Infinite Connection -3ページ目

Infinite Connection

私たちINCONNEは“教育の充実から国の充実へ”をモットーにしている関西最大規模の学生ボランティア団体です。ラオス南部のノンテノイ村に幼稚園と小学校を建設、現在はそれらの教育プログラムの充実と中学校建設、医療支援や道路整備を並行して活動中です。

こんにちは。今日のブログは、土井昌樹がお送りします。拙い文章ですが、よければ最後までお読みください。


今回のブログのテーマは、ラオスでのスタディーツアー・日本での活動のin JAPANを終えてというテーマです。僕は今回のスタディーツアーには参加が出来なかったのですが、個人でフィリピンのセブ島にスタディーボランティアツアーに行ってきたので、そちらに関してブログを書こうと思います。


皆さんは、セブ島と聞いてどんなイメージを浮かべますか?世界的にも有名なリゾート地、綺麗な海に白い砂浜。そういったイメージをもっていると思います。


しかし、セブ島の全てがそういって観光地というわけではありません。むしろそういった地域は少ない方かもしれません。

僕が今回のツアーで中心に見た地域は、墓地で生活する人や、山の集落で過ごす人たち、ゴミ山のそばで生活する集落。そういった地域がセブ島にはたくさんありました。

なぜ、そういった人達が生まれるのでしょうか?


実は、こういったいわゆる貧困街ができる原因の一つは、セブ島のイメージである観光地にも関係しているのです。フィリピン政府やセブ島の自治体は、セブ島を観光スポットにする為にホテルやカジノ、ショッピングモールを作ろうとした際、都市部の住人達に立ち退きを迫り、住人達から土地をどんどん奪い、こういった観光地を発展させていったのです。


では、都市部から追い出された人達はどこへいったのでしょうか?そう、先程述べた墓地や山の中に集落を作って生活しなければならなくなったのです。


一見、華やかな場所でも一歩違う道を歩けば全く違った世界がある。


誰かの幸せの為に誰かが不幸になる。そんな場所を減らしていきたい。そう思ったセブ島でのボランティアツアーでした。


最後までお読みいただき、ありがとうございました😊     


関西学院大学

土井昌樹




この夏私は人生で2度目のスタツアに行った。前回行ったのは1回生の春なので約1年半ぶりである。


また、今回のスタツアは私がインコネでラオスを訪れる最後の機会でもあった。


この日までにみんなで話し合い、考えてきたヒアリングやコンテンツ、プロジェクト、子どもたちと会ったらしたいこと……それら全部ができるんだときちんと実感したのは行きの飛行機。


準備不足や考え足りないこと、そのようなもので頭が埋め尽くされ1人不安になったビエンチャンでの初日。


そんな不安はやがてスタツアでの毎日で煌めいたものに塗り変わっていった。

この先は私がスタツアで印象的だったことを書いていく。



初めて訪れる村々______


今回訪れた村は今年の雨量の多さもあってか小型の船で移動することが多かった。そこで出会う人々や広がる田園風景からその村の雰囲気が伝わってきた。


簡単な挨拶しか交わせなかったけど笑顔で話してくれ、話し合いの場を設けていただいたことに感激した。

どの村で会う人も "学校を建てたい" "子どもたちをよりよい環境で授業させたい" その想いは同じで、その熱量に一緒に今後歩んでいきたいと強く感じた。



1年半ぶりのノンテノイ村______


支援先であるノンテノイ村に団体として訪問するのは去年の夏以来。私にとっては1年半ぶり。

村への訪問が決まったとき驚きと喜びで一杯だった。


村への道中はトラクターを運転してもらったり、何か聴きたいことはないかと耳を傾けてくれたり……そんな温かな雰囲気に、今まで先輩たちも含め関わってきた年月に想いを馳せた。


