
高学年ばかりやっていた私が中学年となり、新しいクラスを担任して1週間が過ぎました。
前学年の時にちょっと乱れてしまった子どもたちを受け持っているのですが、今回は「3分間で何とかする」という、他人が聞いたら訳の分からない目標を掲げて、再生に向けてスタートしましたが、本当に3分間で学級再生してしまったのを周りの先生や子どもたちが見ていて、けっこう大きな衝撃を受けているみたいなのです(笑)
私の耳に入ってくる、「ニュー井上チーム」の子どもたちに対する評価を紹介します。
「○○ちゃんがあんなに楽しそうな笑顔を見せてくれるなんて、涙が出そうになりました。」
「井上学級の子どもたちがいっぺんに変わってしまったのをうちのクラスの子たちが敏感に感じていて、負けられない!と焦っているみたいなんです。」
「3年生が“井上先生のクラスには負けない!”と頑張っています。」
あれ? うちのクラス、勝負を挑まれているのかな?(笑)
「とにかく“笑顔”が輝いている。毎日楽しそうにしている。仕事も一生懸命やってくれます。」
「あの子たちが別人のようになってしまった。井上先生、いったいどんなマジックを使ったんですか?」
どんなことをしたらクラスが良い方向に激変するかという「方法」を皆さん知りたがるのですが、方法なんて何もありません。私は「統率者」として「存在」しているだけなんです。意識していることはけっこう簡単なことです。
「本気で子どもたちを大好きになる」
これだけです。ここに本気になれるかどうか、自分の潜在意識(=無意識・生命状態・オーラ・気とも言えるかな)を担任発表までに全力で整えておいただけです。そして自分の中で、「今回は3分間あれば何とかなる」と腑に落ちたので、そう言い続けました。
ひとつのクラスが成長を始めると、相乗効果で周りのクラスも伸びることを今回は強く感じさせてもらいました。校舎の3階が中学年なのですが、3階の空気が変わったという手応えをみんなが感じています。今、3階には何とも言えない「やる気」に満ち満ちているのです。
中学年の先生たちには、「最強の中学年担任軍団を作ろう」と呼びかけています。授業研究も行事への取り組みも、新しいことをどんどん提案して、「AHA!体験」を呼び起こし、先生たちを元気にしています。
どうやら井上効果は自分の学級だけにおさまらなくなってきたみたいです。