この作戦は、辰巳ジャンプの子どもたちは皆、監督としての眼を育てようという作戦です。
私が目指しているのは「やらされているバレーボールチーム」ではなく、自分の力で「考え、判断し、表現するバレーボールチーム」です。そのために、6月にはマインドマップの勉強会を通して「思考力」を鍛え、夏休みの練習を通して「意志力」を鍛えてきたわけです。次に鍛えるのは、様々な試合経験を通しての「判断力」であり、その試合中に必要になる「表現力」です。
こうして頭の良いチームに育てたいなと思うのです。そのための意識改革が「全員プレイングマネージャー作戦」です。
子どもたちは、選手としてだけでなく、「もしも自分が監督だったらどうするか?」を考えてみる。監督はチームを強くすることを第1に考えているわけですから、「子ども監督」としても、チームの向上、選手の成長を考えていきます。
これを考えることによって、自分が入っている辰巳ジャンプというチームのことを、そしてそのチームの選手である自分自身のことを「客観的な視点」で見るようになるはずです。これを「メタ認知(メタコグニション)」といいます。
メタ認知ができることによって、子どもたちに何が起こるかをあげておきます。
(1)自分がしようとしているプレーで勝つために、何が最も効果的なのかが判断できるようになる。
(2)どのようなやり方が有効か、十分考えてから課題に取り組むことができるようになる。
(3)試合中、重要な部分に意識的に注意を向けられるようになる。
(4)自分がどの程度よく理解できているか、どの程度プレーできるかについて、うまく判断できるようになる。
(5)良いプレーができたとき、自分がどういう方法を用いたか分かるようになる。
(6)課題に取り組んでいるときに、うまくいっているかどうか、定期的に自分でチェックできるようになる。
(7)練習(勉強)するときは、その目的に合わせて効果的なやり方に変えることができるようになる。
(8)練習(勉強)したり課題を行うときには、自分なりの計画を立てられるようになる。
(9)考えが混乱したときには、そのまま進まずに立ち止まり、もとに戻って(原点に戻って)考えられるようになる。(だから記録が必要=練習ノート)
どうですか?
この記事に書いたような小学生が登場したら、すごいと思いませんか?
私の持っている知識なら育てられます!
ここに書いたような「メタ認知」を小学生に促すことができる可能性が、下記宣伝内容にある「マインドマップ」にあります。マインドマップの使い手である辰巳ジャンプの子どもたちに、私が適切な「思考課題」を与えれば、きっと(1)~(9)までの課題を紙の上には表現できると思われます。しかし、肝心なのは考えたことを実行できるかどうかなので、猛練習が必要になってくることに変わりはありません。
楽に勝てるスポーツなど、世の中には絶対にありません。
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