牛牧遺跡と、小幡茶臼山古墳と、大山祇神社と、小幡長塚古墳と ~愛知県名古屋市守山区の史跡・遺跡 | 九州下町おやじの珍道中

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2021年5月上旬の名古屋市守山区の小幡周辺散策の続き。

 

悟空」で、ラーメンチャーハンセットを食べた後は、「牛牧遺跡」に向かいました。

 

 

悟空のレポ

 

 

 

 

 

悟空」から「長慶寺」の横を通り抜け、更に北に路地を進んで行くと、「小幡緑地(西園)」があるのですが、その南西角には、ひと際、樹木が密集している空間があります。

 

 

 

 

その空間に近づくと、史跡案内板があって…

 

 

 

 

こちらが、「牛牧遺跡」。

昭和33年も発見された遺跡で、当時は縄文時代晩期の土器を主とし、竪穴住居跡も見つかり、その後の道路工事などでは、弥生式土器や古墳時代の須恵器などが多く、長期にわたって人々が住み着いた重要な遺跡であることが分かりました。

段級の上の方に新しい時期の遺物が出土、低い所に縄文時代の遺構があります。

 

 

 

 

小幡緑地(西園)」として整備されていて、遺跡らしさは感じられず…

 

 

 

 

園内を進んで…大勢の家族連れが遊んでいました。

 

 

 

 

園内には、遊具もいろいろあって…

 

 

 

 

県営小幡緑地(西園)案内図」結構広いんですよね。

 

 

 

 

小幡緑地(西園)」を抜けると、川が流れているんですよね。こちらは、「白沢川」。

 

 

 

白沢川の下流には、以前レポした名古屋市内に唯一ある渓谷「白沢渓谷」があります。

 

 

白沢川・白沢渓谷のレポ

 

 

 

 

 

名二環沿いに、大森インターチェンジ方面に進むと、またこんもりとした小山があるんですよね。

 

 

 

 

その崖になっている場所の前には、史跡案内板があって…

 

 

 

 

その史跡案内板は、「小幡茶臼山古墳」。

小幡長塚古墳」などとともに、小幡古墳群の中核をなす全長約60mの前方後円墳ですが、宅地造成や道路工事による破壊が著しく、旧形を伺うことができません。

 

 

 

直径40mほどの後円部に築かれていた横穴式石室は大きく破壊されていましたが、土師器、須恵器の他、鉄刀や鉄鏃(やじり)、馬具、金環、ガラス小玉等が出土。

6世紀後半に築造されたものと考えられています。

 

 

 

確かに、目の前は団地ですし、案内板は崖の前にある…元の形がよく分かりませんでした…あっ!この崖は、古墳を削り取ってできたものなのか!?

 

 

 

 

そこで、「小幡茶臼山古墳」の裏手に回ってみようと、上り坂の路地を進んで行くと、大木に由緒書きを発見。

 

 

 

 

その由緒書きは、「翠松園氏神 大山祇神社の由緒と沿革」。

御祭神は、大山積大神。

大山祇神社」は、瀬戸内海の芸予海峡の中央に位置する大三島に鎮座し、大山積大神は天照大御神の兄神様に当たり、その姫君の木花開耶姫尊は、皇孫瓊瓊杵尊の后となり、天孫降臨を果たされました

 

 

 

本来は山の神ですが、瀬戸内海航路の要衝の地にある為、海に関わる人たちの崇敬も篤いです。

 

昭和元年に地主の朝倉千代吉、谷口藤次郎により小幡北山の丘陵地16万坪を翠松園と称し、郊外住宅地として分譲したのが始まりで、分譲を始めるに当たり、大山祇神社を氏神としてお迎えするとともに、古墳の霊魂と園内に眠る諸神をともにお祀りした霊神合祀ノ碑(現存)を昭和3年、古墳の上に建立しました。

 

昭和36年、県立緑ヶ丘高校の通学路建設の為、古墳の北側が削り取られ、神社にも被害が及び、当時の氏子総代らが協力し会員に呼びかけ、多額の寄付を集めて、現在の場所に新社屋を建て、古墳の上の神殿を遷座されました。

