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一歩一歩 前に前に(小学生バレーボールチーム 矢口タートルズVC)

このブログは小学生バレーボールチーム「矢口タートルズVC」の情報と、小学校教育に関する情報を発信しています。

3月3日(日)有明コロシアム。東京グレートベアーズのホームゲーム。会場をうめた観客の人数が8749人と、Vリーグの新記録を達成しました。

この歴史的1ページに、選手たちとコートで記念撮影をする「ウェルカムキッズ」を承った矢口タートルズの子供たち。それを写真で見てみましょう。


りんかい線国際展示場駅から徒歩で有明コロシアムに向かう


有明コロシアムの中に入ります
特別席です


ウェルカムキッズをするために、東京グレートベアーズのユニホームを着ます


ハンドクラップしながら入場する練習をしました


次に記念撮影の練習です
堺ブレイザーズの選手たちといっしょに記念撮影なので、「さかい~ ブレイザーズ!」のかけ声でポーズしました


最後に私が選手役になって、ハイタッチをして退場する練習です


こうして本番をむかえ、約8700人の観客の前でウェルカムキッズを行いました


試合前の演奏に来ていた東京スカパラダイスオーケストラを目の前で見ることができるくらいの最前列に座らせていただきました。


【東京GB公式】MAPPA × 東京スカパラダイスオーケストラによるグレベアオープニングアニメーション

東京グレートベアーズの応援歌です
会場の大型モニターでも流されていました

大型モニターといえば、矢口タートルズの子供たちをたくさん映してもらって、みんなで大いに喜んでいました。
久保田早紀 ♪ 異邦人/19800228


この久保田早紀さんの「異邦人」が偶然、Youtubeで流れてきて思い出した。22歳で私が教員になって2年たったころだっただろうか。地元、東海道品川宿の商店街はずれにあった喫茶店に休みに行った時、小中学校時代の同級生に出くわした。彼は光一君という名前だった。小中学校時代から素行はけっして良いとはいえなかった彼は、20代のそのころ、ヤクザ的な立場で地元では幅をきかせていたようだ。先に喫茶店にいた私に気付いた彼は、気軽に話しかけてきた。彼は中学生時代に久保田早紀の大ファンだったのだ。
「いのビーじゃん、久しぶりだな。」(私は小中学校時代、あだなでいのビーと言われていた。)
いろいろと話している中で、私が教員になった話題になった。それを知った光一君は、懐かしそうにこう言った。
「おれ、学校時代には、給食が大好きだったんだよな。いのビー、先生になったんなら、一度でいいから給食を食べさせてくれないかな。」
私は、彼のそんな小さな望みを叶えてあげたいと思ったが、残念ながら若手一教員の立場ではどうにもできなかった。その残念な思いが今でも心に刻まれているのだ。今なら光一君の思いも叶えてあげられるのに。彼はどうしているのだろうか。ヤクザ的な立場になっても良き思い出として私に語ってくれる給食の存在。きっと60代近くになった今、もしも彼に会ったとしてもきっと、「食べさせてくれよ。」と頼まれるだろう。
【東京GB公式】2023/3/4-5 有明ホームゲーム


1年前の有明コロシアムの様子です。
今回は、これ以上の観客の前に、子供たちは立ちます。
ちなみに、試合前ライブは「東京スカパラダイスオーケストラ」が出演予定です。
【安心感ハンパない】伊藤美誠監督!?の的確すぎるアドバイス


ベンチに帰った試合をしている選手に、味方選手たちが笑顔で数々のアドバイスをしている場面が映ります。たとえばベンチに帰った平野選手に、味方選手たちが数々のアドバイスを笑顔でしている場面です。それに対して、平野選手も自分の考えを話しています。監督の渡辺さんは、それをうなずきながら認めているだけです。この姿を矢口タートルズの理想としたいと、今日は子供たちに指導しました。
世界卓球選手権の他の動画のセット間には、中国ベンチの様子を映しているものもありますが、監督の馬琳さんが話しているだけで、選手はだまって聞いています。これが今までのスポーツ指導のあり方だったと思いますが、それを変えたい。日本卓球チームのベンチのように、選手たちが語りに語り合う主体的な姿を、私は期待したいと思います。小学生には難しいということであきらめるのではなく、対話していくことを続けることによって、育てられるところまで育て切りたいと思います。

