「氷点」内藤洋子 卒業式のシーン 1966年
1966年。昭和41年。戦後たった20年。
昭和30年代は日本教育界の新時代であり、様々な授業改革が進められていたという時代背景がある。
実は、この時代に開発された授業方法が今でも引き継がれ、しかも20代の若手教員ですら、ほおっておけば無意識のうちに、この時代の授業方法をしてしまうということを私は感じている。
しかし、この動画に出てくる中学3年生、陽子さんの卒業式答辞場面のスピーチは、このくらいのスピーチができる中学生が日本には普通にいたことを象徴しているように思う。
くだらない娯楽のなかった時代のドラマである。今の町会長さんや商店街長さんという世代の方々が、青春時代を過ごしていた時代のドラマである。このような答辞スピーチに現代の私たちも学ぶ点はたくさんあるはずである。
その後、たくさんの学校ドラマはあったが、そのたびに児童生徒のセリフは、人々の心を打ってきた。
さて、2022年の今、人々の心を打つ子供の言葉とは、どのような内容になるのでしょうか?
夏休み猛練習の後半2日目。参加児童数は24名と、夏休み中の最高人数となりました。嬉しいことです。
9月上旬の「大田区小学生秋季バレーボール大会」に向けて、チームフォーメーションを作る練習に入っています。基本的な技術が不十分なので、フォーメーションで欠点を補おうという試みです。残念ですが、それも大会までには間に合いません。ということは秋季大会は通過点として、試合の結果を求めるよりも、練習したことを出せるかどうかで評価すべきだと思っています。
フォーメーション練習に入るということは、6名のレギュラーを固定させなくてはなりません。5,6年生で男子5名、女子4名、計9名いるチームですから、3名はレギュラーから外れます。実はその子たちのモチベーションをどう保っていくかということで、今日の私の指導の半分のエネルギーが費やされていたのです。予想通り、レギュラーから外された子の一人は、早くも「自分は落とされた」という意味のつぶやきをしていました。このような誰にも聞こえないようなひと言を聞き逃さないことが、子供たちのモチベーションを保つことにつながるのです。「落とされた」と思っている子にも次への希望を感じさせながら、そして、レギュラーに選ばれた子にも、そこは決まったポジションではなく、いつでも交代できる準備ができているから、努力しないと席は無くなるという危機感を投げかける。そうしたバランス采配をしていかないと、部員数の多い矢口タートルズのようなチームは手抜きをする子が増えてしまいます。
このようなことは、事前に考えているように思えるでしょうが、実は、その場で感じて、その場の直感で一瞬のうちに答えを導き出していることが多いです。私が関わってきた脳科学を研究する方々からは、「直感とは最高の論理的思考力だ」と言われています。私は自分自身の直感を信じています。今日も、高学年、4年生、3年生に分けて、未来のチーム図を伝えた場面があったのですが、最近の練習のねらいである「高学年のチーム作り」を続けるためには、下級生のモチベーションも高く保ち続けないと練習効率が下がるので、遠い未来の目指す姿を考えさせたわけです。
そろそろ2学期のスタートを感じる季節になりました。
順調にチーム作りが進んでいる「矢口タートルズ」の状況を考えると、さらなる部員増加が考えられます。
もし、保護者の方々で、監督業をしてみたい希望があれば、4年生チームや1~3年生チームの指導を任せたいと思っていますので、どうぞ井上にご相談ください。
9月上旬の「大田区小学生秋季バレーボール大会」に向けて、チームフォーメーションを作る練習に入っています。基本的な技術が不十分なので、フォーメーションで欠点を補おうという試みです。残念ですが、それも大会までには間に合いません。ということは秋季大会は通過点として、試合の結果を求めるよりも、練習したことを出せるかどうかで評価すべきだと思っています。
フォーメーション練習に入るということは、6名のレギュラーを固定させなくてはなりません。5,6年生で男子5名、女子4名、計9名いるチームですから、3名はレギュラーから外れます。実はその子たちのモチベーションをどう保っていくかということで、今日の私の指導の半分のエネルギーが費やされていたのです。予想通り、レギュラーから外された子の一人は、早くも「自分は落とされた」という意味のつぶやきをしていました。このような誰にも聞こえないようなひと言を聞き逃さないことが、子供たちのモチベーションを保つことにつながるのです。「落とされた」と思っている子にも次への希望を感じさせながら、そして、レギュラーに選ばれた子にも、そこは決まったポジションではなく、いつでも交代できる準備ができているから、努力しないと席は無くなるという危機感を投げかける。そうしたバランス采配をしていかないと、部員数の多い矢口タートルズのようなチームは手抜きをする子が増えてしまいます。