私は医療支援プロジェクトとして手洗いの歌を子どもたちと一緒におこなったのだが、以前行ったものを覚えていてくれて手洗いの歌を大きな声で歌ってくれた時は嬉しかった。


ノンテノイ村とインコネ、やがてこの村には中学校が完成するが、その後も一緒に子どもたちの教育の充実という同じ目的に向かい歩み続けていきたい。



大学訪問_____


自分たちと同じ世代の人と交流するこの機会は貴重で楽しいものであった。中には私たちの活動に共感してくれた人や応援してくれる人もいた。

同じ年代だからこそできる目線で互いに協力していきたいと誓った。彼らはもう仲間である。インコネラオス支部としての。



初めて訪れた場所______


今回、ラオスで新たに訪れた場所があった。それは南部にあるコーン島とデット島だ。いわゆるリゾート地・観光地として知られている場所で様々な国の方がいた。広がる風景や滝などのスポットを自転車で巡りラオスの魅力を再発見できた。




今回のスタツアでは本当に多くの人と接したと思う。


それは寝泊まりしたホテルの方、長距離を走ってもらったトゥクトゥクの運転手、私たちと村人を繋いでくれる通訳さん、思い出の品を提供してくれるナイトマーケットの店主、ユニークな話題で盛り上げてくれるラオスの大学生、美味しいパッタイやフルーツシェイクがあるレストランの方、フィールドワークに協力していただいた観光客の方などなど。


どの方も優しく話してくれ、助けてもらったこともしばしば。


東南アジア最後の桃源郷と言われるラオス。


ネットでは遺跡や湖、広がる田園風景が取り上げられている。それは実際にそうだと思うし、魅力の一つだ。


しかし最も魅力的なのは "人" であると考える。

人のよさは写真では伝わらない。その人から発せられる言葉や笑顔、接してみて初めてわかるものばかりで、今私がこの場で書けることでは到底伝えきれない。


でも私は出来る限り伝えていきたい。ラオスの国を、その人々を、そこで感じたことを。


そうすることで多くの人が目を向け、やがて起こっていることに気づき、動きだす……そんなきっかけづくりをしていくのが今後の目標だ。


今後、インコネはさらにラオスと関わりを深めていき、日本と繋ぐ役割を担っていくと思われる。私たちの行動が多くの人を巻き込んでいき、ゆくゆくはよりよい社会になっていってほしいと願う。




最後までお読みいただきありがとうございます。これからも学生団体Infinite Connectionをよろしくお願いします。


武庫川女子大学

 藤枝 春香

この夏に私は初めてラオスに行ってきました。ラオスに着いて外に出たときのムワッとした空気を私は一生忘れません。そしてラオスに着いたというワクワクと、緊張と不安とで押しつぶされそうでした。


そんな初めてのスタツアで、1番印象に残っていることは自分たちが支援している村の1つであるノンテノイ村の訪問です。村人は暖かく迎え入れてくれるだろうか、子供たちと仲良くなれるだろうか…。


しかし、その不安は一気になくなりました。村に着くと、村人たちが暖かく迎え入れてくれ、1人の男の子が私の前に近寄ってきて、なんと恋人繋ぎをしてきてくれました(笑)


私とずっと一緒にいた男の子と折り紙をしたり、絵を描いたり、シャボン玉をしたりしました。お昼ご飯を食べたあと、その子が連れて行ってくれたのは職員室でした。そこにはたくさんの絵本がありました。その子は絵本や図鑑をたくさん持ってきて一緒に読もうと言ってくれました。絵本を読むときの目はキラキラしていて、絵本が大好きなんだなと感じました。これらの絵本は、今までの先輩たちがかつて絵本がなかったノンテノイ村へ絵本を届けたものです。


先輩達がしてきたことが形になっていることを、痛感し、感動しました。


このスタツアで感じたこと、感動を忘れず、来年の春までに日本でしっかり準備して、新たな発見がたくさんあるスタディツアーにしたいと思います。

そして、友達や家族、募金の時に感じたことを伝えていこうと思います。





最後まで読んでいただきありがとうございました。


神戸女子大学

道白紗礼




この写真の女の子は、ノンテノイ村で仲良くなった女の子。

この子は、人見知りだけど
私には人見知りせず、側に来てくれた。

私の折り紙で作ったハートを、大事そうにずっと持って笑いかけてくれた顔は本当に忘れられない。

その時、この子の笑顔も守りつづけたいし、少しでも多くの子ども達が笑顔になるために、活動に真摯に向き合うことを心に誓った。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

