昨夜の「うたコン」を拝見し、
書かずにはいられなくなりました。
今日は私は朝から仕事をし、
帰ってから日舞のお稽古に行き
もう 自分に使える時間が10分しかないのですが
とにかく書かせていただきます。
昨夜の「うたコン」の五郎さんの歌声、
本当に胸を打つ素晴らしい歌唱でした。
特に 出だしの あの語るような歌唱が
胸に沁みてグッときました。
そこからのサビの歌唱は 圧倒的で
あぁ 本当に いい歌を聴いたなぁと
しみじみと思いました。
1974年、この歌が発売された時は
私はまだ生まれていませんでした・・・
と、言いたいところですが
残念ながら 小学生でございまして
段々と異性を意識し始めた年頃だったように思います。
それまでは 南沙織さんとか
麻丘めぐみさんとか
女の子の歌ばかりを聴いていたのですが
ある日、ハッと 気がついたというのでしょうか、
まるで少女漫画から抜け出たような
美しく 繊細で とにかく声が甘くてすてきな
五郎さんを拝見し
このすてきな男性はいったい・・・・と
心が釘付けになりました。
まさに「甘い生活」を歌われていた時でした。
このレコードを買ったときは
もうエンドレスで 裏も表も聴きましたが
どちらも 本当に五郎さんの歌声が素晴らしくて
ざあざあと 涙を流しながら(なんか変)
日々聴いていたような気がします。
甘くて キュンとして
乙女心を十分に満たす存在でした。
寝ても覚めても・・・という言葉が
ぴったりとする時代だったように思います。
今一度 このレコードを聞いて思ったのですが
とにかく まろやかで甘くて品が良くて
100点満点の歌声です。
五郎さんの 言葉は 本当に品が良くて美しくて
特に サ行は 上品ですし 鼻濁音もきれいで
ア行は 甘く情熱的で艶がありますし
タ行は 若さと親しみを感じますし・・・と
書き出したらきりがなくて
またどこまでも書いて
ひんしゅくを買ってしまいそうなので
ほどほどにしないといけないのですが
ずっと聴き続けても 魅力を感じて
もう一回聴きたくなるような
素晴らしい歌声です。
私は子供でしたが
本当に 耳が良かった思いますし
見る目があった、と
自分で自分を褒めてあげたいくらいです。
昨夜の五郎さんは
あの頃に戻るような気持ちで
歌われているように感じられましたし
あの頃と 変わらないけれど
50年変わらずに
ずっと歌い続けてこられた
五郎さん自身の想いと
深い味わいを感じることのできる歌声でした。
昨夜は 当時の五郎さんの映像もあり
私も あの日の少女に戻って
うるうるとして聴かせていただきました。
五郎さんは ずっと歌い続けてこられ
今も変わらずに
こうして 一曲一曲
あの時のままに 届けようとしてくださっています。
そのことが
どんなにすごいことなのか
言葉にすることはとても難しいですが
素晴らしい歌声に
感謝の気持ちでいっぱいです。
おかげさまで 忘れかけていたあの日の自分を
取り戻すことが出来ました。
ありがとうございます。