アドバイスをしたり、戦術を語り合うためには、バレーボールの知識をもっていないとできません。つまり、学ぶ努力も求めているということです。バレーボールの試合という体で実感できる課題があって、それを勝ち取るための「戦術的知識」と「技術目標」を考え続けることは、学校の教室以上の学びがあるのです。

今日の練習試合から、本格的に「対話」をさせる指導を始めましたが、子供たちは1日の最後の方には、かなり語り合えるように成長していきました。

【サーブ得点率】
1位 N.S 81.8%
2位 T.K 70.6%
3位 I.H 66.7%
4位 O.R 57.1%
5位 T.A 55.6%

【サーブ成功率】
1位 N.S 95.5%
2位 I.H 92.6%
3位 T.A 88.9%
4位 T.K 88.2%
5位 F.Y 84.6%

【サービスエース率】
1位 T.K 58.8%
2位 I.H 51.9%
3位 N.S 36.4%
4位 M.Y 33.3%
5位 N.A 22.2%

【スパイク成功率】
1位 T.H 66.7%
2位 I.H F.Y 60%
4位 N.A 50%
5位 T.K 40%

【総得点】
1位 I.H 30点
2位 N.S 18点
3位 F.Y 15点
4位 T.K 14点
5位 N.A 10点

第3戦
矢口タートルズ 2{22-20、16-21、15-9}1 矢口ティーチャーズ

矢口小のバレーボール部員と教員チームの第3回定期戦を行いました。
1セット目と3セット目はレギュラーチームの試合、2セット目は試合に出ていないメンバーの試合として3セット行いました。
結果としては、子供たちが勝ち、通算3連勝となりました。

第2戦(2023年2月) 矢口タートルズ 2{21-13、15-9}0 矢口ティーチャーズ
第1戦(2022年2月) 矢口タートルズ 2{21-18、19-21、15-9}1 矢口ティーチャーズ

バレーボールは特殊なスポーツであることが、この結果からも分かると思います。ボールを落とさない方が勝つのがバレーボールです。今回も、スパイクの決定数より、ミスによる点数獲得が勝利につながりました。

私は校長という立場なので、どちらに肩入れすることもできず、公認審判員としての職務を全うしました。
教育界での私の今の立場で60歳を超えると給与が30%減る。するととんでもないことがおこる。校長をするよりも、産休代替教員をした方が給与が上になるのだ。校長職は管理職手当が出るため、最終的にはかろうじて産休代替よりも手取りは多くなるが、それにしても職責の重さを考えたら、やっていられない気分ちなる。はっきり言って、担任をする自信はあるし、新時代の授業開拓をしていく意欲もあるので、給料の低い校長など、やっていられないとも思うことが毎日ある。


今の教員はブラック企業だと言われるが、それはどんな子供も、一気に成長させる指導能力・技術があれば負担はそれほどなく、限りなくホワイト企業だと言える。教育技術、事務技術という引き出しが数多くあるということは、それだけ自分の仕事を楽にする。

このような話を教育界で私がすると、同世代の教員たちからは、あなたは元気だねと必ず言われる。そう、元気だから土日もなくバレーボール指導をしているわけです。

教員としての仕事を加速化するために、速読技術も身につけました。熟読しなくても文章理解できる技術も身につけました。問題解決の手法も様々に身につけました。

これまで勤務してきた学校の保護者の方からは、「あなたは授業をしてなんぼの教員でしょう。授業をしない管理職をいつまでやっているの?」と言われます。私自身もそう思います。


今後、どのように生きていくか。
いつのまにか、そういうことを考えなくてはいけない時期に入りました。
保護者の皆様には今日も応援いただきありがとうございました。
都大会に向けての厳しい予選会が敗退で終わり、明日から次のステップに進みます。

