■太って悩む人もいれば、やせて悩む人もいる
季節はこれから夏に向かいます。
薄着になると気になるのは体型でしょうか。
多くの人は、体重の増加が気になり、ダイエットが気になるかと思いますが、
逆に、太りたくても太れない人もいます。
●日本では、BMI18.5未満でやせ型の若い女性が21.7%いる
統計上日本では、20歳から20歳の若い女性で
やせ型の体型の方が21.7%以上います。(2017年国民健康・栄養調査)
BMIとはBody Mass Indexの略で、身長と体重から算出された、
肥満度を表す指標です。
BMIが18.5以下になるとやせ型とされ、統計でも死亡率が高くなります。
BMIは以下のように計算できます。
BMI=体重kg÷(身長m)2
↑最後の2は2乗です。
パソコンやスマホのブラウザだと問題ありませんが、
Amebaのスマホアプリだと、ただの2と表示されております。
例えば体重が47kgで身長160cmだとすると、
47kg÷(1.6m)2=18.36となり、やせ型と判定されます。
太り過ぎもよくありませんが、やせ過ぎも病気になるリスクが高まります。
統計上では、BMI23から24.9までの間が一番死亡リスクが少なかったようです。
●健康的に思える食事が、やせ型を招く
やせる太るで基本になるのは、やはり食事と活動量です。
食事からのカロリーが、基礎代謝と活動量のカロリーを下回ればやせ、
食事からのカロリーが、基礎代謝と活動量のカロリーを上回れば太ります。
しかし、ここは食べ方です。
一旦、やせてしまった、太ってしまったという状況を作り出すと、
身体に起きている状況や代謝から見直さないと、
同じことを繰り返します。
その中で問題になるのが、
今の世の中で健康的な食べ物や、食べ方とされているものです。
僕が見当がつくものは、
- 生野菜たっぷりのサラダ
- 糖質オフ
- カロリーオフ
- 玄米菜食
- マクロビオティック
- 断食(ファスティング)
- 糖質制限
- ケトン食
- タンパク質中心の食事
- 偏食(お菓子だけ食べるとか、一品だけ同じものばかり食べるなど)
- 減塩食(病院食)
など、短期的には効果があるかも知れませんが、
長期的には多くのリスクが伴います。
女性の場合、多くは生理が止まる、疲れが取れない、冷え、貧血などの症状が現れます。
男性の場合は、筋力低下、精力低下などの症状が現れるでしょう。
●甲状腺機能の低下が、すべてにつながる
これら上記に挙げた食事の全てが、甲状腺機能低下につながります。
甲状腺はエネルギーを作り出す器官の要の存在です。
つまり甲状腺機能低下は、エネルギーがうまく作り出せずに循環しないという
結果を生み出します。
甲状腺機能低下は、甲状腺ホルモンを見ればいいというわけではありません。
甲状腺刺激ホルモン(TSH)と心拍数や体温をみて総合的に判断します。
病院ではおそらく、このことは分からないでしょう。
●やせ型の体型の方には、何が起こっているのか
やせ型の体型の方に起こっているのは、
エネルギーの総量が少ないために、
自分の体を削りながら生きているということです。
これは毎回のように僕がお伝えしている、
身体の中で利用できる糖が少ないということが原因です。
糖というエネルギー源は、赤血球や脳に一番必要な栄養素です。
いわば生命維持に必須の栄養素ともいえます。
身体は糖が少なくて利用できないがために、脂肪や筋肉を削って、
糖に変換し、それをエネルギーに割り当てます。
つまりやせ型という状態は、これが亢進しているということです。
そのため、脂肪や筋肉が減少していきます。
そして、体内は糖尿病やガン患者と同じ状態かそれに近くなります。
実際に、やせ型の人は血中の遊離脂肪酸濃度が上昇していることが知られています。
血中の遊離脂肪酸濃度が上昇しているということは、
単に脂肪摂取が多いか、脂肪が分解されていることを示します。
この状態だとランドルサイクルによって、糖が細胞に入ることができません。
また血中の遊離脂肪酸濃度が高ければ、細胞でのインシュリン抵抗性が高まり、
より糖が利用できない状態に拍車がかかります。
この状態と原因に気がつかない限り、やせ型は進行し続けるでしょう。
●やせ型改善のヒントは?
やはりここでは食生活を見直すことが一番の近道です。
現在は糖質を摂ると太る、病気になると盛んに言われているため、
糖質を切らしてしまうことがやせ型への近道になります。
まずは一番エネルギーになりやすい良質な糖質を摂ることから始めます。
あとは、油の代表格でもある
プーファ(多価不飽和脂肪酸)の摂取を極力減らすこと。
これはブログの過去記事に色々と紹介しておりますので、
読んでみてください。
このシリーズがおすすめです。
かくいう、僕も間違った食事法でやせ体型になったひとりです。
そして、余裕ができてきたら運動です。
ごく軽い筋トレから始めます。
これはエネルギーを生み出すミトコンドリアを増やし、
遊離脂肪酸を代謝する筋肉や肝臓にグリコーゲンを増やします。
でも、あくまでエネルギーに余裕を感じたらです。
動けないのに運動は、逆効果になります。
もしもっとヒントが欲しい方は、
応募してみてください。
本日17時まで募集しております。
締め切りました。ご応募ありがとうございました。
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