「天使の初恋」桜田淳子

作詞・阿久悠 作曲・中村泰士 編曲・高田弘

 

この場所で 平和にのんびり語っていましたら

他のブログがとんでもないことになっていて

少し こちらに向いてこれませんでした。

が、また 穏かな日々が戻ってきましたので

春の歌のことを書こうと思います。

 

三月に入ると 日差しも明るくポカポカとして

春が来たんだなぁ~、と 嬉しくなります。

春はお別れの季節でもありますが

物事が新しくスタートする季節でもあります。

希望を持って前に進もう~~っ。

 

春なので 春を感じる人の歌を書きたいと思いました。

桜田淳子さんは「天使も夢みる」でデビューされたこともあり、

春のイメージがとてもあります。

それに 私は「三色すみれ」という歌が大好きというのもあります。

 

最近では 広瀬すずさんや 橋本環奈さんを初めて見た時は

あまりの可愛さに 本当にびっくりしたものですが

当時の淳子さんも それくらいの驚きと衝撃がありました。

とーーっても可愛いかったなぁ。

 

天使も夢みる、の次は「天使の初恋」

本当に天使のようでしたし こんなに天使という言葉が似合う歌手っていなかったなぁと思いますね。

 

「そよ風みたいに 駆けて

あなたのところへ 行くの

ささやく 言葉を持って

近くへ近くへ 行くわ」

 

デビュー曲にも この曲にも「ささやく」という言葉が

入っているのが 阿久悠先生の淳子さんへの想いを

感じますね。

 

人の心に届くように

優しくささやくのですよ、という 

先生の教えかな、と思います。

 

人って 強い言葉って 入ってきませんが

不思議と、ささやく言葉の方は

心に入ってくるものですものね。

 

この曲が発売された頃は

自分はまだお子さまの部類でしたので

一緒に元気よく歌って 

とっても幸せな気分だったことを思い出します。

 



「アザミ嬢のララバイ」中島みゆき
作詞・作曲 中島みゆき 編曲・船山基紀
1975年

先日、菜の花を生けたところ
この歌が口を突いて出たので
書くことにしました。

「春は菜の花 秋には桔梗
そして あたしは いつも夜咲く アザミ」

ほんとに、春をまず感じる風景は

黄色い菜の花の揺れる風景なんだなあ〜。


そして 自分のことを

アザミだと、たとえられることに

衝撃を受けたものです。



歌詞カードを見ても
この歌詞だけ浮き上がって見えます。
みゆきさんは、この歌詞を
伝えたかったのだろうなぁ。

この歌に癒やされる人も
多かったと思います。

心の傷があればこそ
人の痛みにも寄り添える。

人は誰も自分の傷を癒すのに精一杯だから

この歌に救われる感じがするのではないでしょうか



長い間、ずっと第一線で活躍され
いつも共感できる
胸に残る歌を作り続け
歌い続けていらっしゃるみゆきさんは
素晴らしいと思います。

「お祭りの夜」小柳ルミ子

作詞・安井かずみ 作曲・平尾昌晃 編曲・森岡賢一郎

1971年

 

先日 主人と久しぶりにカラオケに行きました。

前に行っていたカラオケBOXは なくなってしまって

このコロナ禍で ずいぶんと変わってしまったんだなぁと

感じています。

 

そして久々なのに3時間も歌ってしまい

二人で交互に歌ってヘロヘロになりましたが

声を出すって 本当にエネルギーを消耗するなぁと

改めて思いましたし 声が出る時は

健康なんだな、ということも思いました。

 

その中で 小柳ルミ子さんの歌も もちろん歌ったのですが

私の大好きな「木彫りの人形」を歌おうと思いまして

歌っていたところ

セリフのところで 不覚にも 「うっ」 ときてしまい

涙が止まらず、涙を流しながら歌ってしまいました。

 

まさか泣くとは自分でも思っていなかったのですが

初めてこの歌を聴いた時も泣いたことを記憶してますが

ウン十年経った今でも泣けてしまうなんて

主人もいるのに 恥ずかしかったのですが

この歌は 私の胸に刺さる歌なのだと思います。

 

この歌のことは 前にもう書いたので

ルミ子さんのほかの作品を書きます。

私は ルミ子さんの初期の作品は

なんととも言えず懐かしくて

胸がジーンとします。

 

「お祭りの夜」は シングルの2曲目でしたが

この曲と「雪明りの町」は

昔の自分に逢えるような感覚があり

とても好きなのです。

 