このようなことは、事前に考えているように思えるでしょうが、実は、その場で感じて、その場の直感で一瞬のうちに答えを導き出していることが多いです。私が関わってきた脳科学を研究する方々からは、「直感とは最高の論理的思考力だ」と言われています。私は自分自身の直感を信じています。今日も、高学年、4年生、3年生に分けて、未来のチーム図を伝えた場面があったのですが、最近の練習のねらいである「高学年のチーム作り」を続けるためには、下級生のモチベーションも高く保ち続けないと練習効率が下がるので、遠い未来の目指す姿を考えさせたわけです。
そろそろ2学期のスタートを感じる季節になりました。
順調にチーム作りが進んでいる「矢口タートルズ」の状況を考えると、さらなる部員増加が考えられます。
もし、保護者の方々で、監督業をしてみたい希望があれば、4年生チームや1~3年生チームの指導を任せたいと思っていますので、どうぞ井上にご相談ください。

新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、夏休み前半練習のうち最後の4回を中止し、感染拡大を抑えるように配慮した我がチームでした。そのかいあってか、練習再開した今日参加した子供たちは、新型コロナウイルス感染症の影響を受けることなく、元気に練習参加できました。
練習を中止していた期間に、小学校と高等学校の教育連携の象徴として、地元の東京都立六郷工科高等学校に作成していただいた「応援横断幕」ができあがりましたので、今日はそのお披露目となりました。写真のような応援横断幕となりました。子供たちの試合出場のたびに、この横断幕の下で戦うことになります。下の部分には、「矢口小PTA親子バレーボール同好会」と「制作協力/東京都立六郷工科高等学校」という文字が入っていますので、他チームでも気付く方々は「小学生バレーボールの横断幕なのに、どうしてPTAや高校の名前が入っているのかな???」と疑問に感じることでしょう。それが大きなねらいでもあります。
矢口タートルズVCは、校長の私が指導しているチームとなりますので、ある面、学校を代表する小学生スポーツチームということになります。今回の応援横断幕の作成にあたっては、東京都立六郷工科高等学校の経営目標のひとつである、「地域連携の推進」があります。
(地域企業等との連携について、全校で推進・充実地域社会や企業等との連携を推進し、地域の産業を支える人材の素地を育成します。 ・・・東京都教育委員会サイトより引用)
このことに関連して、高等学校に進学していく大田区の中学生だけでなく、小学生段階から「六校工科高等学校」という名前や学校の特色を伝えていくことで、ものづくりに興味の高い子供たちを適切な進路に導いていけるという目的があります。
一方、我が校は、大田区の教育研究推進校として、「ものづくり」を主体にした「未来の大田区づくり」を課題とする学習形態を開拓中で、地元の企業、各種団体、ボランティア団体、中学校や高等学校、専門学校など、連携できる団体とは積極的につながりを太くしていくことを大きな課題としています。
こうした双方向のねらいをマッチさせることで、高等学校の宣伝にはなるし、小学校の子供たちの育成に役立つし、これにかかわる保護者の皆さんの、工科高等学校に対する知識を増やしていただければ、全員WINの状態になるのです。さらには、このような応援横断幕を掲げることで、前述の通り、
「どうして小学生バレーボールの横断幕に、六郷工科高等学校の名前が入っているの?」
という話題になれば、待ってましたで、
「両校の校長先生の間で、これまでにない小学校と高等学校の教育連携を創ることができないかと話した結果、ならば矢口のPTA親子バレーボール同好会という、これまでにない活動をしているチームの横断幕を作っていただくことによって、試合に出るたびに六郷工科高等学校の宣伝になるだろうからとお願いをしたわけです。」
と説明すれば、両校WIN-WINの関係になるはずです。
この応援横断幕は、9月上旬に予定している「大田区小学生秋季バレーボール大会」で、公式戦デビューをする予定です。これまでの卒業生たちは、他チームの立派な横断幕を見て、「どうして矢口タートルズだけ横断幕がないの?」とつぶやいていたようです。この問題はこれにて解決です。あとは試合に向けて、子供たちの力を少しでも高め、ひとつでも多く勝てるようにしていきます。
「氷点」 第1回
1966年(昭和41年)にテレビドラマとなった、三浦綾子さん原作の「氷点」に、この夏は完全にはまっていました。
本も読みました。
このような現実は、身近には起きないと思いながらも、様々な葛藤場面に、共感なのか、反論なのか、自分でも分からないような感覚をもちながら、キリスト教的な人間の心の底にある「原罪」がもたらす苦しみと、それを乗り越えていくことの難しさを見つめる機会となりました。
