操体法はただ単なる治療法・テクニックではなく、動物が本来持っている原始感覚(快か不快かを見極める感覚)を取り戻し、正しい体の理(ことわり)を自分の身体の体感を通して学ぶ実践哲学・自然法則です。操体法の施術では痛いことは一切行いません。「気持ちいい」という感覚を体に聞き分けて味わうことにより、自然と全身のバランスが改善されていきます。自らを癒し、養える操体法を学べばあなたの一生の財産となることでしょう。
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紹介で50代男性のお客様が来られました。
服を脱ぐときに肩が痛くて辛いという症状でした。もう痛いのが2か月間続いているそうです。
まず、極性の反転のチェックです。
これが逆転していると色んな施術をやっても効果が出ないので、最近は必ず最初にやるようにしています。
案の定、極性が反転していました!電気極性を正常に戻しただけで、腕がかなり挙がるようになり、身体もフラフラしなくなりました。
続いて、立位の状態での歪みのチェックです。
前後屈、左右の側屈、左右の捻りの状態で、後ろから腰を押してチェックします。すると、強い方と弱い方がわかるので、強い方の姿勢を維持したまま揺すって調整します。
これで肩甲骨の左右差がほぼなくなりました。
しかし、肩を挙げる動きはまだ痛いまま・・・これは腕か肩そのものの問題だな・・・と問題となっている筋肉を調査していきます。
そして・・・見つけました!
母指球筋をグッと押しながら、痛い動きをさせると痛みが減りました。(原因となる筋肉を抑えて痛い動きをすると痛みが消えるという現象を使う)
仕事の締め切りにより、徹夜作業でパソコンをやらないといけないことがあり、マウスを使い過ぎてから肩が挙がらなくなったことを思い出したそうです。
仰向けになってもらい、母指球筋がほぐれるように、浮かせてユラユラと揺すります。しばらくやると母指球筋の凝りが取れました。
バンザイ検査すると、腕がかなり挙がるようになりました。
しかし、まだ痛みがあると言うので、今度は痛い部分に指先を触れてもらいながら、また「浮かせて揺する」のをユラユラしばらくやりました。
すると、またバンザイの可動域が改善していきます。
それでも、まだ痛みが残っているので、気になっていた巻き肩をなおすことをしました。
巻き肩を改善し、斜角筋、僧帽筋も緩め、バンザイしてもらうと痛みはほぼ消えました。
まだ左に比べると右は挙げにくいけれど、まあ、あまり欲張らないで今日はここまでとして立ってもらいました。
どうしても、パソコン作業が多いと、前腕が内捩りになり過ぎているのです。
その前腕の捩れから肩が巻き肩になり、肩を挙げにくくなるという現象になっていたのでした。
腕を外に捩る動きが楽で、気持ちいいからやるように言って施術は終了しました。
服を着替えるときに「あー楽に着れる!」と喜んでいただけました(^_-)-☆
「面白そうだな~操体施術を受けてみたいな」と思った人はこちらのサイトからお申込みください。
●67歳女性(東京)
(施術の目的、主な症状)
腰痛、足首痛、左首の凝り、目の疲れ、頭痛、ふらつき
「おもしろそうだな~自分も一度、操体を受けてみたい!」
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古武術「剣住会」に参加して気づいたことを施術に活かせたので紹介します。
野本先生が「崩すと筋肉は緩むんですよ」と言って、 私の手首をとって重心を操作して崩れた状態にしました。
そうした途端に肩の凝りが無くなってしまうというデモンストレーションしてくれました。
また、頭を両手で挟むようにして重心を崩して浮かされることで首や背骨がゆるゆるになってしまう技もやってみせてくれました。
「そうか!浮かすと緩むのか!崩すと緩むのか!」
戸塚ヨットスクールでウィンドサーフィンをさせて脳を活性化させるという話がありましたが、それも同じことなんだなと気づきました。
昔、一本歯の下駄を履いていると身体の歪みが整うということを実験的にやっていたことがありますが、あれも同じ原理です。
合気道や少林寺拳法でもうまい人に崩されて投げられると身体が整うということは知っていましたが、それも同じです。
操体施術をしていると「先生に重心をとられて投げられそうな感じがする」と昔、ある人に言われたことがあったのですが、まさに相手の重心を捉えて、浮かしていたのです。
どうやら身体は不安定な状態に置かれると、 無意識に安定しようとして自己治癒力にスイッチが入るようなのです。
これを昨日から操体施術に応用してみました。
1.両膝を立ててもらって、両脛に軽く触れて
こちらは腰から相手の重心を浮かすように微妙に操作します。
2.後頭骨の下に両掌をそえて、
こちらは腰から相手の重心を浮かすように微妙に操作します。
そうすると・・・
相手の身体がもぞもぞと勝手に動き出して見事に治っていくのです。お腹がギュルギュル反応します。
これは操体施術を長年受けている人には特に即効でとても深い癒しが得られるようです。
崩されること、浮かされることでエネルギーが内部から湧き出てくるような感じでしょうか。
身体っておもしろいな~と改めて楽しませてもらいました。
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過去10年の操体(SOTAI)
http://archive.mag2.com/
先日、施術中にふと閃いてわかったことがあります。
仰向けで膝を伸ばした状態で足を挙げると
右足が重くて挙げにくいというので、
その人の右足に「お辞儀」をしてみました。
Mさん「あれっ!?さっきよりも軽い。今、何をしたんですか?」
私「右足にお辞儀をしたんですよ」
Mさん「えええ!!不思議!」
右足に敬意を表したら、右足の機能が復活したのです。
そんな現象が起きました。面白いですね!
