のび太くんがよくテレビアニメのなかで「ドラえもーん!!」と叫びます。
叫びながら自分の部屋に階段をドンドンかけあがっていきますね。ご存知ですか?この気持ちが僕にはよーくわかります。
僕が琉夏へそんな気持ちでした。
僕の抱えている過去の経験は人に打ち明けたところで解決することは無しに等しいものばかりだから相談された相手の表情が強張って困惑するのがわかるから最初から、打ち明けるなんてしないようになっていったのが10年くらい前までの僕。
心がしんどくてしんどくてどうしようもないときには
「琉夏ーーーーー!!!」
「琉夏ーーーーー!!」
よく仕事から帰宅してすぐに玄関から叫んでいました。仕事中にテレパシーで叫んでいました。寝る前に先に眠りそうなウトウトしている琉夏へ
「琉夏ーーー!!」と呼んでいました。
すると…
琉夏は籠からとことこと出てきて忍び足で枕元まできて僕の顔を覗き込んだあとは嘴で飼い主の鼻先を摩りながら目の奥の方をじっとじっとしばらく見つめていました。
琉夏が僕を見つめている時間は琉夏自身が僕を安心できるまででした。僕を大丈夫と判断できたら籠へ自分で帰っていました。もし僕を大丈夫ではないと彼が判断をしたときは僕の枕上に座って羽繕いをしながら僕を見守ってくれていました。
僕はよくオカメインコ臭が額の方から空気といっしょに鼻について心地よいなかで眠りました。翌朝起きると琉夏は籠の中へいつの間にか帰っていたのです。
僕が眠りについて僕を安心できたら彼は自分の寝床へ帰って寝ていた訳です。
ドラえもんにも、そんなシーンは見かけます。のび太の枕上から顔を覗き込んでいます。
「のび太くんどうしたの?」
「のび太くん」
「のび太くん」
琉夏の存在は僕にとってドラえもんと似ていました。
小さな翼で小さな鳥だけど大きな翼に守られながら僕は暮らしていた。愛情をいっぱいもらっていました。
映画STANDBYME-ドラえもんーでこんなセリフがあります。
のび太くん…
そんなにくよくよしないで。
君の未来は変わったんだ。元気だしなよ。君自身が変わったんだ……それでもやっぱりきみのことが心配なんだ。
君のそばにいられたらどんなに良いかっておもうよ…僕が居なくてもちゃんとやっていける?
ジャイアンやスネ夫にイジワルされたらひとりで立ち向かえる?
のび太くん…
僕もしばらく前はのび太くんと同じでした。
僕は琉夏がいっしょだったから少年のままで生きられました。けれどそうはいかなくなりました。
僕はジャケットを羽織って大人のふりをした少年じゃなくって、本物の大人の階段を駆け足で登っていきました。
そんな彼が居なくなって四年の時間が過ぎようとしています。
僕は寝坊が得意でした。いつも琉夏に起こしてもらっていました。未だにたまに寝坊をします。今の暮らしは琉夏と何年も積み上げて形になりました。
人は誰かを愛したら相手に似ていきます。
同じことを考え同じことを感じてゆきます。
一諸に過ごしていると時が経つにつれて1つになります。
愛する者が目の前から消えてしまうとこれまで関わってきたすべての存在が消えるように思えてしまうし思い込んでしまいます。
良いことをしても嬉しくても一人では満足できないし子供をなでるような単なる好意で救うことができません。
それでも暮らしていかなきゃいけないのです。記憶は薄れても愛された痕は刻まれています。愛された足跡を大事に個々の生き方で愛された時間へありがとうと…。
だからこそ
その瞬間瞬間を大事に尽くして生きること。
泣かせたくないからちゃんと前を見て歩きたいと願う行動は亡者たちがあなたを見守っています。
ちゃんと生きられるように…。
悲しみの言葉ばかりや愚痴を言い続けているだけではあなたの今は変わりません。
自分の意思で変えようと動くときはじめて現実が変わり始めます。
状況に影響を与えることができます。
あなたが変わらなければ何も変わりません。
自分から変わっていく。
自分の内面から。
あなたが動き出すと状況は変わっていきます。
それが生きるということで自分の世界を変えていくということです。
あなたの世界を変えるためにもうひとつ大切なことは強運の人やキラキラしている人とぜひ付き合うようにしてくださいね。
運気が停滞している人や負の連鎖を繰り返している人やマイナス感じさせる言葉や悪口を吐く人のそばにいると開運はしません。
朱に交われば赤くなる
類は友を呼ぶ
その通りだからです。
あさって4月になります。4月になるからと…何か終わらせることや区切りをつけることなどなどに焦らないでくださいね。すべての物事においてタイミングがあるからです。