ZARD ALBUM COLLECTION MEDOLEY
2曲目の「負けないで」を歌いながら今年は進んでいきたいです。
2007年、解散寸前の辰巳ジャンプ(=私)を救ってくれた、坂井泉水さんの楽曲の数々です。坂井さんは、この2007年5月27日に亡くなったのです。そのころの日記によれば、辰巳ジャンプは本当に危機的な状況だったことが分かります。よく今のチーム状況まで盛り返したと思います。ZARDのリズムに乗って、今年も私は前進します。
【その1ヶ月後、2007年6月27日の日記】
「坂井泉水さんを偲ぶ会」に行ってきた。彼女とは同世代だ。すごい参列者の数だった。きっと自分など浮いてしまうだろうと思っていたが、同世代の人もたくさんいて、あらためて坂井泉水さんに励まされてきた人の多いことを実感した。
思い切って行って、本当に良かった。1時間ほど並んだが、まったく苦にならなかった。大画面で流れてくるコンサートの様子を見ながら、数々の思い出がこみあげ、涙が出そうになった。
「負けないで」「揺れる思い」…
全ての曲に思い出がある。
献花をした瞬間、もう坂井泉水はいないんだということが胸に迫り、思わず「ありがとう」の言葉が口から出た。
【2007年9月15日の日記】
今日から東京新聞杯予選がスタートした。
部員が足りずに夏のサントリーカップを棄権した辰巳ジャンプ。実は体育館工事のために練習会場がない。そこで私の勤務校まで来て練習をしているのだが、その通うつらさに耐えられず、貴重な2年生が辞めた。
現時点でも部員が5人と足りない状況。そこで辞めてしまった2年生に「試合だけでいいから来てね」と説得して何とか6人そろう。そんな状態のチームが勝てるわけないのだが、今日1勝してしまったのだから、やってみなければ分からない。支部決勝大会に出場できる7チーム枠の7番目を争っている現状なので、ここは監督の采配で何とか勝たせてあげたい。
ところで今日の私はちょっと疲れ気味だったのかもしれない。
朝7時30分から日本テレビで放送された「坂井泉水」の特集を見て、涙が出そうになった。これで心が乱れたのかもしれない。なんと財布を忘れてしまった。 しかもそれに気がついたのが試合会場に入ってから。
次の失敗は、スポーツバッグの中に入れてあった水筒の口を閉め忘れ、スポーツドリンクが全部バッグの中にもれていた。こんな失敗は初めてだ。
少し休まなくてはならんぞと思い、帰宅途中で車を止めて、ZARDのベストアルバムを大音量で聴く。「負けないで」の曲に励まされる。辰巳ジャンプの練習前に、子ども達に必ず歌わせようと決める。
【2008年11月13日の日記】
8曲目の「マイフレンド」は辰巳ジャンプの子供たちにも覚えてほしい曲です。
「マイフレンド」
歌詞の一節一節がグイグイ心に響いてきます。
『あなたを想うだけで 心は強くなれる ずっと見つめてるから 走り続けて』
独りで走り続けているんじゃない、誰かに認められ見ていてくれる人がいるから走り続けることができるんだ。
『ひたむきだった遠い日の夢は 今でも眩しい』
そう、すごくひたむきに、純粋に進もうとしていた青春時代の夢を忘れていないから今でも力を伸ばせるんだね。
『どんなに不安がいっぱいでも 真っ直ぐ自分の道を信じて』
不安で不安で逃げ出したこともあったけど、自分の決めた道は外さずに進んできた。真っ直ぐじゃなかったけど、真っ直ぐに進もうとはしてきた。その道を進めば何かを帰られると信じて進んできた。
『飾らない素顔のあなたが好き 変わってしまうことが哀しい』
かっこつけなくてもいい。素直な気持ちを失わずに、いつまでも少年の心を持ち続けたい。
『この距離通り抜ける 風になりたい』
どんなに離れていたとしても、距離があったとしても、自分の思いを届けられる。風のように届けられる。地球の裏側にだって届けられる。
この曲「マイフレンド」は、井上の発想を促す時のテーマソングであり、テンションをあげるときの応援歌であり、常に成長をしていくためのエネルギーなのです。