春先に始めて、数ヶ月の中断を経て再開した吉田の #100冊ブックカバーチャレンジ 。何とか2020年中に完結できる目途が見えてきました。

 

本記事では、61~70冊目の本をご紹介したいと存じます。昔から愛読している本もあれば、テレビやtwitterなど、ふとしたキッカケで手に取った本も。夫に「気が散る里」(源氏物語の「花散里」の文字りですね……)というあだ名を付けられている私らしい、ごった煮のラインナップになっております。

 

 

61.『海の鳥 空の魚』鷺沢萠、角川文庫。国語の教科書で「ポケットの中」(この短編集に収録)を読んだのを機に、高校時代、鷺沢さんの小説をたくさん読みました。一見乾いた感じの文体から浮かび上がる、人のこまやかな心模様が好きです。

 

 

62.『戦国武将の歌』綿抜豊昭、コレクション日本歌人選、笠間書院。定家のような芸術作品としての和歌とはまた別の、本人のストーリーを結晶化したかのような和歌。こちらに興味を持つ人は、同シリーズの『辞世の歌』(松村雄二)もおもしろいのでは!

 

 

63.『はみだしの人類学 ともに生きる方法』松村圭一郎、NHK出版。揺るがない「わたし」を声高に頑なに主張する人であふれる今だからこそ読みたい本。丁寧でやさしい語り口は、ともに考える過程をたどる仲間として、読者のことを信頼した文体だと感じました。

 

 

64.『春色梅児誉美』酒井美羽、コミックレガリア。「春色梅暦」「梅ごよみ」とも表記される為永春水の人情本。文学史で習う作品ですが、当時の女性向けの娯楽作品であり、キャラクターが魅力的で面白いんです。その楽しさを見事にマンガにしてくださった有難い一冊。

 

 

 

65.『泣いた赤鬼』浜田廣介、小学館。優しくて、切なくて、子どもの頃から大好きな絵本。大人になってから、このバージョンで再会し、読み返しました。マンガ家の浦沢直樹さんが挿絵を描いたもので、鬼たちも表情豊かです。

 

 

66.『マンガ はじめて家を建てました!』あべかよこ著、小野信一監修。ハウスメーカーで話を聞くだけでは、良かれと思って言っているのか、売りたくて言っているのか分からないので……細かい部分はケースバイケースでしょうが、全体の流れがわかってありがたい本でした。

 

 

67.『三四郎』夏目漱石。主宰している読書会“憧れ本読書会”に向けて再読。男と女、都会と田舎、壮年と青年、いろいろな差を感じる小説。当時の学生生活を垣間見られるのも楽しい。

 

 

68.『宝塚ファンの経済学 スターは劇場の外で作られる』宮本直美、青弓社。元はご自身も熱心なファンだった著者による、ファンの文化、特に個人ファンクラブのメカニズムの本。他ジャンルでも、熱心に何かにハマっている人には自文化と比較して読むとおもしろいのでは。

 

 

69.『「人間的な」生きかた、遊びかた』石津謙介、天夢人。ファーストサマーウイカさんがご親戚だと話されていたことからお名前を知りました。TPOやトレーナーの名付け親でもあり、本書でも「悠貧」「人生四毛作」「思考の動脈硬化」などのキーワードが面白い。

 

 

70.『読まずにわかる こあら式英語のニュアンス図鑑』こあらの学校、KADOKAWA。presentとgiftとか、noticeとrealizeとrecognizeとか、そういった語感の違いだったり、助動詞や前置詞のニュアンスだったりが、かわいいイラストと例文で学べます。

 

 

なお、60冊目までの紹介記事はこちらです。

 

 

 

 

 

 

 

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