○挿絵俳句699a・夏立ちて・鎌田透次713a・2025-05-05(月)
○「戰爭のさなかに夏の立ちにけり」(『転生』2025)(鎌田透次713a)【→Haiku and Illustrationへ →第15句集へ】
○季語(夏立つ・初夏)

today is the
beginning of summer-
a war going on in the world / Touji

【鑑賞】:世界で戦争が進行しているさなかに立夏。「こどもの日」に殺される子どもがいる。時制は非可逆的に立夏を迎える。記憶だけが可逆的に遡る。

○五感俳句699・湿感32・高橋桃衣01・2025-05-04(日)
○「ラムネ飲む釣銭少し濡れてをり」(『ラムネ玉』2002)(高橋桃衣01)
○季語(ラムネ・仲夏)(「→ふらんす堂」より引用)【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえけこすせそちつてとにぬねのふへほゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:五感の→湿感第32弾。貨幣の湿感は初出。ドブ漬けで冷やしたラムネを開けた手で受け取った釣銭なのだろう。


高橋桃衣(たかはしとうい)
○好きな一句「表札のかはりの茸避暑の荘」(『高橋桃衣集』2017)02
○季語(避暑・仲夏)(「→俳人協会・俳句文学館>今日の一句」より引用)

【Profile】:1953年神奈川県出身。1993年朝日カルチャーセンター「→清崎敏郎教室」入門。1999年「知音」同人。

○次元俳句698・国民の祝日(時間)6憲法記念日・辻田克巳04・2025-05-03(土)
○「憲法の記念日足で足洗ふ」(『帰帆』2018)(→辻田克巳04)
○季語(憲法記念日・晩春)(「角川俳句201903」より引用)【→次元俳句-索引1索引2索引3索引4索引5忌日祈念日俳句】【→俳人一覧(いたうえすせぬねはひへほむめもゆ~)】【俳句結社索引
【鑑賞】:足で足を洗うのは簡単なことではなさそうだ。「ざっと洗う」程度であろう。日本国憲法制定の記念日の行為としてはなかなかシュールである。

○五感俳句698・飢餓/飢え/空腹感1・小泉八重子03・2025-05-02(金)
○「春潮をへだてて飢ゑる民族よ」(→小泉八重子03)
○季語(春潮・三春)【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえすせそちつてとにぬねのふへほゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:日本列島は他の全ての民族から春潮を隔てて存在する。そして飢える民族は列島の内外に存在する。


○挿絵俳句698b・八十八夜・鎌田透次712b・2025-05-01(木)
○「八十八夜ギターの穴の暮明に」(『転生』2025)(鎌田透次712b)【→Haiku and Illustrationへ →第15句集へ】
○季語(八十八夜・晩春)
the eighty-eighth day
dim guitar sound hole / Touji
【作句メモ】:あのクラッシックギターの穴が無ければギターの空洞は共鳴しないものであろうか。