週末の三次予選に向けての練習は、子供たちの熱が日に日に高まってはいます。技術的には昨日一気に伸びたと思えば、今日は元にもどるというように、大人たちを一喜一憂させますが、長期的な投資と同じように、長い目で見たらとても大きく成長していることは間違いありません。
教育大会男女混合予選のスコアを見てみると、安定した試合をしているチームは少なく、どのチームもセットによって調子の良し悪しが変わっていることが分かります。これが新チームの大会。だから教育大会というのかもしれません。
さあ、あとは日曜日に矢口っ子たちが絶好調になることを信じて、丁寧に指導をしていくのみです。
はじめに、今日これ、買っちゃいました。
セパレート掃除機MC-NS10K紹介動画【パナソニック公式】
夏のはじめに、あまり動けない父親の世話で大変な実家の母親に、使いやすい掃除機をと思って、すごく軽いコードレス掃除機をプレゼントしたのですが、ゴミパックの付け外しに迷ったあげく、掃除機を壊してしまったため、操作が単純な古い時代の掃除機の方がよいと判断し、私の家で使っていた掃除機をあげました。
そういう行動をする前に、電気店に行って、使いやすくて壊れない掃除機はないかなと探していた時に、私の目にとまったのが動画の掃除機です。これを私の家で使うことにしました。この掃除機、優れものです。掃除する気になった時に、すぐに手にすることができ、しかも終わったらすぐにゴミ回収をしてくれるシステム。がぜん掃除するモチベーションが高まりました。
難点は、充電100%しても、10~15分くらいしか動かないことかな。コード使用も併用できると、もっと便利かもしれません。
さて、チームの子供たちは、三次予選に向けて非常に高いモチベーションで練習をしています。
1回の練習で、新しい技術をたちまち身に付けてしまいます。1週間見ないと、まったく別チームに成長していくくらいに伸び続けています。私のバレーボール指導者経験の中でも、特筆すべき成長度合いです。私が指導している以上に子供たちが伸びている感覚があります。
昨日の練習では、「本気の大人チーム」との練習試合をしましたが、1セット目はサーブミスが半分に減らせたら勝っていた。2セット目はその意識が強くあったので、サーブミスがなく、とうとう大人チームに勝ちました。
三次予選も、その次の勝負も、真剣勝負ですからどうなるか分かりませんが、大きな目標に向けて、矢口っ子たちが挑戦するという一生の中でも数多くはない瞬間を、親子で心に刻んでいただければ幸いです。
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夏のはじめに、あまり動けない父親の世話で大変な実家の母親に、使いやすい掃除機をと思って、すごく軽いコードレス掃除機をプレゼントしたのですが、ゴミパックの付け外しに迷ったあげく、掃除機を壊してしまったため、操作が単純な古い時代の掃除機の方がよいと判断し、私の家で使っていた掃除機をあげました。
そういう行動をする前に、電気店に行って、使いやすくて壊れない掃除機はないかなと探していた時に、私の目にとまったのが動画の掃除機です。これを私の家で使うことにしました。この掃除機、優れものです。掃除する気になった時に、すぐに手にすることができ、しかも終わったらすぐにゴミ回収をしてくれるシステム。がぜん掃除するモチベーションが高まりました。
難点は、充電100%しても、10~15分くらいしか動かないことかな。コード使用も併用できると、もっと便利かもしれません。
さて、チームの子供たちは、三次予選に向けて非常に高いモチベーションで練習をしています。
1回の練習で、新しい技術をたちまち身に付けてしまいます。1週間見ないと、まったく別チームに成長していくくらいに伸び続けています。私のバレーボール指導者経験の中でも、特筆すべき成長度合いです。私が指導している以上に子供たちが伸びている感覚があります。
昨日の練習では、「本気の大人チーム」との練習試合をしましたが、1セット目はサーブミスが半分に減らせたら勝っていた。2セット目はその意識が強くあったので、サーブミスがなく、とうとう大人チームに勝ちました。
三次予選も、その次の勝負も、真剣勝負ですからどうなるか分かりませんが、大きな目標に向けて、矢口っ子たちが挑戦するという一生の中でも数多くはない瞬間を、親子で心に刻んでいただければ幸いです。

