源流へ | ヘルメスの丘 ~In Tune with Hermes~

ヘルメスの丘 ~In Tune with Hermes~

伊野華絵(いのはなえ)の世界へようこそ。
ヘルメス(水星)が誘う、人生を楽しむ術。

突然ですが、これは何と読むでしょう? 

 

<Photo #01>  

ある漢字の元となっている「甲骨文字」です。

 

 

・・・難しい?

それでは少し、現代の文字に近づいてみましょうか。

 

 

<Photo #02>   

これは何と読むでしょう? 上記の#01と同じ意味を表している文字です。

 

 

むむ? まだチョット難しい・・・? 

 

 

<Photo #3>  

それでは、こちらではいかがでしょう? 

さらに現代文字に近づきました。もちろん、同じ意味を表現しています。

 

 

ふふふ。ここで気づく人が増えそうですね~。

 

 

<Photo #04>  

さらに、今に近づきます。もうおわかりですね?

 

 

 

<Photo #05>  

おわかりになったかと思いますが、もう少し続けますね。次はこちら。

 

 

 

<Photo #06>  

そして次にこちら。

 

 

そしてこちらで最後です。

 

<Photo #07>  

「馬」という漢字の『楷書』文字です。

 

 

昨日私がいた場所は、もはや私にとってはお決まりの「京都」 でした。

が、いつもとは少し趣が異なり、町散策・神社仏閣参拝ではなく以下を訪れていました。

 

それは、八坂さん(八坂神社)近くにある

 

漢字ミュージアム(Japan Kanji Museum & Library)

http://www.kanjimuseum.kyoto/

 

昨日は、館内で開催されたワークショップ・「古代文字を書こう」 に参加したのです。

一日限りの内容であり、先日ふとHPにアクセスしたところ偶然みつけたイベントでした。

 

上記の写真は、講師をされたの先生(大阪教育大学特任准教授・張 莉さん)がワークショップ中に書いてくださったお手本の書です(※ご本人の許可を得て掲載しています)

 

ワークショップの目的は、

 

「古代の漢字を実際に筆で書き、時代によって同じ字であっても形が違いその違いの面白さに触れてみましょう」

 

というものでした。

 

久しぶりに筆を握りました。子供の頃は、習字に親しんでいましたが10代のころで辞めてしまい、大人になってからはもっぱら筆ペンで写経をするぐらいでしたので、とてもなつかしい感覚が蘇りました。

 

受講者は墨は使わず、「水書き習字」というスタイルでしたが(現代は便利なものがありますね)、予想以上に充実した時間でした。

 

実際に、上記の写真の7文字を先生と一緒に書いてみたのです。

 

7文字を少し説明しますと、これは「」という漢字の歴史的変遷です。

 

Photo#1→Photo#7 と変遷しているといわれています。

 

1. 甲骨文字(こうこつもじ)

2. 金文(きんぶん)

3. 篆書(てんしょ)

4. 隷書(れいしょ)

5. 草書(そうしょ)

6. 行書(ぎょうしょ)

7. 楷書(かいしょ)

 

ワークショップでは、7の楷書から書き始め、どんどん源流へと戻ってゆきました。

・・・これがですねえ、最高によかった。本当に(^-^)

 

1や2になると、書き順はなくなり、先生も

 

「文字というより絵を描くように」

 

とおっしゃっていました。

 

そして、わたしが "はしゃぎながら" 書いたのがこちら。水書きなのですぐ消えてしまうために霞んでいますが・・・なんですかね~、これ。(大笑)。 

 

でも、最高に楽しかったのです!

 

 

ワークショップを通して、深く、面白い気づきは他にも多々ありました。

 

やっぱり京都は私にとって、ヘルメス(=水星)との絶好の遊び場なのだなあ、と改めて思った土曜日でした。

 

この続きはまた明日。

 

それではみなさま、楽しい日曜日を!

 

ヘルメスの丘 伊野華絵(いのはなえ)

http://inohanae.world.coocan.jp/