甲南女子大学
柿木 まどか
小学校2年生のとき、初めて家のオーブンでお母さんと一緒にクッキーを作った。
まだ冷めてない、手に取ったらホロッと砕けてしまうような、熱々のクッキー。
優しく手にとって、恐る恐る食べてみる。
バターのほんわかした香りと砂糖の甘さが口の中に広がる。
美味しかった。
わたしの将来の夢はクッキー屋さんになった。


小学校4年生のとき、ある盲導犬とその飼い主のノンフィクションの小説を読んだ。
10年近く飼い主と共に過ごし、パートナーとして生きていた盲導犬が死んだとき、涙が溢れてきた。
そして、盲導犬や介助犬の訓練士が足りていないということをあとがきを読んで知った。
そのとき、わたしの夢は介助犬の訓練士になった。

小学校6年生のとき、絵を描くことが大好きだった。別に上手くかけてたわけじゃないし、もっと絵のうまい子はクラスにもいたけれど、絵を描く時間が何よりも好きだった。自由張と12色の色鉛筆は常にお道具箱の中に入っていた。
スケッチブックが何冊も増えていった。
ずっと絵を描くことができたらいいのに。
そのときからわたしの夢は、イラストレーターになった。

夢ってコロコロ代わる。
その度に楽しさが膨らむ。
未来がすんごくきれいに見える。

夢がなかなったときは、

わたしはまだ何にでもないから、なんでもなれる。
可能性に溢れてる。

なんて、思うことにした。
だって、その方が何倍も未来が楽しみになるから。
明日も明後日も、10年後も。


きっとこの子だってそう。







この子だって。








これからたくさんの景色を見るであろうこの子だってそう。







この先生たちだって。











この写真は今から1年前の写真です。
新しく学校がほしいと願った先生たち。
彼らの夢が、あともう少しで達成されようとしています。

インコネとカブー村がパートナーとなって約1年。

『新しい小学校がカブー村には必要だ』

そんな数多くの村人たちの想いと熱意から、私たちはカブー村に小学校を建てることを約束しました。

そして、今年の8月に、彼らとの約束を果たすことができました。
果たせたのは、協力してくれたたくさんの日本の方々がいたからです。








ここにいたらいいのになぁ。



一年前と同じ気持ちになりました。

イベントに来てくれた友だちや、募金してくれた人たち。
みんなみんな、ここにいてほしかったです。

カブー村を訪れて、子どもたちや学校、自分の目に映るもの全てを、これまで協力してくれたたくさんの方々と一緒に見たかった、そんな思いが込み上げてきました。




わたしたちが行っていることは、彼らのお手伝いです。

赤色、青色、緑色、黄色、紫色、白色…。

自分の好きな色で未来を塗っていくのは、私たちではありません。
ここの村人全員です。
夢と希望で溢れた、子どもたちです。

でも絵の具足りなくて、描きたい絵が書けないのなら、わたしたちはその絵の具を用意します。

赤の絵の具が足りなくて、花の絵が描けないのなら赤色の絵の具を。

青の絵の具が足りなくて、空が描けないのなら青色の絵の具を。


わたしはもうすぐインコネを引退します。
このブログが外に出たときには、もうインコネにはいません。

それでも大切なパートナーがいる以上、インコネは
いつまでも続いていきます。

カブー村の教育環境が充実し、彼らが彼ら自身で村の問題を解決できることが可能になったとき、インコネがカブー村と手を離す時がきっと来るでしょう。

これから建設されるであろう新しい小学校で子どもたちが学び、夢へと近づく。
大きくなって、何かのきっかけで私たちのことを思い出してくれたらいいな。





そんな期待も胸に秘めながら、カブー村を後にしました。



インコネに入って、約2年半。
本当にたくさんのことがありましたが、引退する最後まで、このメンバーと活動できたことに大変嬉しく思います。
そして3600キロ離れたかけがえのない大切な人たちにも出会えたことも。
この2年半は一生の宝物です。


最後のブログ、読んでくださりありがとうございました。



関西学院大学 3回生
広報部
廣利千早