2020年2月下旬の福島県郡山市歴史散策の続き。
「郡山市開成館」の続き。
郡山市開成館(その6)のレポ
3階を更に進むと、畳敷きのコーナーがあります。
その一角に、「行在所」という銘板が!
こちらは「明治天皇の行在所」。
明治9年6月、明治天皇が開成館3階にお泊りになった時の行在所の玉座部分を「明治天皇行幸記録」をもとに再現したものなんですね。
玉座には、明治天皇の肖像画が置かれていて…
こちらは「御厠」。
その隣にお風呂場があって、その横に「御揚場」がありました。
古文書も展示されていて…明治天皇に奏上したものでしょうか…
衣裳もあって…
この衣裳は「阿部茂兵衛 燕尾服とシルクハット」。
明治9年(1876)5月、福島県から開成社員ら開拓の甲両社に礼服一式が贈られました。
フランス製で、わざわざ横浜から取り寄せたものを思われ、同年6月の明治天皇東北御巡幸の際には、この礼服を着用し、開成館3階で、明治天皇から開拓の労を賞されました。
3階の見学を終え、階段を下りて…
外に出て、「開成館」の建屋をじっくりと…
こちらの石碑は…文字が読み切れませんでした…😢
裏手にも回って…
脇の出入口の扉。大きくて重厚感ありますね~
なかなかステキなデザインですね♪
窓の雨戸もエメラルドグリーンで、美しいし♪
「開成館」の建物全体を、今一度。
敷地の外に出て、正面入口の門を眺めて…
「開成館」から南の方に進んで行くと、「文化財 旧福島県尋常中学校本館(安積歴史博物館)」が見えて来ます。
その先には、昔ながらの大きな建物がありました。
こちらは、「旧福島県尋常中学校本館」。国指定重要文化財です。
木造総二階建て桟瓦葺の本館は、明治22年一県に一つの尋常中学校設置の原則により建てられた学校建築です。
これ以前、福島県内には、福島・若松・平に各々中学校が設置されていましたが、この三校が合併し、当時「桑野村」であった現在地に移転新築しました。
内部は中央に廊下を設け、その両側に教室を配する中廊下式で、1階は職員室、事務室等の他に特別教室を配し、2階に一般教室と講堂を配しています。
「国指定重要文化財 旧福島県尋常中学校本館」という看板もあって…
旧福島県尋常中学校は、現在、福島県立安積高等学校になっています。
「旧福島県尋常中学校本館」に近づいて…美しい外観ですね♪
ここにも、「国重要文化財 旧福島県尋常中学校本館」と刻んだ石柱がありました。
由緒書き「<国重要文化財>旧・福島県尋常中学校本館」
明治22年(1889)福岡市にあった「福島県尋常中学校」を県の中央である郡山市(当時・安積郡桑野村)に移転し、本校舎として新築された県内最古の旧制中学で、当時の人々はこれを「桑野御殿」と呼んで目を見張ったと言います。
昭和48年(1973)県の重要文化財の指定を受け、昭和52年(1977)国の重要文化財に指定されました。
昭和55年(1980)半解体修理の復元工事を完成させ、昭和59年(1984)より「安積歴史博物館」として利用されています。
館内には、当時の卒業生である高山樗牛、久米正雄、中山義秀などの作家、京都帝大総長の新城新蔵、小西重直、国際的歴史学者朝河貫一などの資料の他、旧制中学から現在の安積高校に至る、福島県の中等教育のあゆみなどを展示しています。
平成23年(2011)3月の東日本大震災では内部壁面はほぼ剥がれ落ち、基礎石も大きく崩れましたが、外部がほぼ無傷で、修復工事で原状復帰を果たしました。
日本遺産の案内板もありました。
「旧福島県尋常中学校本館」は「安積歴史博物館」というので、見学しようと思いましたが、閉館でした…涙
公式HPには、2023年10月2日から長期休業中との表示が…建物内を見学できず、残念…
旧福島県尋常中学校本館をじっくりと…
近づけないのが、淋しかったですが、素晴らしい建物を拝見しました!
「開成館」を見学し、「旧福島県尋常中学校本館」と回った後は、JR郡山駅に向かいながら、散策を続けました。
その様子は、また後日。
郡山市開成館
福島県郡山市開成3-3-7
旧福島県尋常中学校本館(安積歴史博物館)
福島県郡山市開成5-25-63
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