ラマダン中のマレーシア人の食事タイム | INJカルチャーセンターのブログ

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みなさん、こんにちは!INJマレー語講師のアミルンです!

 

今年もラマダン(断食月)がやってきました!この時期に日中に食べることも水を飲むこともできない断食している人たちは、いつ食事をするのか気になりますよね?マレーシア人のラマダン中の食事時間を3つ紹介します。それは飲み食いをせずに一日を過ごすための夜明け前の朝ごはん(マレー語ではsahur・スフール)と断食明けのときに食べるイフタール(マレー語ではbuka puasa・ブカプアサ)、そして夜の礼拝の後に摂る軽い夕食(マレー語ではmoreh・モーレ)が主な食事です。

 

断食に備えるため、多くの人々が夜明け前に起きて朝の食事をとります。これをSahur・スフールと呼びます。その中でも、食事の準備を寝る前に済ませる人も少なくありません。Sahurでは、卵やオートミールなどタンパク質や食物繊維を多く含む食べ物でお腹を満たすのが良いとされていますが、ご飯を主食として、朝から重いものを食べる人もいます。

 

ご存知の通り、マレーシアのラマダンバザールは非常に活気があり、夕方になると断食明け用の食材や料理を買うための屋台が並びます。そこではマレー料理はもちろん、ストリートフードなど様々なローカル料理が販売され、日本のお祭りのような雰囲気です。ラマダンバザールで購入した食べ物を家で楽しむ人もいますし、モスクに行って友人や家族と一緒に断食明けを祝う人もいます。さらに、モスクでは毎日ラマダン期間中に無料のお弁当などが配られ、みんなで一緒に食べる文化が根付いています。イスラム教ではラマダン期間中に喜捨を多くすることが奨励されているため、寄付によってモスクでの食事会が毎日開催されています。断食しない人も歓迎されるので、是非その雰囲気を味わってみてください。

 

「出典:BeritaHarian・Meriahnya berbuka puasa, tarawih di Masjid Negara

 

そして、夜にはみんなでお祈りをした後にMorehが用意されます。Morehの料理は多様で、軽食や飲み物、Bubur Lambuk「ブブールランブク:肉や野菜、スパイス、米などを使用して作られる伝統的なお粥」などの主食が提供されることが一般的です。これに加えて、伝統的なマレーの菓子も提供されることがあります。食事の面だけでなく、Morehは社会的交流や絆を高める大切な時間でもあり、人々は一緒に断食を解き、宗教から日常生活まで様々な話題で交流しているのです。

 

Bubuk Lambuk

「出典:TheRakyatPost・Do You Know Where Bubur Lambuk Came From? Let’s Get Down To History

 

 私のマレー語講座では、マレー語以外にも、このような面白い話や最新の話題を取り入れています。現在、グループレッスンはオンラインで行っています。私と一緒にマレー語を学びながら、マレーシアについての知識を深めましょう。クラスでお待ちしています!

 

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