新しい子どもたちとの出会いは指導者の心を揺り動かしてくれますね。
「この子はどんな子なのだろうか? どう育てたら良い選手になるだろうか?」
このように考えることじたいが指導者をしている者の幸せなのです。なぜなら未来を考えることができるからです。人間、現状を維持することばかり考えるととても辛い。未来に夢を抱くことが脳科学的にも最も楽であり、楽しいことなのです。
この12月に入部してくれた子は、どうやら天才的なバレーボールセンスを持っているようです。それはたった2回の練習参加にも関わらず、キャプテンのアドバイスを受けながら「バレーボールノート」を書いてきたことにあります。その内容に、私は驚きました。どうして入ったばかりの子がこんなに高いレベルのことを書けているんだ!
本人もすごいし、アドバイスしたキャプテンはもっと素晴らしい!
指導者として、これほど嬉しいことはありません。
では、どのようなことが書かれていたのでしょうか。
ご紹介します。
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①手の土手の部分で打つようにしたら、サーブが入った。
②バックが打つ時、ボールの方に体を向けるようにする。
③ミニカゴにボールを入れる時、強い力を加えない。
④仲間が「ドンマイ」「もうちょっと」と、はげましの声をかけてくれて、とってもうれしかった。仲間がおうえんしてくれて、自分もがんばったから、ミニカゴに入ったと思う。
⑤練習試合で仲間と協力し、声をかけ合いながら試合をすると、笑顔でバレーができる。
⑥つまさきをネットの方に向けてサーブをする。
⑦サーブを打つ時、ほかの人の動きをよく持てやるとうまくできる。
⑧ランニングやストレッチで元気に声を出せた。
⑨ひざを曲げ、うでをのばし、足を前にすると、ま上に上がった。
⑩試合で、みんなで笑顔ですると、たちまち勇気がわいてくる。
(目標)
①元気に声出し、笑顔でバレーをやる。
②もう少しサーブが出来るように工夫する。⇒手の土手で力いっぱい打つようにする。
③ボールをよく見て行動する。
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これが入部2日目の子どもの書くバレー日記でしょうか?
しかも4年生です。
かつて私は、これほどまでに頭の良い、センスのある子どもを見たことがありません。
そして何度も書きますが、この日記を書かせたキャプテン(やはり4年生)のリーダーシップも素晴らしいと思っています。
読んでいただきありがとうございます。
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