今日は一周忌でした。
前夜から自分がどうなるのか予測がつかないまんま迎えました。
琉夏の心臓が音を失くす寸前の午前11:00-12:00の時間帯をわたしは「魔の扉」と呼んでいます。
魔の扉へ時間が迫ってくると嫌な記憶が胸の奥の方から表面に顔を出し始めました。
琉夏は心臓が止まる寸前の数秒だけ痛みで悲鳴に似た甲高い声を上げました。その声が耳の奥から突くように響いて少ししんどい時間でした。
けれど案外と自分の心が穏やかで涙も出てこない魔の時間帯へ少し驚きました。
前夜は泣き崩れて一日中を涙で過ごすのではないかと想像していたからです。けれども現実の時間に見た自分は随分と心の整理がついていたことでした。普段と何ら変わらない過ごし方をしていました。
わたしは、掃除をして洗濯をして早めの入浴を済ませて遅いお昼を食べました。
そしてノートの書き出しをしました。
改めて書き出しました。
琉夏の一周忌の日にこれからどうしたいか?
自分の内面の再確認を含めて道筋をしっかり定めて歩いていくために大事な書き出しをしました。
更にステージを進むために彼と掴んだ幸せの上に積み重ねて行くには、書き出すことはしなければならないことです。
書き出すことは面倒としないまんまは、なかなか自分の欲しい未来は掴み取れません。
わたしはよーいどんとスタートをしてドンのときにはすでに走り出していたい。いつもそうしてきたからです。
琉夏の一周忌の今日、未来を書き出して未来時間からいまを見るとワクワクして胸の高鳴りが抑えられないほどに嬉しくなりました。
私の目線は間違いなく未来をみています。
涙が出なかったは前へ前へわたしが踏み出して生きていたからです。
あなたは「愛している」という言葉を誰かへ向けて使ったことがありますか?
わたしは、琉夏へ生前に何度もその言葉を使いました。本気で愛する相手でなければ言葉は舌から唇へ出てきません。
使えないのです。
愛の言葉は嘘がつけないから自分にもつけないから本気の相手でなければ使えません。
私は琉夏の肉体が腐敗してもぐちょぐちょでも抱きしめられます。彼のうんちや皮脂やすべてが愛くるしい存在です。
永遠に愛くるしい存在で忘れられないインコです。
愛しているから愛されたから琉夏は泣かせたくない存在です。
また明日から新しいスタートです。
生きるってワクワクすることです。