この半年ほど、三浦綾子さんの著作を続けて読んでいます。ごく普通の生活を表現していく登場人物を表現していく中で、突如としてふりかかる自然災害や人的災害に、いっぺんに振り回される人の人生というものを考えさせられる作品が多いのです。
1966年(昭和41年)にテレビドラマとなった、三浦綾子さん原作の「氷点」に、この夏は完全にはまっていました。
本も読みました。
このような現実は、身近には起きないと思いながらも、様々な葛藤場面に、共感なのか、反論なのか、自分でも分からないような感覚をもちながら、キリスト教的な人間の心の底にある「原罪」がもたらす苦しみと、それを乗り越えていくことの難しさを見つめる機会となりました。
この半年ほど、三浦綾子さんの著作を続けて読んでいます。ごく普通の生活を表現していく登場人物を表現していく中で、突如としてふりかかる自然災害や人的災害に、いっぺんに振り回される人の人生というものを考えさせられる作品が多いのです。

写真画像は、今日、東京都立六郷工科高等学校からいただいた子供たちの応援用の横断幕です。業者に注文するのではなく、このように地元の都立工科高校と協働して、「地元の子供のために」できることをする。この小学校と高等学校の連携は、これまでの教育界にはなかった、新しい可能性の扉を開いたと確信しています。この後、我が校は5年生が社会科見学の位置づけで、六郷工科高等学校の学校見学を行う予定です。私はこの見学については、キャリア教育としても大変重要な意味があると思っています。こうした教育マネジメントをすることは、世間的には行き詰った感のある教育界に、一石を投じていく意味合いがあると思っています。「目の前の壁は、避けるのではなく、破るためにある」・・・これが私自身の高校生時代からの信念です。
なぜ、六郷工科高等学校が我がチームの横断幕を作成してくださったかという理由を、小学校側の視点と工科高等学校からの視点で、細かく書き残しておきます。
【小学校の立場として】赤字が重要ポイント
☆自治体の教育研究推進校(教育界では、いわゆるパイロット校)として、「(仮)未来づくり科」という小学校の新教科創設をするための開発をしているため、自治体の特色である「ものづくり」を得意とする高等学校との連携は必須である。
☆新教科「(仮)未来づくり科」は自治体内にある諸団体との教育連携を強化するねらいがある。
☆研究推進校としては、多様な連携をできるだけたくさん開拓することを任されている。
☆小学校として、PTA親子バレーボール同好会という新しい活動形態を始め、その成果をもってPTA活動への新たな提案をしようと計画している。そのことについての大きなバックボーンとなる。
☆小学校と高等学校の連携という、今までになかった教育活動についてマネジメントすることは、日本全国の学校教育に新しい流れを生み出すことができる可能性がある。
【六郷工科高等学校の立場として】
※東京都教育委員会「Society5.0を支える工業高校の実現に向けた戦略プロジェクト Next Kogyo START Project」より抜粋
☆これからの時代の工科高校を発展させるために、 STEAMのAの範囲を芸術、文化のみならず、生活・経済・法律・政治・倫理等を含めた広い範囲で定義して推進すること、教科等横断的な視点から教育課程を編成し、地域や関係機関と連携・協働しつつ、生徒や地域の実態にあった探究学習を充実していくことなどが重要となっている。
☆ 新しい知識・技術が短期間で絶え間なく生み出されていくため、生徒が将来にわたり学び続けていくための礎を築く必要がある。生徒が好奇心をもって主体的に取り組むことや、“ものづくりの楽しさ”を実感しながら、「考える力」「学び続ける力」などのヒューマンスキル等を身に付けることが肝要である。
☆技術が高度化・多様化し、一人であらゆることに対処することが困難であるため、チームで協働して課題に向き合う姿勢が求められる。
☆地域に親しまれ、“遊びに行ける工業高校”になるよう、地域の人々が気軽にものづくりや学校等の相談ができるよう、「校門をくぐりにくい雰囲気」を払拭する。
☆工業高校の魅力を伝える動画や生徒が参加する取組などを小・中学校や企業などに幅広く発信する。
☆都立工科高校の目指す人材像「科学技術等が進化する中、ものづくりや技術の進歩を楽しむとともに、人のためになる創造的な活動で課題を解決しようとしたり、新しい価値を生み出そうとしたりする人材」
つまり両校の関係は、「win-win」の関係になるのです。
非常に専門的な学習を行っている都立工科高校と小学校の連携は、小学生の学習へのモチベーションを高めることにもつながりますし、小学校段階で「工科高校で学べること」を知識として得ることは、子供の進路を考える上でも、大きな力となると思います。
六郷工科高等学校の生徒さんの学習場面を参観して、最も感じることは何か?