丁重に扱われることって気持ちいいですよね。
おそらく、
日本古来から伝わっている礼儀作法は
エネルギーコントロールの結晶なのですね。
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この度は当院のサイトを訪れていただき、ありがとうございます。
はじめまして。
操体おおほり癒養院 院長 大堀 亮造(おおほり りょうぞう)です。
私の志は、本気で変わりたいお客様に対して、
体を整えることで「本来の自分」を取り戻すサポートをすることです。
その手段として操体法の施術を行っています。
当院では志に則り、以下の「施術理念」を掲げて営業させていただいています。
理念がよく分からないまま通院するのと、しっかりご理解されてから通院されるのでは、得られる効果や回復のスピードがまったく違いますので少々おつき合いいただけると幸いです。
私が操体施術を通してあなたにお約束する理念は次の5つです。
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操体法は「気持ちのいいことをすれば治る」という自然の法則を治療的に使わせていただいています。
操体法を創始された橋本敬三先生は「気持ちのよさだけを教えろ。治すことまでは関与するな。治すのはご本人の身体にお任せしなさい」と言われています。この言葉がまさに操体法の施術の在り方を説いています。
体は治して欲しいのではなくて、あなたに理解して欲しいのです。
操体の施術では「気持ちいいかどうか?」を体に聴き分けていきますが、あなた自身が体の声を謙虚に聴く訓練をしていくことで、体が訴えていたこと、体にとって必要なこと、今の自分がやるべきことなどがわかってきます。
英語のヒアリングと同じです。最初は何を言っているのかわかりませんが、体の声も聴き続けていると少しずつわかっていくのです。
体の声を聴き、体が望むことを実践してあげることで、体との信頼関係が取り戻されると症状は自然と改善していきます。これが自然の法則なのです。
操体法=体を自由に操り、幸せになる法則と私は考えています。
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そもそも日本人は外国人とは違い、日常生活そのものが鍛練となっていました。 床に座る生活、正座やあぐら、着物、家の中での裸足、草履や下駄、腰帯、鉢巻、襷などなど。昔は「肚の座った人」に重要な仕事を任せていました。
上の写真は大相撲で69連勝の記録を打ち立てた大横綱 双葉山(左)と合気道の創始者 植芝盛平(右)です。素晴らしい自然体を体現されています。一本の線が体にビシッと通っています。
体は嘘をつきません。立ち姿にその人の内面的な強さや美しさが現れるのです。 だからこそ、江戸時代に日本の侍を初めて目にした外人達がその姿勢や態度に驚いたのです。
ところが今の日本人は生活がすっかり西洋化してしまいました。日本人なのに日本人本来の体を失い、かといって西洋人の体にもなりきれない中途半端な状態に陥っているといえます。
私は武道をやっている中で操体と出会って衝撃を受けました。操体の施術を受けたとき、生まれてはじめて武道をやる上で、基本とされている「自然体の状態」を実感できたのです。 実は武道の技はいくら練習しても、ベースとなる体ができていないと全くできないものなのです。誤魔化しが効かない世界です。
日本人が本来持っていた自然体になることで本来もっている力が発揮できます。私のところで操体を受けることで体の動きが変わり、声が変わり、入賞したり、結果を出せるようになった人はたくさんいます。
また、特別に武道やスポーツなどをしていない普通の人であっても操体の施術を受けた直後は自然体の状態に戻ることを発見しました。
もちろん、操体を1回受けただけでは自然体の状態は定着しませんが、定期的に通いながら整った状態を体に再教育していくことで文字通り、自然に体が整った状態=自然体が普通の状態になっていくのです。
プロのバレエダンサーや武道の先生であっても腰を後ろから押すとフラフラ状態の人が多いのですが、操体の施術を定期的に受けている普通の主婦の方が押されてもまったくビクともしないという現象が起きます。
体が柔らかいということや激しい動きができるということと、地球とバランスがとれていて気持ちよく立てるということはまったく意味が違うのです。
武道の世界では常識ですが、地球に対してまっすぐ立っている人の方が強いのです。社会の中でも同じです。人間はその空間の中で一番まっすぐに立っている人の影響を受けるようになっているのです。
コミュニケーションにおいて自然体であることは、他人の信用を勝ち取り、安心感を与える最強の武器となるのです。 もうあなたもご存じの通り、言葉よりも態度や姿勢や動きの方が相手の無意識に与える影響は大きいのです。
残念ながら、左右差のある歪んだ体、猫背などで姿勢が悪い人はそれだけでもう説得力がないのです。まさに一目瞭然です。
ですから、親、先生、講師、指導者にとって自然体であることは必須条件と言えるでしょう。さあ、あなたも操体施術を通じて日本人が本来持っていた自然体を取り戻してみませんか?
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