琉夏と約束していた番組がありました。
日本に戻ったらいっしょに見ようと録画予約をして私は日本を離れました。
予約したのは「世界はほしいモノにあふれてる」
先週、急逝した三浦春馬さんがJUJUさんとMC担当のNHKの旅番組です。
わたしは録画した番組を昨日まで封印していました。
見たくなかったからです。
放送された一週間後に琉夏は亡くなりました。
わざと放送した日付を目にしてしまうと辛いから見ないまま放置していました。
そして昨日でした。
ひとりで番組を観ました。
本来なら隣に琉夏がいて騒がしくふたりで鑑賞するか番組に入り込んで共感してうるうるするか何かしら想いで見たはずです。
放送分の旅先はイタリア・ボローニャでした。
毎年春に開催される絵本や児童文学や児童向けメディアの見本市「ボローニャ国際児童図書展(ボローニャ・ブックフェア)」で児童書の編集者が絵本を探す旅でした。
琉夏と一緒に読みたい絵本だらけの放送分でした。
音楽も読み物も映画もドラマでもなんでもを共有できた異端児インコが隣りにいないというのは物足りませんでした。
改めて彼の命に感謝でした。楽しかったこと幸せにしてもらったことにありがとうでした。
しばらく番組を止めていると切なさで胸の奥がシクシクし始めました。もうひとり居なくなってしまった人が居ました。2019/6/13に見慣れていた風景にはなくなった命にシクシクしたのです。
鑑賞予定だった琉夏も三浦春馬さんもいません。
あるときその人にとって家族や友達や恋人やすれ違った人がその人の守護神になるときがあります。
自殺を思い立ったことは誰もきっと一度はあります。ただ違うのは実行に移さないだけです。
誰にでも守護神は存在します。
守護神に気づくにためにはあなたの気持ちに余裕のある時間を過ごすことです。
ガチガチに詰めて寝るまで脳をフル稼働していると見失ってしまいます。
ひとりになって静かにひと息つけるくらいの余裕をあなたの生活時間に最初から取り分けてみてね。
ひと息つけるくらいの時間にはあなたの本心があなたの魂の根底から顔を出してくれる瞬間もあります。
あなたが何かを決められないで悩むときあなたの本心を聴くことができますよ。
あなたにとっての守護神が特別で唯一の存在であることはかけがえのないあなたへの宇宙からのギフトですよ。