○挿絵俳句694a・傘の柄を・鎌田透次708a・2025-03-31(月)
○「傘の柄を肩に持たせて弥生尽」(『遠景』2025)(鎌田透次708a)【→Haiku and Illustrationへ →第15句集50句へ】
○季語(弥生尽・晩春)※陰暦三月(弥生)が尽きること。

putting the handle of
an umbrella on your shoulder
at the end of march / Touji

【作句メモ】:三月の終わりの雨。傘の柄を肩にかけるということは雨はそれほど強くないということだ。

○色彩俳句694・白68・尾崎人魚01・2025-03-30(日)
○「春の闇水栽培の根の白き」(『ゴリラの背中』2011)(尾崎人魚01)
○季語(春の闇・三春)(「→のんの’sラヴリー☆プレイス」より引用)→色彩俳句-索引1索引2索引3索引4索引5】【→俳人一覧(いいいたくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめも)】【→俳句結社索引

【鑑賞】:水栽培の球根といえばクロッカスかヒアシンスか。水の精をよく吸収して真っ白な根。春の漆黒の闇に映えて生える。


尾崎人魚(おざきにんぎょ)
○好きな一句「空つぽになるまで走るチューリップ」02
○季語(チューリップ・晩春)(「『俳句年鑑』2017年版(角川書店)」より引用)

【Profile】:1955年東京都出身大田区在住。「」(→河内静魚主宰)同人。編集担当。


○挿絵俳句693b・ぎざぎざの・鎌田透次707b・2025-03-29(土)
○「ぎざぎざの郵便切手きさらぎの」(鎌田透次707b)【→Haiku and Illustrationへ →第15句集50句へ】
○季語(きさらぎ・仲春)

in KISARAGI month
jagged edges on
postage stamps / Touji

【作句メモ】:ぎざぎざの部分を折ってから慎重に切り離す。この郵便切手のぎざぎざが好きなんだ。手紙は嫌いだったが切手を集めるのが大好きだったね。

○特集俳句693・抱腹絶倒俳句7絶・米谷静二03・2025-03-28(金)
○「虻生る烈風はたと絶えし昼」(→米谷静二03)
○季語(虻・三春)(「今はじめる人のための俳句歳時記新版(角川学芸出版)」より引用)【→特集俳句-索引1索引2検索3検索4検索5検索6【→俳人一覧(いいいたせそちつてとぬねへほむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:春の烈風が突然止んで静寂がおとずれた。虻(あぶ)が生まれるとすればそんな時ではないか。

○五体俳句693・貌3・永野シン01・2025-03-27(木)
○「春疾風この地捨てざる貌ばかり」(『桜蘂』2019)(永野シン01)
○季語(春疾風・三春)(「→朔出版」より引用)【→五体俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたくけせそぬねのへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:「春疾風(はるはやて)」とは春に吹く強風。春耕の皴深い貌(かお)。たとえ飛ばされそうになっても故郷は噛り付いてでも離さないという顔ばかりである。


永野シン(ながのしん)
○好きな一句「鬼房の住みし塩竃冬桜」02
○季語(冬桜・三冬)(「朝日俳壇(2002・12・23)」より引用)

【Profile】:1939年栃木県黒羽出身。1991年「樹氷」(山家竹石主宰)入会。1991年「小熊座」(→佐藤鬼房主宰)入会。2000年「樹氷」退会。2002年→高野ムツオに師事。2003年「小熊座」同人。2011年宮城県俳句賞準賞受賞。