矢口タートルズ結成以来、子供たちのモチベーション(動機付け)高まったのは初めてでしょう。
正直、ここまで伸びるのかと指導者経験上、初めてと言っていい成長の仕方をしています。
矢口タートルズは、PTA親子バレーボール同好会という組織形態をとっています。そのため、これまでの小学生バレーボールチームにはない、「本気の大人チーム」との試合経験をすることができます。「本気の大人チーム」には、学生時代にバレーボールを経験してきた方もいらっしゃいます。そのため、大人チームを相手に、けっこうレベルの高い練習試合を日常的にすることができるというストロングポイントが矢口タートルズにはあります。
ミカサ杯教育大会三次予選を前にしている新チームは、今日も「本気の大人チーム」を相手にして、対等の試合をすることができました。サーブで数多く点を取ったり、高いブロックを前にしてワンタッチアウトを取れるスパイクを打ってみたり、人のいないところにフェイントやコース狙いのスパイクを打ったりして、対戦している大人チームの皆さんを、「ほぉ、すごいな」とうならせるゲーム運びをしていました。ミカサ杯教育大会にいどむにあたって、都大会出場を目標にするのではなく、東京都優勝をねらうことを目標にしましたので、そもそも意識レベルは最高レベルにある私たちの子供たち。都大会出場決定戦には、あと1週間あります。子供たちがどこまで成長するか、本当に楽しみになってきました。
ところで、モチベーションがあがりすぎて、子供たちが休憩を取らないことが多くありました。けっこう気にして、ケガにつながると思っていました。これを解決する手段に思いついたのが「3時のおやつタイム」です。今日は初めて「3時のおやつタイム」も取ってみました。おやつはミニドーナツ。これを食べたら当然、水を飲みたくなるに違いない。そうすれば、確実に水分補給、糖分補給、休憩が取れて、その後のパフォーマンスに影響が出るだろうと思ったのです。
土曜練習の「3時のおやつ」は、子供らしい笑顔が見れるので、私的に楽しみでもありますので、今後は子供たちの心がウキウキするようなおやつを探してみようと思います。
辰巳ジャンプが都大会によく出ていた頃、現在、私のもとで働いている現副校長は、辰巳地域の小学校教員として働いていたそうで、そのころのことを私に教えてくれました。「この子はなんて良い子なんだろうと思うと、必ずバレーボールをしている子だった。教員が監督をしているチームと聞いていた。まさかそれが井上先生だったとは。今さらながらなるほどと思いました。」ということです。
2010年から2015年ころに何度も都大会に出ていたのですが、目指す選手像として指導していた内容が次のことでした。
【辰巳ジャンプが目指す選手像】
(1)頭がいいこと
学校の成績は「オールA」をとるのが普通。すべての教科で手抜きしないで、「全校児童の模範」を目指す選手。思考力が高いこと。
(2)判断力・集中力が高いこと
バレーボールは一瞬の判断力が勝負の分かれ目になる。それを生み出すのが集中力である。辰巳ジャンプが最も嫌う選手は「ボー人間(ボーッとしていて、何も考えていない人間)」である。
(3)表現力が豊かなこと
辰巳ジャンプが最も得意としていることは「キャプテンを育てること」である。これまでの先輩たちは、辰巳ジャンプを卒業してから中学校や高校でキャプテン的な立場で頑張る子が多い。辰巳ジャンプの中で目立つ選手ではなかったのに、高校バレーでキャプテンとしてチームのために頑張った子が多い。その理由は、辰巳ジャンプ時代に、自分の思いを言葉でしっかり表現する訓練を積み上げているからだと考える。
(4)プラス思考なこと
辰巳ジャンプの子どもは、とにかく「プラス思考」である。これを習慣化するために指導を重ねている。「プラス思考」を身につけるために、生活すべてのことを前向きに考えるように指導をしている。「プラス思考」の習慣が身に付けば、一切のことに無駄がなくなる。すべての勉強も、バレー以外の習いごとも、家庭生活も、すべてがバレーボールの役に立つ。
(5)全世界の小学生の模範であれ
バレーボールがうまくても下手でも、技術は努力すれば多少はなんとかなる。しかし、「心がけ」「心根」だけは、本人が本気で良くしようとしないかぎり、どうにもならない。「私は世界一の小学生バレーボーラーなんだ」という自覚がある子、そういう態度を示そうとする子が、本当の辰巳ジャンプの選手です。
