○五体俳句699・脛3・中西其十01・2025-05-10(土)
○「白脛をべとりと舐めし牡丹かな」(『其十句集』)(中西其十01)
○季語(牡丹・初夏)(「→wikiwand」より引用)【→五体俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたくけせそぬねのへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:オノマトペが生きている句。「白脛(しらはぎ)」とは女性の向こう脛(むこうずね)のことであろうか。牡丹の色との鮮やかな対比である。


○中西其十(なかにしきじゅう)(1899-1922)
○好きな一句「女装して骨こまやかや青嵐」(『其十句集』)02
○季語(青嵐・三夏)(引用同上)

【Profile】:京都府(現・船井郡京丹波町)生れ。八田京大三高俳句会設立会員、1920年「ホトトギス」「雑詠」に「女装」の句初入選。同年「京鹿子」創刊同人。1922年結核にて永眠。

○方法俳句699・オノマトペ98つるりと・小島可寿01・2025-05-09(金)
○「青竹より豆腐つるりと夏料理」(小島可寿01)
○季語(夏料理・三夏)(「『俳人年鑑』2004年版(北溟社)」より引用)【→方法俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえせそ・たにぬねのはひめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:明快なオノマトペである。つるりと滑ったのである。滑った直後ふるんふるんと揺れて止むのである。


小島可寿(こじまかず)
○好きな一句「一隅を照らすとはこの石蕗の花」02
○季語(石蕗の花・初冬)(「→俳人協会・俳句文学館」より引用)

【Profile】:1927年東京都出身静岡県沼津市在住。「山暦」(→青柳志解樹〔1929~2021〕が東京で創刊)同人。

○特集俳句699・唯我独尊俳句3「独」・林徹05・2025-05-07(水)
○「雷避けてきて独酌の高き椅子」(『架橋』1962)(→林徹05)
○季語(雷・三夏)(「俳句界201206」より引用)【→特集俳句-索引1索引2検索3検索4検索5検索6【→俳人一覧(いいいたせそちつてとぬねのへほむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:「唯我独尊俳句」第3弾は「独」。雷雨を避けて入ったバーのカウンター。句からは孤高の心境が感じられる。

○次元俳句699・縦(空間)1・吉田葎01・2025-05-06(火)
○「接岸の船のたて揺れ夏来る」(吉田葎01)
○季語(夏来る・初夏)(「→小島てつを『人生が見えるから俳句(時々短歌)は面白い』ブログ版」より引用)【→次元俳句-索引1索引2索引3索引4索引5忌日祈念日俳句】【→俳人一覧(いたうえすせぬねはひへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:次元・空間の「横」は既出であるが「縦」は初出。縦揺れに接岸する船。そして船は桟橋から初夏の大地へと繋がるのだ。


吉田葎(よしだりつ)
○好きな一句「囀や指を入るれば水くぼむ」02
○季語(囀・三春)(「角川俳句201611」より引用)

【Profile】:1952年生まれ。福岡県粕屋町在住。「通ります」30句により第35回俳壇賞受賞。