昨日から、これはまずいなぁと思っていました。選手全員の調子が下がっていたのです。
矢口タートルズはブロックが機能しないため、サーブで勝負するしかないチームです。そのサーブが昨日から絶不調になっていました。1週間前はそうではなかったのに、水曜・木曜・金曜とたった3日間練習をしなかっただけで、まさかの1,2番手のサーブが入らなくなっていました。うちはこのサーブで勝ち上がってきたチームだったため、ここで点を取れなかったら勝ち目がありません。昨日の練習でも成功率は60~70%。これを修正することができず、今日を迎えてしまいました。

そのサーブの数値をお伝えすると、
【サーブ成功率】チーム 76.6%
1位 I.A 100%
2位 N.A 88.9%
3位 F.Y 87.5%
4位 N.S 85.7%
5位 I.H 70%
6位 T.H 55%

【サービスエース率】チーム 21.3%
1位 O.R 50%
2位 I.H 30%
3位 F.Y 25%
4位 N.A T.H 22.2%

【サーブ得点率】チーム 38,3%
1位 O.R 50%
2位 N.A 44.4%
3位 N.S 42.9%
4位 I.H 40%
5位 F.Y 37.5%
6位 T.H 33.3%

成功率1番手のサーブが70%、2番手のサーブが55%という数字は、新チームになってからの最低数値になります。
それでも小学生は日によって調子が変わることもあるため、今日は調子を取り戻してくれると期待していましたが、残念なことに昨日の不調を引きずって今日を迎えてしまいました。こうなるとベンチワークだけではどうすることもできず、昨日から私が心配していた通りの試合になってしまいました。
都大会を勝ち取る最終盤の試合では、「この1本」を取れるかどうかで勝敗が変わります。「この1本」をことごとくミスしてしまったのが今日の矢口タートルズです。


今思えば、昨日、試合練習などしないで、徹底的に調子を取り戻す練習をすべきだったと反省しています。
実はこのあたりに、「親子同好会」という組織形態をとっている欠点があることは事実です。「大人のアドバイス」「大人の声かけ」が多すぎて、課題を解決するために子供だけで苦しみながら考え出すという場面が極端に少なくなっています。子供たちは大人の言うことに従っていればよい状態が多い。そのため無意識のうちに「他人(大人)だより」になっているため、今日のような、子供同士の厳しい局面になると「無言」になるのです。「励まし合う」ことすらしなくなります。主体性がないといってもよいでしょう。

また、手加減をしてくれる大人チームを相手にしているため、どこかで「ゆるゆるの精神性」につかっていて、ここ一番の勝負場面でミスが出る。この教育大会では一次予選から、そんな「あまあまな」試合から抜け出すことができませんでした。

今後のことについて、大人メンバーの皆様にお願いするとすれば、明日から子供と試合をする機会がある場合は、本気モードで21-0を目標に相手をしてほしいということです。本気の大人チームを相手にして、子供たちが全勝するようになったら、子供が相手のチームに負けることはなくなるでしょう。


ところで私自身は、この3月で現職5年目を終わります。
通常、私の職責だと、「4年で他校に異動せよ」が一般的です。そんなことも視野に入れながら、チーム運営をしていただけるとありがたいと思っています。残留か異動か、どうなるかはまったく分かりません。しかし、父親が1月25日に亡くなったといいう私的な大変化もあって、2024年は公私ともに、いろいろと動きがある予感はしています。
薬師丸ひろ子 - セーラー服と機関銃 (Live)


薬師丸さんは私とまったく同じ世代。誕生日も2週間くらいしか違わない。しかも私たち世代が中学校の頃にあった、高校入試の第1学区が同じ。そして薬師丸さんは私の地元の八潮高校に通っていた。私は千代田区の九段高校という学校だったため、同じ学校にはならなかったが、運が良ければ同じ学校になったかもしれない。薬師丸さんの中学時代の同級生と高校で一緒だったり、八潮高校に行った中学の友達が薬師丸さんと一緒になったりして、とても身近に感じていた。

