本日２日４日は立春。立春は、二十四節気のうちのひとつで、冬至と春分のちょうど中間点にあたります。
二十四節気とは、太陽と地球の位置関係を２４分割し（太陽は、地球からどう見えているかの黄道上の位置）、その分割点ごとに季節的な名前をあてています。立春は、太陽黄経が３１５度のときであり、今年はそれが本日の２日４日となります。
西洋占星術上のメモリでは、太陽が「みずがめ１５度」に来るポイントです。
そして立春の前日に必ず来るのが「節分の日」。行事的には、立春前の節分が目立ちますが、立夏・立秋・立冬の前日も節分の日にあたります。
節分といえば、豆まきと鬼。オニ。おに。
昨日は全国にどのぐらいの鬼が出現したのでしょうね～～～
豆も恵方巻きも沢山売れたかな～～～？
私は、SNS上で知人・友人の「オニ姿」に吹きだしたりしておりました。
古来の風習・慣習をエンターテイメント化して大いに楽しむのは現代の特長なのでしょうね。それで盛り上がって楽しいのならとってもよいことだと私は思います。
表面上は遊び気分だったとしても、意識の深いところでこの季節の節目に対しての敏感さは、いまも皆もっているということでもあるからです。
「福は～内。鬼は～外。」
節分での鬼は、邪気の象徴とされます。その邪気を払う役割を担うのが、豆（魔滅：まめ）です。
オニさん、すっかり悪役を演じさせられています。。。おつかれさまです（笑）
鬼。 この字は一体どのような成り立ちなのでしょう。
手元の辞書で調べると、その象形は、
「大きなまるい頭をして足もとの定かでない亡霊を描いたもの」
とあります。
まるでお化けです。 たしかにお化けは足もとが定かではありませんね（＾＾；）
大きなまるい、とありますが、「塊（かたまり）」という漢字も、この鬼からの派生です。
おまけですが、「魂（たましい）」という字も明らかに同系ですね。
姓名判断上、この「鬼」の字は人名（姓ではなく名）には好ましくないです。上述の由来ですから、おわかりになるかと思います。
鬼は、隠（おぬ）から転じたものという一説もあり、この世からみると隠れているもの＝異界の存在なのです。よって、おそれられるあるいは忌み嫌われるのですが、このような存在と接触しやすいのが季節の変わり目といわれています。まさに節分のポイントです。
季節の変化は、私たちの環境にも大きく影響を与えます。つまり私たちの心身も変化しやすいときといえますね。身体も宇宙ですから、体調も変化しやすく、いつも以上に気をつけて整えておきましょう、という教えとして豆まきのような習わしが続いているのだといえます。
私は占術の世界から季節の変化や暦に敏感になりましたが、きわだって気づいたのが、「兆し」への意識です。
春分という春のポイントは、まだ１ヶ月半ほど先ですのに、この立春の時期に「整えよう」とする意識設定があります。特に東洋はその意識が強いようです。
春があからさまに来てから整えるのでは「遅いのだ」という考えです。
兆しは予兆であり、予兆の予は「あらかじめ」の意であり、「占」にも通じます。
さて、本日は久しぶりの日記更新となりました。
実は今週、いったんおさまったかに思えた咳がまだ勢力を盛り返し、一日中咳込む日々が続きました。風邪や感染ではなくアレルギー性の咳らしいのですが、ほとんど一睡もできない日が続き、どうにもならぬ症状に、
「こんな自分、もうやだ （＠＿＠）」
と 久しぶりにめげました。
ところが、仕事は絶好調でぜんぜんへこたれないんですよね。身体が絶不調なのにこういうときに限って判断力が冴え成果がでて、おまけに評価される・・・妙な現象です（大笑）。単にワーカホリックなのかもしれません。ハイ、お仕事大好きです。
というわけで、ここ数日の私は鬼はらいというより、咳と咳はらいの一日でした。 はぁ。
きっと、一生分の咳をして邪気をはらったに違いないっ（笑）
おかげさまで今朝から本当に回復してまいりました。
普通に呼吸ができる状態に心から感謝している本日、立春です（涙）。
と、体調が思わしくなかった自分を顧みつつ、春に向け心身ともにきちんと整えなきゃ。
そんな気持ちで今日の日記更新です。
あ、最後に。・・・私、鬼は結構好きです。私にとって鬼は境界線にいる門番役のおじさんです。オニおじさんとはね、コワイコワイと言わないで、上手に付き合うのがコツなんです。
今日の神戸は、明るい日差しが「ポカポカ♪」と ささやいているような陽気です。
ヘルメスの丘 伊野華絵（いのはなえ）
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