この5項目は矢口タートルズとチームが変わっても、私の中では変わらない指導方針だと思ってください。
2010年から2015年ころに何度も都大会に出ていたのですが、目指す選手像として指導していた内容が次のことでした。
【辰巳ジャンプが目指す選手像】
(1)頭がいいこと
学校の成績は「オールA」をとるのが普通。すべての教科で手抜きしないで、「全校児童の模範」を目指す選手。思考力が高いこと。
(2)判断力・集中力が高いこと
バレーボールは一瞬の判断力が勝負の分かれ目になる。それを生み出すのが集中力である。辰巳ジャンプが最も嫌う選手は「ボー人間(ボーッとしていて、何も考えていない人間)」である。
(3)表現力が豊かなこと
辰巳ジャンプが最も得意としていることは「キャプテンを育てること」である。これまでの先輩たちは、辰巳ジャンプを卒業してから中学校や高校でキャプテン的な立場で頑張る子が多い。辰巳ジャンプの中で目立つ選手ではなかったのに、高校バレーでキャプテンとしてチームのために頑張った子が多い。その理由は、辰巳ジャンプ時代に、自分の思いを言葉でしっかり表現する訓練を積み上げているからだと考える。
(4)プラス思考なこと
辰巳ジャンプの子どもは、とにかく「プラス思考」である。これを習慣化するために指導を重ねている。「プラス思考」を身につけるために、生活すべてのことを前向きに考えるように指導をしている。「プラス思考」の習慣が身に付けば、一切のことに無駄がなくなる。すべての勉強も、バレー以外の習いごとも、家庭生活も、すべてがバレーボールの役に立つ。
(5)全世界の小学生の模範であれ
バレーボールがうまくても下手でも、技術は努力すれば多少はなんとかなる。しかし、「心がけ」「心根」だけは、本人が本気で良くしようとしないかぎり、どうにもならない。「私は世界一の小学生バレーボーラーなんだ」という自覚がある子、そういう態度を示そうとする子が、本当の辰巳ジャンプの選手です。
この5項目は矢口タートルズとチームが変わっても、私の中では変わらない指導方針だと思ってください。
東京都の教員は、一親等の家族を亡くしたときは、7日間の弔休を取ることが認められています。そこで、私の今の立場は、あえて2月1日の明日まで弔休ということにしています。休暇状況の中で、昨日は朝から出勤してたまった職務整理。12時から中抜けして実家と区役所に行き、健康保険証や介護保険証等の返却手続き、年金の手続き等々と、どんどんこなして15時40分に学校に戻り、職員夕会で教職員にお礼を伝え、すぐに矢口タートルズの練習へ参加。子供たちの意識レベルをあげるために、こう伝えました。
「2月11日に三次予選となったけれども、ここで負けないで次に進もうなんて考えないこと。私たちの目標は東京都大会で優勝することだ。だから三次予選も1位を勝ち取りに行くんだよ。これからの試合は全部勝つことが目標なんだよ。」
私からのこのような言葉を真っ直ぐに受け止められる状態に、今、矢口タートルズの子供たちはあります。このモチベーションが子供たちにあれば、2週間で完全に別チームに育て上げることができます。しかし、練習の1分1秒が本当に大事になっています。もっと教えられることがある。もっと伸ばしてあげられる。それなのに時間が足りない。このもどかしさが私の本音です。
教育大会を戦っている子供たちに話をするときに、子供たちの真っ直ぐな目、視線に、涙が出そうになることがあります。目線をそらさず、私の話を全部受け止めようとしている目の輝きに、私の方が気後れして目をそらしてしまうことがよくあります。子供たちは本当に真剣勝負をしようとしています。このような子供の姿は、普通に学校に通っているだけでは、決して表われることはありません。本当に美しい姿です。そうです、私はこのような、大人の心を射るような、怖いくらいの子供の真剣さを、バレーボールで引き出したいのです。だから30年間も小学生バレーボール指導者の立場にしがみついてきたのです。
4,5年生の真剣さに大人は必死に応えないとなりません。
ぜひ、三次予選では大人チームの大応援団を組んで、私たちの大切な子供たちを支えてあげてほしいです。
心よりお願い申し上げます。
