![]() | 緊急提言! デジタル教育は日本を滅ぼす 田原総一朗 ポプラ社 このアイテムの詳細を見る |
ご存知、田原総一朗さんが書かれた「緊急提言!」の本です。
題名にはデジタル教育と書かれていますが、教育のデジタル化に対する反対意見だけではなく、田原さんの数多い人脈からの情報によって書かれた教育全般にわたる警鐘の本です。
目次にある各章を紹介すると分かりやすいと思いますので書いておきます。
第1章 教育の現場からの警告、デジタル教育時代の危機
第2章 学校とは何なのか! 教育とは何なのか!
第3章 迷走した戦後の教育改革 「詰め込み」から「ゆとり」へ
第4章 見直される教育改革 21世紀型新時代の教育へ
最終章 先進的なデジタル教科書が日本を滅ぼすその理由
あとがき 本気で日本の教育を考える
この8月25日に発刊され、26日に第2版が出ている本です。
教師は必ず読んでおいたほうが良いでしょう。
私は情報教育という分野で授業研究に取り組み、いち早く「インターネット活用」や「電子黒板」を教室に導入する活動をしてきましたが、実は「教科書のデジタル化」には反対の立場です。これは脳科学の視点からの反対意見です。脳科学を学び、自分自身の身体で脳活性化の人体実験をしてみた結果、指を使って字を書く、絵を描くという行為がいかに大切かということを感じたからです。
国は2015年を目標に、教育のデジタル化を強く推し進める可能性が出てきましたが、そのような時代背景に対して、自分自身の「意思」を持つためにも、このような本にも目を通しておく必要があるのではないでしょうか。
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