果て脳の襞に捻じ込まれた官能の切っ先 眼球の奥で燻る紅い液体 脊髄の反射に戸惑いながら 上気する体温と汗と呼吸 この声はもう既に狂っている? 三半規管を犯され 遠のく意識に眩暈さえも快楽 軽い打撃にすら 脆くも崩れ落ちる 光なのか闇なのか モノクロの世界にただ堕ちて行く あぁ、出入り口の無いこの空間 内側に膨張を繰り返す 置き去りにされた心 溢れ出した心 ぬるぬるとした底無し沼に深く溺れ 今宵の月は滲む涙で見えやしない