マインドマップ 「とびばこ学習編」 【体育のマインドマップ】 | 一歩一歩 前に前に(小学生バレーボールチーム 矢口タートルズVC)

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子どもの柔軟な智慧は、時に大人を凌駕する。
やってくれました。マインドマップ活用の可能性を子どもが拡げてくれました。
体育の授業に関するマインドマップです。

このマインドマップは、先週の土曜参観の時に行った「跳び箱運動」のことを描いたものです。

まずは解説します。
メインブランチを「日程」「めあて」「KANSO(感想)」「教わったこと」「5段」「6段」「7段」と分けてあり、それぞれに関係するサブブランチが伸びています。

ひとつひとつを詳しく説明すると長くなるので、重要なポイントのみを書かせていただきます。

この子は、この日の跳び箱運動を通して、たくさんの「気づき」があったわけです。

(1)メンタルブロックを外すこと
 跳び箱で重要なことは勇気を出すこと。つまり「メンタルブロック」を外すことだと書いてあります。自分にブロックをかけなければきっと跳べるはずだと信じて取り組んでいる様子が分かります。

(2)担任の指導を素直に実行
 跳ぶのを失敗している姿を見て、私がアドバイスしたことをすべてマインドマップに描き込んであります。
 「あご、手、指先、前に」「頭、前、出す」「思いっ切り、Jump!」
このようなキーワードをしっかり脳に刻み込んで跳んでいた様子が伝わってきます。

(3)達成感を増幅している
 跳べなかった跳び箱を次々と跳ぶことができるようになった。その感激は強くこの子の心の中に刻まれて自信につながりました。7段のブランチに「とべた!!チョ~、感動的!、ウレシイ」とキーワードを書き、感動の涙を流しているアイコンが添えられています。この字の勢いやアイコンのイメージを見るだけで、どれほど嬉しかったのかが伝わってきます。作文ではここまで表現できないだろうと思われます。


【今後の可能性】
さて、このマインドマップを見た瞬間、私の頭の中には「これで体育でも使える!」という確信が生まれました。
もともと、辰巳ジャンプの「メンタルトレーニング」で大きな成果をあげてきたのですから、運動系で使えないわけはありません。

「練習計画→授業中の書き加え→授業後の振り返り→次への計画→再実行→感想」
この一連の流れを大きめ(A3)のマインドマップ1枚に描いていけば効果的です!

体育の指導に役立つ考え方がトニー・ブザン氏考案の「TEFCAS」です。

Tri-all・・・・・試行してみる
Event・・・・・事象、結果
Feedback・・振り返る
Check・・・・・チェックする
Adjust・・・・調整する
Success・・・成功、達成

この過程を応用していけば体育の授業もかなり効果の上がるものに変わる可能性がありますね。

ここに書いた内容はマインドマッパーならば当たり前すぎる話題で、今さら何を書いているのと言われそうです。しかし、学校の授業の中ではほとんど使われていないはずです。

これからの実践に先立ち、ここに足あとを残しておこうと思いました。

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