみながら思わず私の口から出た言葉が、
『おかえり、ヘルメス。』
ヘルメスとは、ギリシャ神話に登場する神であり、占星術上の水星と同一視されています。
また、神々のメッセンジャーをつとめながら、旅人・商人を守護し、眠りと夢も担当、境界線の向こう側への案内役、そして天文学・文字・数・占術の発明など、多面的な才能・技能をもつ青年神といわれています。
わたしが自身のHP・ブログのタイトルを「ヘルメスの丘」と名づけているのは、ヘルメス神の司る分野に自分がとりわけ興味があるところからきています。
このタイトルを突然思いついたのが、忘れもしない、昨年の2016年2月のことでした。
それは、ヘルメス(=水星)がちょうど、「みずがめ」 に位置していたとき。
水星の公転周期は約88日です。水星は動きが早い天体ですが、よく逆行もして(=地球からみて逆方向に進んでいるように見える)、留(=止まっているように見える)もあり、そして太陽との最大離隔が約28度のため、太陽が1年かけて占星術上のメモリ(おひつじ~うお の12サイン)を一周するのと似たようなペースにみえます。
「ヘルメスの丘」誕生後、私の中のヘルメス(=水星)は約1年をかけて、
みずがめ → うお → おひつじ → おうし → ふたご → かに → しし → おとめ → てんびん → さそり → いて → やぎ → みずがめ といわゆる12サインを巡回しました。
その間、俊足を発揮したり、はたまた逆戻りしたり、うろうろ留まったりしたヘルメス。私はこの1年、いままでの人生で一番、「水星」を意識して過ごした日々でした。
・・・収穫? ありました。ありましたよ~(^-^)
ヘルメスのくれた、沢山の体験と気づきがありました。
そして、ヘルメスはこの先も走り続けます。
神々のメッセンジャーですから、他の天体たちと活発にコミュニケーションをとりながら、
時に、大胆に
時に、狡猾に
時に、爽やかに
時に、難解に
時に、・・・なんだろ?(笑)
とにかく、トリックスターですから、地上での現象を掻き回すのが得意です。
わたしの
「おかえり、ヘルメス。」
も、きっと片耳でさらっと聞きながして、
"はい 次!" と前進することでしょう。
星の物語(=占星術)は水星の一天体だけでは成り立ちませんが、このようにターゲットを決め、一つのサイクルを徹底的に追いかけてみると、それなりに面白い発見があるかと思います。
こういうのことも、わたしにとっては「ヘルメスの遊び」のひとつです。
"In Tune with Hermes"
英語タイトルをこうしたのは、いたずらっ子・ヘルメスに翻弄されるのではなく、一緒に仲良く、上手に遊ぶためなんです。
ほらほら、ヘルメス君がみずがめにいるうちに、まだやることあるよね?・・・ハイ!(笑)
さて、神戸はここ数日とても冷え込んでおります。一旦暖かくなってからの寒の戻りですから少しこたえます。。
みなさまの場所ではいかがですか? どうぞあたたかくしてお過ごしくださいね。
それではまた。おやすみなさい☆
ヘルメスの丘 伊野華絵(いのはなえ)
http://inohanae.world.coocan.jp/
☿