それは、生徒さんたちが「自分の学びたいことを楽しく学んでいる」という姿が見られることです。
そして、そのこと以上に感心したことは、「日本一あいさつができる高校生」がいる学校だということです。
なぜそうなるのでしょうか?
それは、高校在学時代に様々な企業様とふれあう機会がたくさんあり、各企業様の社長さんをはじめ、社会で活躍している方々が、あたりまえにあいさつしていることを目の当たりにできる学習環境にあるからです。
これからの「Society5.0時代」を生きていく進路として、ものづくりが好きな子供たちは、工科高校を選択するのも良い生きる道筋なのではないかと思います。
今日の練習をしてきた午前中の外の天候は、子供たちにとって恐ろしいものでした。なぜなら雷の音がたびたび轟き、そのたびに苦手な子供たちは、心をドキドキさせ、バレーボールどころではなくなる様子だったからです。
我ながら笑ってしまったのは、部内練習試合をしていた時に、私が、
「試合を始める前に言っておくけど、これからものすごい雷が鳴ります。でも体育館は安全です。危険はないから安心してね。」
と言った直後に、ものすごい雷がドドーンと鳴った場面でした。たまたまタイミングがあっただけだと思いますが、我ながらあまりにもタイミングが良すぎたので、
(ほぉ、雷まであやつれるようになったか。)
と自画自賛していました。
新型コロナ感染対応などにより、練習参加者が15名と、いつもより少なかったこともあり、今日の練習メニューを大きく変えました。一人アンダーと一人オーバーを100回できた子を相手に、まだできていない子たちを教える対人パス練習を入れました。一人で練習するよりも、相手がいることで、集中力が高まります。今日くらいの人数だった場合、私はこの練習を入れることが多いです。
この15人を、5,6年生主体のチーム 対 3,4年生主体のチームで練習試合を4セット行いました。結果は3,4年生主体チームの3勝1敗となりました。勝敗よりも、この夏休み猛練習をしてきた結果として、
(1)サーブが良くなった。
(2)かんたんにボールを落とさなくなった。
という成果が見られました。
我ながら笑ってしまったのは、部内練習試合をしていた時に、私が、
「試合を始める前に言っておくけど、これからものすごい雷が鳴ります。でも体育館は安全です。危険はないから安心してね。」
と言った直後に、ものすごい雷がドドーンと鳴った場面でした。たまたまタイミングがあっただけだと思いますが、我ながらあまりにもタイミングが良すぎたので、
(ほぉ、雷まであやつれるようになったか。)
と自画自賛していました。
新型コロナ感染対応などにより、練習参加者が15名と、いつもより少なかったこともあり、今日の練習メニューを大きく変えました。一人アンダーと一人オーバーを100回できた子を相手に、まだできていない子たちを教える対人パス練習を入れました。一人で練習するよりも、相手がいることで、集中力が高まります。今日くらいの人数だった場合、私はこの練習を入れることが多いです。
この15人を、5,6年生主体のチーム 対 3,4年生主体のチームで練習試合を4セット行いました。結果は3,4年生主体チームの3勝1敗となりました。勝敗よりも、この夏休み猛練習をしてきた結果として、
(1)サーブが良くなった。
(2)かんたんにボールを落とさなくなった。
という成果が見られました。
昨日のバレーボール教室はお楽しみ会的イメージで、楽しさ優先で活動しました。子供たちの話によると、3年生の女子が「バレーボール部に入りたい」と言っていたようです。3年生チームが増えてきそうですね。
さて、今日から猛練習第2ステップに入りました。第1ステップとは練習内容が変わっています。4年生以上は私が指導を担当し、少し強めのボールを出すようにしています。このチームではあまり指導しなかった「ディグレシーブ」の練習にも入りました。今日のような練習がお盆前まで続きます。強いボール、速いボールに慣れていくことで、公式戦に出た時の粘り強さがちがってきます。今日、大会開催の調整連絡があり、9月中に大田区秋季大会を行うことになりそうなので、この大会のまずは1勝を目指して練習しましょう。
私からきびしい言葉かけをされている子が何人かいます。練習最後のミーティングで次のように話しました。