薬師丸さんが13歳で映画「野生の証明」でデビューして以来、45年以上もたったのですね。
13歳と言ったら、私は区の卓球大会中1の部でいきなり3位になって、小学生時代から卓球をしていた選手たちから「あれは誰だ?!」と波紋を投げていた頃だった。デビューと言っていいのかな(苦笑)

薬師丸さんのコンサートには、けっこう行っている。彼女の歌うすべての曲を知っているし、歌声を聞いていると中学高校時代のことを思い出して懐かしくなる。それにしても、もう還暦近いのに、その歌声は10代の頃と変わりないと言ってもよい。聞いていて本当に安心する歌声である。さすが合唱部出身だと思う。

さて、なぜこのようなことを記事にしたのかというと、「声」というものはとても大事だということを言いたかったからである。誰にも知られていないが、私自身も自分の声にこだわってトレーニングを積んできた。年齢が高くなっても、声の質が落ちないように精進してきた。毎週月曜日の全校朝会では、ボイスレコーダーで自分の語りを録音し、すぐにどんな声で話していたかを確認し、声質を維持できるように努力している。

仏教に「声、仏事をなす」という言葉がある。仏という存在は、説法をする内容よりも、声の質で人々を導くのだという説である。私の長い教員生活の本質がここにある。声質を保つために、19歳の頃から今までボイストレーニングを続けてきた。聞いていて心地よい声を出せるかどうかが私の勝負でもある。同じ内容の言葉を話しても、他の人よりも私の方が説得力があるという自信がある。

あるフランスのオペラ歌手が、80歳になっても、まるで30代のような声で歌える姿にふれたことがある。声は鍛えればいつまでも若さを保てるのだと思う。薬師丸ひろ子さんの声は今でも若い。それをお手本にして、私の声も、いつまでも若くありたいと強く願う。同級生だから。
危ない題名ですが、べつに危ないことをしているわけではありません。校長職をしている私は、校長室をも子供たちの憩いの場所にしようと、いろいろと工夫してきました。ある時は校長室廊下に机を出して、辻将棋を仕掛けたこともあります。廊下で対局をすることで、観客の子供たちも含めて、頭を使う休み時間になったはずです。

今は、いつの頃からか、6年生の女子たちが休み時間になると集まり始め、トランプゲームの大富豪をするトランプ女子会が始まりました。毎日休み時間になると、校長室のドアが勝手に開かれ、女子たちが、
「校長先生、やりますよ。」
と、トランプを配り始めます。私の仕事があろうがなかろうが関係ありません。参加しなかったり、他の用事で校長室開放をできないと、私は6年生女子たちに叱られます。そんなことで大富豪ゲームの勝負が始まります。校長は完全に6年生女子のお友達です。それが良いではありませんか。そんなことをしている校長は、世界中でも珍しいでしょう。

トランプ女子会をしながらも、女子ですから、いろいろな話をしてくれます。学級のこと、家のこと、クラスメイトのこと、先生たちのこと、不満に思っていることなど、それはそれは興味深い会話内容です。それをできるだけ表情を変えずに受け流すのが私の役目だと思っています。私は校長室女子会で語られたことは、絶対に誰にも話しませんが、学校運営の参考にはさせてもらっています。

普通、私のような校長のところに、思春期前期の女子たちが集まることはありえないと思いますが、好んで校長室に来てくれるので、ありがたく受け入れています。

そんなことを書いていて思い出しました。かつて30代の私は、学校の女子教員だけで企画する職場女子会(呑み会)に、毎回私だけ1人特別に、必ずお呼ばれしていたことがありました。あれは何だったのでしょう?私は無害?安心パイなのでしょうな

今日の校長室トランプ大富豪女子会は、私は大貧民に落ちてしまいました。大富豪になった女子は、満足気に授業に戻っていきました。ちくっしょう(笑)