「ぬくもり」片平なぎさ

作詞 及川恒平 作.編曲 すぎやまこういち 

 

すぎやまこういちさんが亡くなられて

歌コンでも取り上げられていましたが

根底にクラシックがあって

美しいメロディへの

憧れをお持ちだったのではないかなぁ、と思います。

きっとロマンチストなのだなぁ。

でも、お茶目で親しみやすい雰囲気もお持ちでしたね。

どの曲も あっ、すぎやまこういちさんだ!、って

すぐに気づけるすごさがありました。

すぅ~と心に入ってくる素敵なメロディでした。

 

片平なぎささんは

当時はあまり歌に自信がなかったみたいで

歌番組などは とても緊張されていましたし

あまり歌を歌いたくなかったようなことを

おっしゃっていたように記憶しています。

 

だけど、なんともピュアで

みずみずしくて、

うるうるしたまなざしが見えるような

魅力的な歌声でした。

私は 今聴いても

なぎささんの歌声にうるうるします。

好きなんです。

 

「あなたのほしいものなんですか」

この出だしから美しくてうるうるです。

ストリングスの演奏が繊細で

なぎささんにぴったりです。

 

なぎささんは

もう一度歌ってみたいと思われないのでしょうか。

歌われたらいいのに、って思います。

 

健気で繊細で

美しい作品がいっぱいで

お宝をいっぱいお持ちなのですから。

「何でもない何でもない」柏原芳恵

作詞・阿久悠 作曲・編曲 都倉俊一

 

今朝 夢の中で阿久悠さんが出てこられました。

 

私は 阿久悠先生に向かって

一生懸命自分の考えを訴えているような夢を見ました。

なぜ阿久悠先生なのかよくわからないのですが

彼の詩は 私たちを諭してくれるような

先生のような感じだったので 

少し気難しいような感じもありましたが

見透かされていたように思います。

今になると 本当に阿久悠さんの詩の世界が良く理解できて

この時代に 阿久悠さんのような人が

いなくなったことへの失望感もありますが

時代は流れていくのですから致し方ないことです。

私の性格自体 阿久悠先生寄りなんだと感じます。

だから夢に出てこられるのでしょう。

 

それで 阿久悠さんの歌を書こうと思ったのですが

今日は柏原芳恵さんのデビュー曲の

B面になった作品を書きます。

 

このアルバムは数か月前に買って初めて聞いたのですが

芳恵さんのアルバムは 音楽的に幅広く

チャレンジされていて

特に アルバムごとに 毎回 クラッシック枠があるのが

素晴らしいところではなかったかなぁと思います。

またその件については 機会があれば書かせていただきます。

 

「No.1」でデビューされましたが

今聞くとこの「何でもない何でもない」が

とても良いです。

いつ聞いても やっぱり良いです。

 

とてもおしゃれな作品で

アイドルとは思えないような曲調、

さらっとしているけれど

クセになるし深いし おしゃれです。

 

「晴れたり降ったり 時々はくもったり

私の日々は お天気次第

今日は青空 明日はどうだかしらないが

何でもない何でもない何でもない

ひと眠りできたなら

何でもない何でもない何でもない

陽気な女の子に戻れるでしょう」

 

何歳になっても歌える歌を 

デビュー曲として用意してもらえた芳恵さんって幸せですよね~。

色々あるけれど こんな感じで

みんな乗り越えて行けちゃうものなんだなぁ。

…過ぎてみれば 夢みたいなことで。

 

あの時代は アイドルが豊作の時代でもあり

競争の激しい時代でもあり

大変だったんだろうなぁ、って思います。

 

シングル曲だけしか知らないと

なんとなく かわいこぶりっこしているように

受け取られてしまいがちだったと思いますが

アルバムを聴くと けっこう土台がしっかりとしており

作り手の 芸術性とか 考え方がきちんと見えるような作品で

実力もおありだったのに 損をされていたような

気がしてならないです。

 

特に初期の芳恵ちゃんのアルバムは

色んな世界が詰まっていて楽しいなぁと思います。
 

「恋のフーガ」ザ・ピーナッツ

作詞:なかにし礼 作曲・すぎやまこういち 編曲・宮川泰

 

2021年9月30日 敗血症性ショックにより

作曲家のすぎやまこういちさんが逝去されました。

90歳でした。

素晴らしい音楽家がまた一人亡くなられて

さみしい想いでいっぱいです。

 

2018年には周南市文化会館で行われたドラゴンクエストコンサートに

息子と行きましたが

そのパンフレットに「すぎやん」と親しみを込めて書かれていて

ほほえましく思いました。

 

トルネコの大冒険とか ドラクエとか

一時期 寝ることも忘れて夢中でやった記憶がありますが

すぎやまこういちさんの音楽が とにかく良かったし

記憶から消えないメロディだったと思います。

交響曲とか吹奏楽とか CDも買って聴いていました。

 