「2月11日に三次予選となったけれども、ここで負けないで次に進もうなんて考えないこと。私たちの目標は東京都大会で優勝することだ。だから三次予選も1位を勝ち取りに行くんだよ。これからの試合は全部勝つことが目標なんだよ。」
私からのこのような言葉を真っ直ぐに受け止められる状態に、今、矢口タートルズの子供たちはあります。このモチベーションが子供たちにあれば、2週間で完全に別チームに育て上げることができます。しかし、練習の1分1秒が本当に大事になっています。もっと教えられることがある。もっと伸ばしてあげられる。それなのに時間が足りない。このもどかしさが私の本音です。
教育大会を戦っている子供たちに話をするときに、子供たちの真っ直ぐな目、視線に、涙が出そうになることがあります。目線をそらさず、私の話を全部受け止めようとしている目の輝きに、私の方が気後れして目をそらしてしまうことがよくあります。子供たちは本当に真剣勝負をしようとしています。このような子供の姿は、普通に学校に通っているだけでは、決して表われることはありません。本当に美しい姿です。そうです、私はこのような、大人の心を射るような、怖いくらいの子供の真剣さを、バレーボールで引き出したいのです。だから30年間も小学生バレーボール指導者の立場にしがみついてきたのです。
4,5年生の真剣さに大人は必死に応えないとなりません。
ぜひ、三次予選では大人チームの大応援団を組んで、私たちの大切な子供たちを支えてあげてほしいです。
心よりお願い申し上げます。
1月28日にミカサ杯教育大会二次予選の全試合が終わり、三次予選の日程が決まりました。
会場優先権のあるチームの予定により、2月11日(日)が三次予選になりました。
この2週間の準備期間があいたことは、矢口タートルズにとって、とてもラッキーなことだと思っています。
2週間あれば、また別チームに育て上げることができる。
そう、辰巳ジャンプを指導して、何度も都大会に出ている経験から、この2週間で子供たちを急激に伸ばすスキルを自分がもっています。加えて、「あと1点、この1点が取れたら都大会に出ることができたのに」という悔しい経験もしてきました。そのようなことがないように、意識レベルを最高レベルにもっていき、子供たちを鍛えていきます。
ところで、1月25日に私の父親が逝去しました。88歳。米寿でした。
分かっている範囲、公開してよい範囲で、父のことを書き残しておこうと思います。
父は、静岡県天竜市、天竜川の上流地域の出身で、学校の教員をしていた祖父の次男として生まれました。(私が教員になった時、祖父の血を引き継いだ孫だねと、親戚から言われました。)
戦後の時代を中学生・野球部員として過ごし、15歳で東京に集団就職、紳士服を仕立てる職人としての人生を始めました。戦後すぐの時代。くさりかけたご飯を食べなくてはならないこともあったと語っていました。
20代後半で母親を紹介され結婚。池袋近くの安いアパート暮らしの中で、私が誕生しました。
私が5歳の頃、肺結核にかかって長期入院。死と向かい合う第1場面でした。幼い私は病院の庭で、父親といっしょにセミを捕まえて楽しんだことを記憶しています。幸いこの危機は乗り越えました。
私が小学校1年生になってすぐ、品川の都営アパートの抽選に当たり転居。それ以来、今まで、50年以上定住しました。
転居後、しばらくして妹が誕生、双子でしたが一人は3日目に亡くなりました。もう一人は元気に地方で母親をしています。
1年半後、弟が誕生。順調な家庭生活と思っていましたが、父は私が小学校4年生の頃、重症の胃潰瘍にかかり命の危険、緊急手術。母が看病をしなくてはならないため、幼い妹は親戚に預けられました。妹は帰ってきた時には、その親戚の叔母のことを「かあちゃん」と呼ぶようになるほど、長い期間の戦いをしました。私は都営アパートの大人の皆さんに支えられ、「あなたが頑張らなくてはお父さんは治らないよ。」「あなたがしっかりしなさい。」と励まされ、小4ながら病魔との戦いの中心者になるよう、地域の方々に育てていただきました。このことは、地域の皆さんからのリーダー育成教育を受けたと同じだと認識しています。胃の三分の二を切除して、父は再び帰ってきました。死と向かい合う第2場面でした。
この後、元気に回復した父は、紳士服仕立て職人として、銀座英国屋の所属になっていきました。