歌謡曲に興味を持ち始めた頃

姉が持っていた歌本を見まして

あぁ いい歌だなぁ 私も歌ってみたいなぁと

いつもながめていました。

たぶん 当時出ていた

GUTS(ガッツ)という本だったと思うのですが

ギターコードが載っていたり 譜面が載っていたりで

すごく楽しかったです。

 

それに この歌も載っていて

見ながら歌っていたような記憶があるのです。

 

「泣かない約束をしたばかりなのにもう涙

やさしい母さんにも みられたくないから

家の垣根のそばを通りすぎて

あの人この町を出てゆくなんて・・・」

 

昔の風景さえ よみがえるよう。

 

本当に 懐かしく 

忘れゆく風景と 美しい景色が

よみがえるような歌だと思います。


 




「この空をとべたら」加藤登紀子
作詞・作曲 中島みゆき 編曲・福井 峻
1978年

加藤登紀子さんはご自分で歌を作られる方なのに
中島みゆきさんの作品を歌われることをされたので
それだけでも意外で驚きでした。
でも、登紀子さんの歌声がピタリとくるような歌で
ヒットしましたし、私もレコードを持っています。

「ああ人は 昔々
鳥だったのかもしれないね
こんなにも こんなにも
空が恋しい」

昔々、人は鳥であったとは
本当は思っていなくても
鳥だったらよかったのに、と
思うことがある。

飛んで行って側にいたいと願うこともあれば
飛び去って消えてしまいたいと思うこともある。

愛する人が側にいない現実、
消え去り戻らないそのひとは
果てしない空に飛び立った鳥のようでもある。

もしも自分が空を飛べたとしても

消え去ったひとを

見つけ出すことも出来ないことを

きっと知っていているから

人はこの歌を聴き、

胸が震えるのではないかなぁと思います。


ふっと口からついて出るフレーズ。
聴けば聴くほど深くて胸を打ちます。

「赤と黒」岩崎良美

作詞・なかにし礼 作曲・芳野義丸 編曲・大谷和夫

1980年

 

前回1980年デビューの

河合奈保子さんのデビュー曲について

書きましたので 今回も1980年デビューの

岩崎良美さんのデビュー曲を書くことにしました。

 

なんといっても 歌手のデビュー曲というのは

とても重要で 良い音楽が多く

その歌手を語るのには欠かせない作品となります。

 

良美さんは姉である宏美さんが

超売れっ子になっていらっしゃったので

周りの人も 宏美さんと比較して

見ることが多かったと思いますし

色々と大変だったのではないかと思います。

 

仮に 良美さんが 岩崎という名前を使わずに

違う芸名でデビューされてたとしたら

世の中の人は お二人が姉妹だと気づかなかったのでは

ないかなぁ、と思います。

随分と お顔も違いますし

声も良美さんは鼻にかかったようなお声ですし

わからなかったのではないかなぁ。

 

当時は とにかく 次から次へと登場するアイドルを

楽しみに拝見していましたし

曲も次から次へと発売されるので

誰が詩を書いて 誰が曲を作って

だれが編曲したのか、なんて

まったく気にもかけてなかったので

今になって じっくりと聴いてながめて

おぉ この人が作っておられたのか~、と

感心したりびっくりしたりで

音楽って 楽しみ方がいっぱいで

この年になっても 退屈をすることはありません。

 

良美さんのデビュー曲「赤と黒」は

なかにし礼さんの作詞で

この頃のアイドルとしては 珍しかったと思います。

作詞をなかにし礼さんに頼まれた、ということだけでも

良美さんの 方向性というものを推し量ることが出来ます。

 

そして このころのシングルにしては珍しく

一曲4分30秒もあって

けっこう 他のアイドル歌手とは 違うんだという

心意気が感じられます。

 

歌も上手でしたし

しっとりと甘く歌われて

とても記憶に残る作品です。

 

「恋は 秘密めいた方が素敵

 恋は 闇の中が美しの

 あせればあせるほど 時間がムダに過ぎる

 くちづけ くちづけ くちづけしたいと 言えなくて」

 

随分とムードのある作品です。

 

あぁ 私ももし歌手だったら

一曲は なかにし礼さんに詩を

書いていただきたいと思いましたもの~

すてきだ~~っ。

 

ところで明日のお休みは

久々に主人とカラオケに行ってみようか!

という話になっております。

 

いやー もう随分カラオケに行ってなかったので

明日はいっぱい歌ってくるぞ―――!

とか思います。

いぇーーい!(なんだそれ)