 

 

となると、先程見た崖は、古墳ということに…

小幡茶臼山古墳」の上になるんですね。
 

 

 

由緒書きの奥には、覆い屋があって…

 

 

 

 

扁額には「翠松園氏神 大山祇神社」とあります。

 

 

 

 

その脇には、「霊神合祀ノ碑」と刻まれた石碑が…

 

 

 

 

尊星王」という石碑。

 

 

 

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妙見菩薩(みょうけんぼさつ、旧仮名遣:めうけんぼさつ)は、北極星または北斗七星を神格化した仏教の天部の一つ。尊星王(そんしょうおう)、妙見尊星王(みょうけんそんしょうおう)、北辰菩薩(ほくしんぼさつ)などとも呼ばれる。

概要

妙見信仰の由来・拡散

妙見信仰は、インドで発祥した菩薩信仰が、中国で道教の北極星・北斗七星信仰と習合し、仏教の天部の一つとして日本に伝来したものである。(後略)(ウィキペディア「妙見菩薩」)

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大山祇神社」の横に、路地が続いていましたので、進んでみると…

この辺は、古墳らしい感じがしましたよ。

 

 

 

 

この日の翌日、小幡古墳群の続きを見学してみようということになり、出かけたんですよね。

こちらの古墳は、「小幡茶臼山古墳」から名二環を越えて路地を進んだ所にあります。

 

 

 

 

この古墳に近づいて…

 

 

 

 

 

この古墳は、「小幡長塚古墳」。

小幡原に現存する前方後円墳の中では最大のもので、全長81m、後円部径38m、前方部復元幅42mで、前方部の大きな古墳で、高さはわずかに後円部の方が高くなっています。

 

 

 

墳丘の所々に溝が走っていますが、今次大戦中に掘られた塹壕の後です。

昭和11年(1936)愛知県による調査では、二重の濠に囲まれた壮大なものであったとされています。

 

 

 

墳丘の脇に小道が続いていたので、進んでみました。

 

 

 

 

いや~大きいな~

 

 

 

 

墳丘の終わりの所の角から…こちらが前方部になるようです。

周囲には住宅が立ち並ぶエリアに、こんなにも大きな古墳が残っているなんて!

 

 

 

 

おまけ。「小幡緑地西園」の向かいには、スーパーマーケット「ナフコ不二屋 小幡緑地店」があるんですが、その敷地の一角に祠があるんですよね。

 

 

 

 

こちらには、金工光白龍大神、昇天家守之大白龍王、樹木主之金光白龍大神が祀られているようです。

 

 

 

 

白龍大神の御社。

 

 

 

 

御社のすぐ隣は、ナフコ不二屋の駐車場・店舗になります。

 

 

 

この後、帰路に着きましたので、この日の散策は、これにて終了です。

名古屋市守山区、小幡緑地がある一帯には、古墳が点在していて、古墳や遺跡を巡る散策もなかなか興味深いものがあります。

名古屋市中心部と比べて、この辺りは高台になっていますので、昔から人々が住み着いていたということを容易に想像できるんですよね。

小幡古墳群巡り。とても充実した散策になりました(^^)

 

小幡緑地の先、更に高台となる志段味(しだみ)エリアにも古墳が点在していますので、後日、散策して来ました。その様子も、また後日、レポして行きたいと思います!

 

 

 

 

牛牧遺跡・小幡緑地(西園)

愛知県名古屋市守山区牛牧1632-1

 

 

小幡茶臼山古墳

愛知県名古屋市守山区翠松園1-703付近

 

 

大山積神社大山祇神社

愛知県名古屋市守山区翠松園1-704付近

 

 

小幡長塚古墳

愛知県名古屋市守山区小幡4-12-46

 

 

白龍社

愛知県名古屋市守山区小幡3-7-12(ナフコ不二屋 小幡緑地店)

 

 

 

 

 

 

 

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