祖父が教員だったこともあり、私が22歳で教員として働き始めたことも、父としては感慨深かったのかもしれません。遺品を確かめてみると、教員として私の実践が新聞紙上に紹介された記事を残していました。もちろん妹や弟の記事も同様です。
三度目の命の危機は、ありえない形で訪れました。
父が町中華の店で気分よく飲食し、鼻歌を歌いながら帰宅する途中、近所に住むある心を病んでいた青年から、突然暴行を受け、頭を殴られ、道に置き去りにされたのです。幸い、青年の家族が異変に気付き、すぐに119番してくれたため、ギリギリで救急搬送されました。ICUに入った父の具合は悪く、回復するかどうか分からなかったのですが、生命力が強いのでしょうか、この三度目の危機も乗り越えました。
このように、三度の命の危機を乗り越えて、四度目の人生を歩んでいた我が父親でした。
仏教の教えでいうと「更賜寿命(さらに寿命を賜る)」の功徳といいます。
実はこうした体験から、私の教育哲学の根っ子になったのが、この「更賜寿命」の考え方です。
自分のかかわる人たちは、私の一念で、ピンチになっても必ず意味のある寿命の伸ばし方をする。まずは生きていればそれで十分だ。ここに迷いはありません。
父の残した銀行通帳を見てみると、なんと86歳まで英国屋の紳士服の直しの仕事をしていたことによる給料が振り込まれていました。そんなに高齢になるまで働き続けたことを尊敬すると同時に、ここ2年、仕事ができなくなって生命力が落ちたんだなと思えてきます。これは父の残した教訓だと解釈しました。
「息子よ、お前も教育の道に命をかけたのなら、年齢に関係なく、命の火が消えるまで教育の仕事をしなさい。私だって、職人として、できるところまで頑張ったんだから。」
そのことを身をもって示した父だったのだと受け止めようと思いました。
会場優先権のあるチームの予定により、2月11日(日)が三次予選になりました。
この2週間の準備期間があいたことは、矢口タートルズにとって、とてもラッキーなことだと思っています。
2週間あれば、また別チームに育て上げることができる。
そう、辰巳ジャンプを指導して、何度も都大会に出ている経験から、この2週間で子供たちを急激に伸ばすスキルを自分がもっています。加えて、「あと1点、この1点が取れたら都大会に出ることができたのに」という悔しい経験もしてきました。そのようなことがないように、意識レベルを最高レベルにもっていき、子供たちを鍛えていきます。
ところで、1月25日に私の父親が逝去しました。88歳。米寿でした。
分かっている範囲、公開してよい範囲で、父のことを書き残しておこうと思います。
父は、静岡県天竜市、天竜川の上流地域の出身で、学校の教員をしていた祖父の次男として生まれました。(私が教員になった時、祖父の血を引き継いだ孫だねと、親戚から言われました。)
戦後の時代を中学生・野球部員として過ごし、15歳で東京に集団就職、紳士服を仕立てる職人としての人生を始めました。戦後すぐの時代。くさりかけたご飯を食べなくてはならないこともあったと語っていました。
20代後半で母親を紹介され結婚。池袋近くの安いアパート暮らしの中で、私が誕生しました。
私が5歳の頃、肺結核にかかって長期入院。死と向かい合う第1場面でした。幼い私は病院の庭で、父親といっしょにセミを捕まえて楽しんだことを記憶しています。幸いこの危機は乗り越えました。
私が小学校1年生になってすぐ、品川の都営アパートの抽選に当たり転居。それ以来、今まで、50年以上定住しました。
転居後、しばらくして妹が誕生、双子でしたが一人は3日目に亡くなりました。もう一人は元気に地方で母親をしています。
1年半後、弟が誕生。順調な家庭生活と思っていましたが、父は私が小学校4年生の頃、重症の胃潰瘍にかかり命の危険、緊急手術。母が看病をしなくてはならないため、幼い妹は親戚に預けられました。妹は帰ってきた時には、その親戚の叔母のことを「かあちゃん」と呼ぶようになるほど、長い期間の戦いをしました。私は都営アパートの大人の皆さんに支えられ、「あなたが頑張らなくてはお父さんは治らないよ。」「あなたがしっかりしなさい。」と励まされ、小4ながら病魔との戦いの中心者になるよう、地域の方々に育てていただきました。このことは、地域の皆さんからのリーダー育成教育を受けたと同じだと認識しています。胃の三分の二を切除して、父は再び帰ってきました。死と向かい合う第2場面でした。
