○五感俳句694b・感情64孤独2・秋元倫01・2025-04-05(土)
○「孤独とは白きにぎはひ梨の花」(秋元倫01)
○季語(梨の花・晩春)(「→俳句空間-豈weekly」より引用)【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえくけこすせそちつてとにぬねのふへほゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:あんなにも多くの花をつけた梨の枝。しかし一花一花がそれぞれに孤独の白を主張しているのだ。


秋元倫(あきもとみち)
○好きな一句「白鳥を容れみずうみの広がりぬ」02
○季語(白鳥・晩冬)(「→現代俳句協会」より引用)

【Profile】:1946年埼玉県浦和市出身。1987年「風鈴」入会。1988年度「風鈴」新人賞受賞、後同人。→石田波郷門下の→志摩芳次郎に師事。芳次郎亡きあと→草間時彦に師事。1995年、→穴井太の「天籟通信」に同人参加。穴井の紹介で→津根元潮に師事。後「ぽお」創刊同人。穴井太三回忌を経て「天籟通信」退会。

○五体俳句694・歯7・鈴木真砂女05・2025-04-04(金)
○「清明の水菜歯ごたへよかりけり」(→鈴木真砂女05)
○季語(清明・晩春)(「→大呂俳句会」より引用)【→五体俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたくけせそぬねのへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:五感・味覚の食感が句の中心ではあるが五体の歯を採ります。水菜といえば野菜が値上がりしたときの廉価なピンチヒッター。とはいえ「清明」という時制ではシャキシャキと素敵な響きです。


○挿絵俳句694b・老いてまた・鎌田透次708b・2025-04-03(木)
○「涅槃西風レコード針の浮き沈み」(『遠景』2025)(鎌田透次708b)【→Haiku and Illustrationへ →第15句集へ】
○季語(涅槃西風・仲春)

wind of NIRVANA-
ups and downs of
the record needle / Touji

【作句メモ】:レコードが見直されてきた。レコード・カセット・CD・ラジオの聴ける万能プレーヤーを購入した。古レコードを処分しなくてよかったと思っている。少し歪んでいるものもあるが。涅槃(Nirvana)の陽だまりで聴く。

○方法俳句694・文字空け4・伊丹公子03・2025-04-02(水)
○「砂糖菓子●ほろほろ零す●如月は」(『博物の朝』2020)(伊丹公子03)※●は文字空け
○季語(如月・仲春)【→方法俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえせそにぬねのはひめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:砂糖菓子から砂糖が零(こぼ)れる。「如月(きさらぎ)」という語感の鋭い季語。文字空けの句の真ん中の「ほろほろ零す」が意味の拡がりを見せる。

○特集俳句694・抱腹絶倒俳句1-8倒・鈴木六林男11・2025-04-01(火)
○「永き日の地に倒れたるままの杖」(→鈴木六林男11)
○季語(永き日・三春)【→特集俳句-索引1索引2検索3検索4検索5検索6【→俳人一覧(いいいたせそちつてとぬねへほむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:「抱腹絶倒俳句」第8弾は「倒」。杖は倒れたまま日永の時間が経過する。誰も拾い上げる者もいない。誰もが素知らぬ顔で行き過ぎる。それはまるで→遺留品のように横たわり続ける。