【今回のテーマ:インドネシア事情2ジャカルタ編★映画のロケ地「珈琲哲学」】
Selamat siang. 「こんにちは」
INJインドネシア語講師のIZUMIです。
前回、パンデミックを経て2023年に6年ぶりにインドネシアを訪れ、MRTに乗車したことを書きました。今回は、ジャカルタのブロックMにあるカフェについて書きますね。
ブロックMに着いてから真っ先に向かったのは、日本でも紹介された映画 Filosofi Kopi「珈琲哲学」から誕生したカフェです。もともと Filosofi Kopi「珈琲哲学」は、インドネシアの人気作家 Dee Lestari(ディー・レスタリ)の短篇小説でした。映画化された後、撮影のセットとして作られたカフェが、主演のリオとチコがオーナーとなり、そのまま実際にカフェとして営業していると聞いて楽しみにしていたのです。
映画 Filosofi Kopi「珈琲哲学」のタイトルがそのまま店名に
店内は友人同士で訪れていると思われるインドネシア人の若者たちでにぎわっていました。メニューは日本のカフェと変わらない感じでしたが、私はインドネシア特有の kopi tubruk(粉が沈むのを待って飲むコーヒー)を注文しました。それにチュロス(揚げ菓子)も頼んでみたのですが、日本のカフェのようにショーケースの中からすぐに出てくるのかと思いきや、いくら待っても出てきません。
ブラウンを基調としたおしゃれで落ち着いた店内
忙しそうなカウンターのお兄さんに「さっきチュロスも頼んだのですが…」と聞いてみると、にっこり笑って「今、用意しています~」と言われました。そして、お兄さんが奥の部屋にしばらく消えたかと思うと、ほどなくあっつあつ!の揚げたてのチュロスが出てきました。しかも量が多い!注文を受けた後に、奥の厨房で揚げていたのですね。あつあつのチュロスは、kopi tubruk とベストマッチでした。
Filosofi Kopi「珈琲哲学」は、ジャカルタのほか、バンドン、ジョグジャカルタ、ソロ、メダンにもあるようです。もともとインドネシアでは紅茶が多く消費されていたと思っていたのですが、最近ではコーヒーも広く楽しまれるようになり、こんなおしゃれなカフェが次々と誕生しているのですね。
日本でもトラジャコーヒーはインドネシア産コーヒーとして有名ですが、コーヒーはインドネシア各地で栽培されています。皆さんもインドネシアを訪れたら、本場の香り高いインドネシアのコーヒーをぜひ味わってください。
次回はロンボク島について書きますね。お楽しみに!
現在、私はインドネシア語入門~中上級講座を担当しています。独学でなかなか上達しなくてお悩みの方は、わからないことがわかるようになるまでていねいに教えています。
今回のブログのように、レッスンではインドネシアの最新情報などのお話も交えて行っていますので、インドネシア好きの仲間といっしょに楽しくインドネシア語が上達できます。
全くの初心者の方も大歓迎です。苦手な項目を得意な項目に変えて、語彙、文法、読解、翻訳、リスニングの総合力をアップしましょう。お待ちしております♪
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