この後、元気に回復した父は、紳士服仕立て職人として、銀座英国屋の所属になっていきました。
祖父が教員だったこともあり、私が22歳で教員として働き始めたことも、父としては感慨深かったのかもしれません。遺品を確かめてみると、教員として私の実践が新聞紙上に紹介された記事を残していました。もちろん妹や弟の記事も同様です。
三度目の命の危機は、ありえない形で訪れました。
父が町中華の店で気分よく飲食し、鼻歌を歌いながら帰宅する途中、近所に住むある心を病んでいた青年から、突然暴行を受け、頭を殴られ、道に置き去りにされたのです。幸い、青年の家族が異変に気付き、すぐに119番してくれたため、ギリギリで救急搬送されました。ICUに入った父の具合は悪く、回復するかどうか分からなかったのですが、生命力が強いのでしょうか、この三度目の危機も乗り越えました。
このように、三度の命の危機を乗り越えて、四度目の人生を歩んでいた我が父親でした。
仏教の教えでいうと「更賜寿命(さらに寿命を賜る)」の功徳といいます。
実はこうした体験から、私の教育哲学の根っ子になったのが、この「更賜寿命」の考え方です。
自分のかかわる人たちは、私の一念で、ピンチになっても必ず意味のある寿命の伸ばし方をする。まずは生きていればそれで十分だ。ここに迷いはありません。
父の残した銀行通帳を見てみると、なんと86歳まで英国屋の紳士服の直しの仕事をしていたことによる給料が振り込まれていました。そんなに高齢になるまで働き続けたことを尊敬すると同時に、ここ2年、仕事ができなくなって生命力が落ちたんだなと思えてきます。これは父の残した教訓だと解釈しました。
「息子よ、お前も教育の道に命をかけたのなら、年齢に関係なく、命の火が消えるまで教育の仕事をしなさい。私だって、職人として、できるところまで頑張ったんだから。」
そのことを身をもって示した父だったのだと受け止めようと思いました。
【サーブ成功率】チーム80.4%
1位 N.A 94.4%
2位 T.A 92.3%
3位 T.H 88・9%
4位 I.A 87.5%
5位 I.H 82.9%
【サービスエース率】チーム32.7%
1位 N.A N.S 38.9%
3位 F.Y 38.5%
4位 I.H 36.6%
5位 K.Y(2年) 33.3%
【サーブ得点率】チーム 58.9%
1位 I.A 75%
2位 N.A 66.7%
3位 I.H 65.9%
4位 F.Y T.A 61,5%
【スパイク成功率】チーム57%
1位 I.A 100%
2位 N.A 60%
3位 I.H 58%
4位 F.Y 54%
【総得点】
1位 I.H 42点
2位 F.Y 29点
3位 N.A 27点
4位 N.S 10点
5位 T.A 8点
1位 N.A 94.4%
2位 T.A 92.3%
3位 T.H 88・9%
4位 I.A 87.5%
5位 I.H 82.9%
【サービスエース率】チーム32.7%
1位 N.A N.S 38.9%
3位 F.Y 38.5%
4位 I.H 36.6%
5位 K.Y(2年) 33.3%
【サーブ得点率】チーム 58.9%
1位 I.A 75%
2位 N.A 66.7%
3位 I.H 65.9%
4位 F.Y T.A 61,5%
【スパイク成功率】チーム57%
1位 I.A 100%
2位 N.A 60%
3位 I.H 58%
4位 F.Y 54%
【総得点】
1位 I.H 42点
2位 F.Y 29点
3位 N.A 27点
4位 N.S 10点
5位 T.A 8点
ミカサ杯教育大会二次予選を終え、直後の月曜日、火曜日と練習日になっている我がチームは、子供たちのモチベーションも最高レベルに上がっているため、私からの厳しい指摘も受け切る心が育っています。今こそ、一気にチームレベルを上げられるチャンスなのです。保護者の皆さんは、子供たちの練習を1週間見ないでいると、まったく別チームに成長していることを実感することになるでしょう。
二次予選で大会の優勝候補と試合したときに、サーブだけでやられてしまったことから、月曜日の練習ではアンダーハンドの基本に立ち返り、腕を振らないフォーム作りを徹底的にしました。その方法は、今は秘密です。秘密練習!!!
