○五感俳句704・湿感33・土方公二01・2025-06-09(月)
○「十薬の白光まとひつつ濡るる」(『帰燕抄』2022)(土方公二01)
○季語(十薬・仲夏)(「→大井恒行の日日彼是」より引用)【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえけこすせそちつてとにぬねのふへほゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:ほんとうの花穂は上に立つ黄色い部分。4枚の白い花びらは葉っぱが変化してできたものだという。そのあまたの白が雨に濡れて発光しているのだ。


○土方公二(ひじかたこうじ)
○好きな一句「箱眼鏡外せば父も母もなし」(『帰燕抄』2022)02
○季語(箱眼鏡・三夏)(引用同上)

【Profile】:1948年兵庫県宍栗市出身。早稲田大学オープンカレッジで俳句に出会う。師である→井上弘美の結社「汀(みぎわ)」の創立に同人として参加。副編集長。

○次元俳句704・古い4時間・山田弘子07・2025-06-08(日)
○「同級生夫婦古りたり更衣」(『螢川』1984)(→山田弘子07)
○季語(更衣・初夏)【→次元俳句-索引1索引2索引3索引4索引5忌日祈念日俳句】【→俳人一覧(いたうえすせぬねはひへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引
【鑑賞】:同じだった年齢が君より一つ二つと増えてゆく。更衣(ころもがえ)の時節に。何人ぐらいつどっているのだろうか。


○挿絵俳句703b・夏闇の・透次717b・2025-06-07(土)
○「夏闇の厠をかわるがわるして」(『転生』2025)(鎌田透次717b)【→Haiku and Illustrationへ →第16句集へ
○季語(夏闇・仲夏)

in the dark summer night-
going to the bathroom
by turns / Touji

【作句メモ】:「厠」は「かわや」。この言葉の原始的形態はもともと川に架けた板切れの上で目的を果たしていたから。夏闇(なつやみ)の「厠」は二人だけのもの。「厨(くりや)」もまた二人だけの場所であった。

○特集俳句703・唯我独尊俳句7独・河東碧梧桐03・2025-06-06(金)
○「馬独り忽と戻りぬ飛ぶ螢」(→河東碧梧桐03)
○季語(螢・仲夏)(「ホトトギス」(1906.8)」より引用)【→特集俳句-索引1索引2検索3検索4検索5検索6【→俳人一覧(いいいたせそちつてとぬねのへほむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:「忽(こつ)と」は物事の出現・消失が急なさま。どこかへ行方が知れなかった馬が馬小屋に独りで突然に戻ってきた。あたりには蛍の光が行き交っている。

○方法俳句703・直喩151といふ8・渡辺純枝05・2025-06-05(木)
○「牛といふ塊動く芒種かな」(『環』2005)(→渡辺純枝05)
○季語(芒種・仲夏)(「角川俳句201707」より引用)【→方法俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたけこせそ・たにぬねのはひめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:「芒種(ぼうしゅ)」から季節は仲夏へと移る。もうすぐ五月雨の季節をむかえる。乳牛は柔らかい塊(かたまり)となって動く。