パプアニューギニアの巨大な地下洞窟に海へとつながる水路を見つけたい探検隊でしたが台風が襲来し洞窟は水没しました。探検家の親子を中心に脱出を試みるフィクションを元にしたお話しでした。
2011年3月11日に発生した東日本大震災を受けて公開は延期されました。
自分がダイバーであってもダイビングが怖くなるかもしれない映画でした。これを見たらダイビングを始めようという人はいません。
わたしも何度も息を止めてしまって観ていました。
専門用語が数々出てきてわたしにとっては身近なもので怖くても親近感が湧く湧く最初から最後までの鑑賞時間でした。
↑これ減圧中らしいんです。
他にも透明度、減圧症、窒息死、パニック、水中では絶対にマスクを外しちゃいけない、残圧、知ってる用語ばかりでした。
そしてもうひとつ…
ニューギニアの洞窟へ探検にきた者へ地元人がこう言いました。
「今日は嵐が来るから行かない方がいい」
しかし主人公はそのアドバイスに耳を傾けることなく洞窟を目指しました。
わたしもおんなじような経験をしました。
↓当時、ビーチに打ち上げられたわたしの身体と機材にホールドされていた水中カメラのデータから唯一出てきた写真です。
わたしの起こした大きな海難事故と違う点は映画の主人公は最後まで諦めなかったこと。
わたしは事故が起きて間もなく仲間たちが水中でバラバラになった瞬間から助かる自信などなく諦めてしまいました。それは経験不足からくるスキルの未熟さも影響を与えていました。
諦めてしまうと絶対に諦めないでは思考が現実を創り上げる別世界になります。
人は見えている世界がすべてだと思いがちですがすべての活動は見えない世界が大半で起きています。
どのような現実になるかは自分の信念によって左右されます。
わたしは15年近い年月を大自然を生業に生きてきました。大自然から学ぶことは多くあります。なぜなら究極な環境下で生きなければならないからです。
おかげで経験値を高くしました。
人間は米粒のように小さいこと。
お金が大自然の中では紙切れになること。
冷静さを失くしたとき死に直結すること。
仲間割れをすることがコンパスの誤差のように道を失ってしまうことなどなどいくつもあります。
新型コロナウイルスによって日常生活が非日常になって新しい環境に変えなきゃいけないことが多々ある夏を迎えています。
非日常は疲れます。
半端なくエネルギーが消耗します。
心が折れやすく前に向かっていきたくても心が穏やかに過ごせなかったり苛立ちでどうしようもなくバランスが取れにくいですよね。
それでも諦めないでください。 明けない夜はありません。そして自分を信じることをやめないでくださいね。
あなたが正しい行動をしてきたらお天道様はみています。誰も理解してくれないとしても宇宙からはちゃんと見てくれています。
しんどくてどうでもよくなってしまったら一旦手を止めて自分を甘やかすのも大事なことです。
自分の掌を開いてあなたを甘やかす時間をちゃんと自分へプレゼントしてあげてくださいね。