「私から厳しい言葉をかけられている子がいると思うけれども、その理由は、今のタイミングでしっかりと技術を伸ばすことができれば、これからいっぺんに成長できるところにきている子に、厳しく指導しています。だから『頭を使って考えろ』とか『どうしてほしくてそんなパスを出したのか?』などと言われている子は、今がチャンスと思うことが大事です。反対に、あまり厳しい言葉を言われていない子は、自分はまだまだなんだなと思って、私の向かってくるような練習態度を見せるべきです。」
4年生男子のS.Y君は、練習ノートに「自分が一番声を出して練習する」といつも書いてきます。その通りで、毎日の声出しで声がかれてしまい、今日は演歌歌手のような声で練習していました。これはすばらしいことです。自分でノートに書いて通り、だれに言われるでもなく、声を出して練習してきたからこそ、のどの調子がおかしくなったのです。
「おもいきり声を出しなさい」と指導しても、なぜか出せない子もいます。それはふだんから大きな声を出した経験がないからです。バレーボールはそれでは通用しません。矢口タートルズ練習訓「いつも元気に声を出し笑顔でバレーを楽しむこと」の通りにやらなくてはなりません。各家庭の宿題として、練習訓を暗唱できるようにしていただけるとありがたいです。
【矢口タートルズ練習訓】
一 あいさつと、感謝の気持ちを、つねに忘れないこと
一 いつも元気に声を出し、笑顔でバレーを楽しむこと
一 全力、集中、励まし、ぜったいにあきらめない人間力をきたえること
さて、今日から猛練習第2ステップに入りました。第1ステップとは練習内容が変わっています。4年生以上は私が指導を担当し、少し強めのボールを出すようにしています。このチームではあまり指導しなかった「ディグレシーブ」の練習にも入りました。今日のような練習がお盆前まで続きます。強いボール、速いボールに慣れていくことで、公式戦に出た時の粘り強さがちがってきます。今日、大会開催の調整連絡があり、9月中に大田区秋季大会を行うことになりそうなので、この大会のまずは1勝を目指して練習しましょう。
私からきびしい言葉かけをされている子が何人かいます。練習最後のミーティングで次のように話しました。
「私から厳しい言葉をかけられている子がいると思うけれども、その理由は、今のタイミングでしっかりと技術を伸ばすことができれば、これからいっぺんに成長できるところにきている子に、厳しく指導しています。だから『頭を使って考えろ』とか『どうしてほしくてそんなパスを出したのか?』などと言われている子は、今がチャンスと思うことが大事です。反対に、あまり厳しい言葉を言われていない子は、自分はまだまだなんだなと思って、私の向かってくるような練習態度を見せるべきです。」
4年生男子のS.Y君は、練習ノートに「自分が一番声を出して練習する」といつも書いてきます。その通りで、毎日の声出しで声がかれてしまい、今日は演歌歌手のような声で練習していました。これはすばらしいことです。自分でノートに書いて通り、だれに言われるでもなく、声を出して練習してきたからこそ、のどの調子がおかしくなったのです。
「おもいきり声を出しなさい」と指導しても、なぜか出せない子もいます。それはふだんから大きな声を出した経験がないからです。バレーボールはそれでは通用しません。矢口タートルズ練習訓「いつも元気に声を出し笑顔でバレーを楽しむこと」の通りにやらなくてはなりません。各家庭の宿題として、練習訓を暗唱できるようにしていただけるとありがたいです。
【矢口タートルズ練習訓】
一 あいさつと、感謝の気持ちを、つねに忘れないこと
一 いつも元気に声を出し、笑顔でバレーを楽しむこと
一 全力、集中、励まし、ぜったいにあきらめない人間力をきたえること
第35回全日本バレーボール小学生大会(混合)決勝戦
ピンクのユニホーム、京都の陵ヶ岡チームは全国大会の常連です。
YouTubeで見るをクリックするとみることができます。
ピンクのユニホーム、京都の陵ヶ岡チームは全国大会の常連です。
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写真をご覧ください。体育館、所せましとたくさんの子供たちがバレーボールを楽しみました。その人数39人。今の時代、こんなに大人数の練習場面を見ることができる小学生バレーボーチームがどこにあるでしょうか。