私が すぎやまこういちさんの音楽

初めていいなぁと思って聴いたのは

多分 「花の首飾り」ではないかと思うのですが

メロディがきれいですし 覚えやすくロマンチックでした。

ザ・タイガースで 聴いたすぎやま作品は

ロマンチックな王子さまを求める乙女の心を

満たしてくれるような音楽だったと思います。

「僕のマリー」「モナリザの微笑」「君だけに愛を」

子供ながら素敵だと思っていました。

姉がファンで聴いていましたから。

あと 「学生街の喫茶店」とか

他にもザ・ピーナッツさんとか

素敵な曲はいっぱいあります。

 

そしてピーナッツさんでは

すぎやま作品では ダントツ「恋のフーガ」が記憶に残る作品です。

 

「追いかけて 追いかけて

すがりつきたいの」

 

イントロからの このフレーズ。

人生のうちで どれだけこのフレーズを歌ってきたことか・・・。

 

女はやっぱり 追いかけられるのではなく

追いかけてすがりつく、というほうが 好きなものですから・・・

とか思います。

 

・・・あら、私だけ~~っ?(汗)

 

なかにし礼さんの詩もすごいし

宮川泰さんの編曲も素晴らしいなぁ。

 

まだ書いてないけれど

すぎやまこういちさん作品では

好きな歌がいっぱいあります。

 

もし 自分が歌手だったら

一曲は書いていただきたいと思う作曲家の一人ですよね~

ま、一般人だから思うだけ、ですけれどもね~。

 

これまで書いたすぎやま作品はこちらです。

また書いていきたいと思います。

 

すぎやま先生のご冥福を心よりお祈りしいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは所有しているCDです。

 

 

 

 

野口五郎さんの 下関コンサートに行ってまいりました。

本当に 素晴らしいコンサートで 今も胸がいっぱいです。

歌もおしゃべりも 本当に胸を打つものでした。

しばらくは余韻に浸って ニコニコ笑って頑張れそうです。

夢のような時間をいただけたこと

関わってくださったすべての皆様に 心より感謝申し上げます。

ありがとうございました。

尚 このコンサートの感想等は

私の笑顔ブログに書いております。

よろしかったらご覧ください。

一反木綿のようなブログです。

わたくしの想いをひたすら書き綴ったブログでございますが

おおらかなお気持ちでお読みいただけますと幸せます。

のりえ@山口

これは数年前に撮った写真ですが こちらが下関市民会館です。

「髪」柏原芳恵

作詞・作曲 中島みゆき 編曲・石川鷹彦

 

芳恵さんは 私は好きな歌手の一人です。

シングルは わりにキャピキャピした感じが強く

男性に媚びる感じのイメージがありがちですが

この方のアルバムを聴くと 本当は随分と大人で

女性としての奥行が感じられ

見えない翳りも なんとも魅力があり

同性としても共感できる深い世界があります。

 

この作品が入ったアルバム「春なのに」は

実は最近購入して 初めて聞きました。

まず ウォークマンに入れて 

編み物をしながらイヤフォンでランダムに聴いていたのですが

まず「夜曲」が流れ 思わず うっと胸が詰まり

次にこの「髪」が流れて

聴いていると ポロポロと

不覚にも涙が流れてきて 声を上げて泣きそうになりました。

 

中島みゆきさんの作品ですが

しっかりと 芳恵さんの世界になっており

甘さと 若さと 品の良さがあります。

 

思うのですが 一人の歌手でも 低音から高音の間には

魅力があるところと ちょっと弱いところと・・・という風に

あるのが常です。

低音がキツかったり

高温がキンキンしたり

ぼやけたり 強すぎたり

どこか そんなところがあるものなのですが

この方の声は 低いところから高いところまで

とても豊かで 声がいいのです。

 

そして 少女のような可憐さも

子供のような無邪気さもあれば

グッと大人の艶っぽさも

淑女のような品の良さも・・・と

声に色々な表情があり 

表現力が豊かです。

 

あまり歌唱力を評価されなかったような気がするのですが

アルバムを聴くと この方の歌は本当に素晴らしいと

しみじみと思うのです。

 

この「髪」は やっぱり中島みゆきってすごい、と思うのですが

なんかもう 胸にウッと来る世界で

その世界を 素直に豊かに

芳恵さんが表現されて 泣ける世界です。

 

人を愛したことがない人には

わからないかもしれませんが

心から人を好きになったことがある人には

泣ける世界です。

 

「あなたの写真も残らなかったから

影をあなただと思いたい

切ってしまいます あなたに似せて

切ってしまいます この髪を

今夜旅立つあなたに似せて 短く」

 

この表現力には感動を覚えます。

芳恵さんは こんなにも歌が上手かったんだ・・・と

衝撃を受けました。

 

芳恵さんには 私はグラビアとかシネマとかの仕事などされず

ずっと 歌に専念していただきたかったと思います。

 

もっと こういうアルバムの世界を

世の中に発信されたらよかったのにと

すごく思います。