海に潜ったあとに帰港するまでの時間に、キャラメルコーンを口にほおりながら潮風に吹かれてうとうと昼寝が僕にとっては最高の至福の瞬間です。日本に住んでいると、キャラメルコーンはスーパーに行けば簡単に手に入るけど海外に住むと、入手困難が当たり前です。
アジアンマーケットの韓国のお店には大体、あんぱん、キャラメルコーン、納豆など日本食材が置いてありました。
海の潮で身体中がベタつくダイビング終了後の帰港までは口の中でとろけるキャラメルコーンはソフトでとろける心地よさでした。
帰港となると船内で船酔いをする客が居なくなります。出港前の朝は、乗船したメンバー全員と当日のブリーフィングをして船酔いの話をします。
すると…
ダイビングの目的地にたどり着くまでの道中に波がしけてなくてもベタナギでも船酔いをしてゲロゲロ吐く客がいました。
出港前に「船酔いしそうになったら海の遠くを見てください。ドライルームやトイレに入ると余計に気持ち悪くなりますからね」と注意をしたことにビビりを覚えてしまうと船酔いは拍車をかけました。
仲間で遊びにきていた人たちは、一人が船酔いをすると次から次とゲロゲロしているのです。日本人男性はほとんど行くとき潜り慣れない観光客はそうでした。
なのに…
帰りになって港へ向かうときになると波の高さが行きより激しくなろうと、元気になっている人ばかりでした。
下船が待っている安堵感で船酔いをする客が居なくなるのです。帰りの船は、僕がキャラメルコーンなら他の人は、個々で持ってきたお菓子や潜った写真や知り合ったバディと会話に盛り上がっていたり、下船をしたら飲みに行く話しをしていたり、女の子とデートの話しをしていました。
思考が未来を向いて船酔いのことなど脳内からすっぽり消え去ってしまったので船酔いにならなかったのです。
まさに、思考は現実化するという言葉のマニュアル版でも見せられるような毎回の現場でした。
人の思考は、マイナスな考えもポジティブなものも、目には見えない波動となって周囲へ影響を与えます。
口から出す言葉や行動は思考から生まれていきます。あなたの感情と思考がそのまま現実になります。マイナスでもプラスでもそのまんま。引き寄せは素直だということ…。