私が校長を務める学校は、夏休み中に「サマーワークショップ」という、地域のボランティアの方々による体験学習が行われています。ワークショップの例をいくつかあげれば、ドミノ倒し、麦茶作り、茶道教室、ファイナンシャル教室、読書教室、科学教室、タイル細工教室、ドッジボール教室、野球教室、サッカー教室、バスケットボール教室など、30ショップを超えるにぎわいを見せています。どのショップも申し込みが多く、定員オーバーして、抽選の末、子供たちが参加しているくらいに活発に取り組んでいます。このような流れを創設してくださったのは、平成12~14年に第26代校長を務めていらっしゃった「総合的な学習の時間」や「学校マネジメント」で著名な清水一豊先生です。今日のバレーボール教室は、私の所持している日本スポーツ協会公認「バレーボール指導員」の資格を生かしたワークショップの形式をとっています。
矢口タートルズの部員は、1年4人、2年1人、3年5人、4年5人、5年6人、6年2人の計23人参加。今日の体験メンバーは16人いたので、全部で39人という大人数となったわけです。
今日の指導のねらいとしては、
(1)タートルズ部員は、体験で来ている子たちに、ていねいに教えることで、自分たちが身に付けてきたバレーボール技術のレベルが高いことをふりかえり、自分たちの努力がまちがいないことを確かめる。
(2)体験で来ている子たちに、ていねいに教えることで、バレーボールの楽しさを伝えられる力を高める。
(3)体験で来ている子たちは、バレーボールは楽しいスポーツであることを味わい、体育のソフトバレーボールの授業を楽しみに思う気持ちをもたせる。
(4)体験できている子は、状況が許すならば、矢口タートルズに入部したい気持ちを高める。
前半はラダートレーニングを含めた基礎的な練習を行い、後半は4チームに分けてトーナメント試合を行うことで、ラリーの楽しさを知るという流れにしました。日ごろから、サッカー等のスポーツをしている子供たちは、さすがにボール慣れしていて、サーブ練習の1本目から、フローターサーブを入れてしまう高学年もいました。
実は以前にも書きましたが、私は本校2年生全体の体力訓練が重要課題だと思っていまして、今日の2年生の様子を見ていても、(やはりそうだ、様々な経験が圧倒的に不足している、多くの子がバレーボール部に入って、神経系の運動訓練をたくさんしないと大変なことになる。)と強く感じました。参加数も少ないですよね。そのことじたいが課題の大きさを象徴しているのです。2年生学年は子供も保護者も一緒に運動をするべきだと、あらためて主張しておきます。根拠となるのはこの本です。

明日から夏季猛練習第2ステージに入ります。
4年生以上は、かなりしぼりこむつもりです。
一気にレベルアップさせることを目標として指導していきます。
夏季猛練習の8日目となりました。三分の一が終わり、次のステージへ進みます。全21回の練習を行う中で、例年通り、参加数上位3人までに監督賞をプレゼントすることにしています。今のところ、休みなしの子たちが10人もいます。
来週は8月になりますから、この10人から少しずつ人数が減り、たぶん3人にしぼられると予想しています。しかし、この予想がはずれて、たくさんの全出席の子が出れば、その子たち全員に監督証をあげます。
今日も新しい練習を入れました。
チャンスボールをセッターポジションにいる子にパスして、その子がレフトやライトに固定したボールかごの中にトスを入れるという練習です。
少しずつバレーボールのラリーの中のプレーを練習に入れているつもりです。
まだまだプレーがあまい子供たちですが、8月中には見ちがえるくらいに育てるつもりです。
来週は8月になりますから、この10人から少しずつ人数が減り、たぶん3人にしぼられると予想しています。しかし、この予想がはずれて、たくさんの全出席の子が出れば、その子たち全員に監督証をあげます。
今日も新しい練習を入れました。
チャンスボールをセッターポジションにいる子にパスして、その子がレフトやライトに固定したボールかごの中にトスを入れるという練習です。
少しずつバレーボールのラリーの中のプレーを練習に入れているつもりです。
まだまだプレーがあまい子供たちですが、8月中には見ちがえるくらいに育てるつもりです。