そして今日の火曜練習で行ったことを箇条書きで残します。
・サーブ、アンダーハンド、オーバーハンド、トス、スパイク、ブロックと、すべての技術に「正しいフォーム」がある。それを身につけることを目標に、ひまあれば素振りをしていること。
・レセプションのタイミングは「せーのっ、12345」、ディグのタイミングは「せーのっ、123」ということを、しっかり声に出して身につけること。
・ボールが動いている限り、コート内の全員が足を止めないこと。
そのほか、たくさんの細かい指導を入れました。
練習成果は非常に大きく、2日前のチームと見違えるくらいに、すべての技術が向上しました。
この2日間で指導してきたことを象徴的に言うと、「美しいフォームでバレーボールをする」ということです。
また、次の宿題も出しました。
「スポーツがうまくなる人は、トップレベルの選手のプレーを、そのままコピーできる。つまりそっくりにマネをすることができる。だからYoutubeなどで、バレーボールのトップ選手のプレーを集中して見て、マネをしなさい。ボールを使わなくていいから、エアーバレーで正しいフォームを身につけなさい。」
ということです。チーム最大の勝負がかかった数週間を過ごす子供たちです。このプレッシャーがかかった今だからこそ、信じられないくらいに大成長をとげるチャンスなのです。
二次予選で大会の優勝候補と試合したときに、サーブだけでやられてしまったことから、月曜日の練習ではアンダーハンドの基本に立ち返り、腕を振らないフォーム作りを徹底的にしました。その方法は、今は秘密です。秘密練習!!!
そして今日の火曜練習で行ったことを箇条書きで残します。
・サーブ、アンダーハンド、オーバーハンド、トス、スパイク、ブロックと、すべての技術に「正しいフォーム」がある。それを身につけることを目標に、ひまあれば素振りをしていること。
・レセプションのタイミングは「せーのっ、12345」、ディグのタイミングは「せーのっ、123」ということを、しっかり声に出して身につけること。
・ボールが動いている限り、コート内の全員が足を止めないこと。
そのほか、たくさんの細かい指導を入れました。
練習成果は非常に大きく、2日前のチームと見違えるくらいに、すべての技術が向上しました。
この2日間で指導してきたことを象徴的に言うと、「美しいフォームでバレーボールをする」ということです。
また、次の宿題も出しました。
「スポーツがうまくなる人は、トップレベルの選手のプレーを、そのままコピーできる。つまりそっくりにマネをすることができる。だからYoutubeなどで、バレーボールのトップ選手のプレーを集中して見て、マネをしなさい。ボールを使わなくていいから、エアーバレーで正しいフォームを身につけなさい。」
ということです。チーム最大の勝負がかかった数週間を過ごす子供たちです。このプレッシャーがかかった今だからこそ、信じられないくらいに大成長をとげるチャンスなのです。

たくさんの雨が降る中、荒川区の小学校まで出向いて、ミカサ杯教育大会の二次予選に挑んだ矢口タートルズです。
今日の最低目標は三次予選に勝ち残ること。
最高目標は1位で二次予選を通過することでした。
そして、最低目標の三次予選には勝ち残ることができました。
2試合目までは、負けてはならないため上手に調整しながら、今日参加できた全員を試合に出場させるためのベンチワークでした。幸い、エースアタッカーのサーブがキレキレに走りましたので、無事に2勝して、三次予選進出が確定しました。この三次予選進出はチーム新記録となります。初めての三次予選進出です。昨年の春の全日本予選、秋の東京新聞杯では、二次予選で負けていましたので、3回目にしていよいよ三次予選にチャレンジするチャンスを得ました。
最後の1位決定戦では、今年の全国大会出場をねらう相手チームが本気モードで勝負してきたため、サーブだけでやられてしまいました。しかし、明らかに力の差がある相手を本気モードにしたことは、小さな小さなうちの子供たちが、短期間で急成長したことの証明といってもよいと思います。
次の三次予選では、3チーム中1位になれば都大会出場が決まります。2位になると4チーム中1チームだけが都大会に出場できる、きびしい最終予選に回ります。3位は予選敗退です。矢口タートルズがこれまで経験したことのない、絶対に負けられない戦いがそこにあります。
「心こそ大切なれ!」
勝負をかけた試合は、心の強い方が勝ちます。
これからの2週間、試合前に子供たちが声出ししている「絶対に勝つぞ!」という気持ちで練習できるかどうか。その真剣さに結果はかかっています。
それにしても、都大会出場をかけて、これだけ緊張感のある日々を送ることができることじたいが、普通の小学生には経験できないことなのです。こうした挑戦が、保護者の皆さんの子供たちを大きく育ててくれます。ぜひ、三次予選にはチームをあげた大応援団で子供たちを守ってあげてください。
今日の個人成績(上位3人)
【総得点数】
1位 I.H 44点
2位 N.A 13点
3位 F.Y 12点
【サーブ得点率】
1位 I.H 78.4%
2位 I.A 71,4%
3位 N.A 63.2%
【サーブ成功率】
1位 I.A 100%
2位 I.H 91.9%
3位 T.H 87.5%
【サービスエース率】
1位 I.H 59.5%
2位 F.Y 40%
3位 N.S 33.3%
【スパイク成功率】
1位 F.Y 100%
2位 I.H 65%
3位 N.A 50%
私のライフワークとも言ってよいことは、人材育成をするということです。高校時代に今の職業を選ぶことを決めたのも、人材育成こそ自分に合った仕事だと確信したからでした。学生時代に私を担任してくださった恩師の方々の何人もが、「君は教師が向いている」と助言してくれました。また、中学高校と卓球部の活動にのめり込んでいたこともあり、「そんなに部活動が好きなら、やはり学校に勤めるのが一番よい。」と言ってくれた恩師もいました。中学校では、私が学校のすべての運動部の中でただ一人、都大会に出場したことをきっかけに部が強くなり、2年下の後輩の代では、団体戦で都大会ベスト8まで行きました。顧問の先生が卓球経験のない方だったため、私が何度も練習に参加し、高校2年生にもかかわらず都大会の監督役として、後輩たちを支えることになりました。またこの頃知り合った、他校の卓球部の中学3年女子の家庭教師も引き受け、週に2回、勉強を教える仕事もしていました。
こうしたこともあり、人を育てる仕事は楽しいと経験できた私は、高校3年生の大学選択の時には、迷わず教育学部に行くと決めていたのです。以来40年間の日々は人材育成という一点に人生を捧げたといっても過言ではありません。
今、矢口タートルズの子供たちは、ミカサ杯教育大会予選に対して、高い目標意識をもち、自分たちの技術を少しでも上げたいと切実に思って練習参加しています。モチベーションは過去最高レベルにあります。指導者は、この子供たちの「機根(心身の状態)」を感じ取り、適切な練習内容を判断し、タイミングよく指導していくことで、子供たちを一気に成長させることが可能です。「今この指導をすれば、子供たちの実感として入っていくに違いない」と判断するのです。月曜日の練習から、アタッカー陣が見違えるようなスパイクを打ち始めたことがその証拠です。
さて、別件で学校の保護者の方から、TBS記者の かこさとこ さんの絵本、8歳で子ども兵士となった少女のことを伝える「少女兵士ピチャ
」を紹介され、読み聞かせの時に、かこさんを学校にお招きしてよいかという相談を受けました。こうしたことも私のアンテナは敏感にキャッチするようになっています。キーワードは「一瞬の出会いを逃さない」です。当然、OKを出しまして、「校長がとても関心をもっていると伝えてくださってかまいません。」とお伝えしました。2月か3月の読み聞かせでお招きすることになりそうです。
こうしたこともあり、人を育てる仕事は楽しいと経験できた私は、高校3年生の大学選択の時には、迷わず教育学部に行くと決めていたのです。以来40年間の日々は人材育成という一点に人生を捧げたといっても過言ではありません。
今、矢口タートルズの子供たちは、ミカサ杯教育大会予選に対して、高い目標意識をもち、自分たちの技術を少しでも上げたいと切実に思って練習参加しています。モチベーションは過去最高レベルにあります。指導者は、この子供たちの「機根(心身の状態)」を感じ取り、適切な練習内容を判断し、タイミングよく指導していくことで、子供たちを一気に成長させることが可能です。「今この指導をすれば、子供たちの実感として入っていくに違いない」と判断するのです。月曜日の練習から、アタッカー陣が見違えるようなスパイクを打ち始めたことがその証拠です。
さて、別件で学校の保護者の方から、TBS記者の かこさとこ さんの絵本、8歳で子ども兵士となった少女のことを伝える「少女兵士ピチャ
」を紹介され、読み聞かせの時に、かこさんを学校にお招きしてよいかという相談を受けました。こうしたことも私のアンテナは敏感にキャッチするようになっています。キーワードは「一瞬の出会いを逃さない」です。当然、OKを出しまして、「校長がとても関心をもっていると伝えてくださってかまいません。」とお伝えしました。2月か3月の読み聞かせでお招きすることになりそうです。