吉祥寺・吉祥寺公園(その1)~福岡県北九州市八幡西区の寺院・公園 | 九州下町おやじの珍道中

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先日、20215月1日の北九州、木屋瀬宿・直方・桂川の出撃レポをアップしましたが、こちらもまたまた、シリーズでアップして行きますね。

 

 

2021年5月1日の木屋瀬宿・直方・桂川の出撃速報レポ

 

 

 

 

福岡天神バスセンターから、西鉄高速バスで、高速千代ニュータウンバス停で下車。

西の方に住宅街を抜けて行くと、「吉祥寺公園」があります。

ちなみに「吉祥寺」は、「きっしょうじ」と読みますよ。

 

 

 

吉祥寺公園」の案内マップ。「吉祥寺」という寺院に隣接した広い敷地なんですね。

 

 

ここで園内に入らず、「吉祥寺」に向かいます。

 

 

 

吉祥寺」に到着。

 

 

 

由緒書き「木像阿弥陀如来坐像」。北九州市指定有形文化財です。

誕生山吉祥寺の本尊で、衣文(衣のひだ)の彫り、下桾の紐(寺でが腹帯と呼ぶ)の造りから見て、鎌倉時代に作られたものと考えられますが、頭部の螺髪や面貌には平安時代の作風が残っています。

 

 

本像は、「吉祥寺」を開いた鎮西上人が母の菩提を弔うために彫ったものと伝えられていますが、一般には「腹帯の弥陀」と呼ばれ、安産の御仏として信仰を集めています。

 

 

陶製経筒

吉祥寺裏山の経塚から発見されたもので、中国東南部(浙江省)越州の窯で宋時代(10~12世紀)に焼かれた製品と思われ、表面にはオリーブ色の釉が架けられています。

円鏡は和鏡で、背面の模様はすり減っていますが、藤原時代(10~12世紀)に作られた草花双鳥鏡と言われるものの一種だと思われます。

 

 

 

石段を上ると、銅像があって…

 

 

 

こちらは、鎮西上人。「求道鎮西旅立ちの像」。

承安5年(1175)聖光房弁長14歳の時、日本三戒壇の一つ筑紫の観世音寺戒壇院において、登壇受戒し比丘(僧)となり、同じ年に法然上人42歳で浄土宗を開きました。

 

 

この像は向上心に燃え、道を求めて登壇受戒に旅立つ姿を現したもので、香月の庄に帰り、白岩寺唯心法師に師事し、3年間天台宗を学びました。

 

 

 

右側の石段を上ります。

 

 

 

石段を上ると、立派な藤棚が続いていて…あら?藤の花が咲いていない…まだ時期が早かった?

 

 

 

少しは咲いているようですが…地元の友達の話によると、密を避ける為、早々に切り落としたということで…藤の花の名所「吉祥寺」ですが、例年の混雑ぶりを思うと、止むを得ないですね…(涙)

 

 

吉祥寺」は、以前、十数年前に、藤の花の時期に訪問したことがあって、レポしていますので、宜しければそちらもご覧頂ければ…

 

 

吉祥寺の藤の花のレポ

 

 

 

 

当寺院の藤は「のだふじ」。幹がものすごく太い!

 

 

 

本堂に近づいて…

 

 

 

本堂の由緒書き。

建保5年(1217)創建、開山は鎮西聖光上人、開基は香月城主香月七郎則宗公。

現在の本堂は、28世嚴誉上人が天保5年(1834)に改築されたもので、円柱等の欅材は畑の欅谷にあった2本の欅の巨木のうち大きな方を藩主黒田侯より拝領し

1本をもって製したものです。

 

 

 

誕生山吉祥寺由緒

当山は浄土宗第二祖鎮西国師誕生の霊場で、鎮西国師の父は香月城主の弟香月則茂、は古川氏の出で法名を聖寿妙養と言い、応保2年(1162)に生まれましたが、母親の容態はにわかに変わり、この世を去りました。

 

 

母親の追考の為、7歳にして天台の仏門に入り9歳で得度、聖光房弁長と名乗り、寿永2年(1183)22歳で比叡山に登り、天台数学を学びましたが、後に異母弟の三明房の頓死を眼前に見て、人生の無常を感じました。

建久8年(1197)36歳で法然上人の門に入り、浄土宗を学ぶこと8年、浄土宗第二祖の允可を蒙り、九州(鎮西)に帰り念仏の教えを広く伝え、その後、九州の地に48のお寺を建立、そのうちの一つが当山です。

 

国師は、難産で没した母の冥福を弔う為、産屋の跡に庵を結ばれていましたが、香月城主 で従兄弟の香月七郎則宗が大檀信となって、精舎を建立し、誕生山吉祥寺と号しました。

建保5年(1217)56歳の時です。

 

本尊は、万人を救う阿弥陀仏を祀り、その姿に亡き母を写し、世の婦人のため安産を祈って国師一刀三礼自ら彫刻された霊仏で、裙帯を少し高く結んでいる為、世に腹帯阿弥陀如来と呼び、丹誠残る処、不思議を末代に残し、念仏道場として、安産守護子育の霊験あらたかであります。

 

 

 

境内を進むと、石仏が並んでいて…

 

 

 

顕彰碑。

 

 

 

本堂を横の方から…

 

 

 

境内にある御堂。

 

 

 

御堂の中には、閻魔様がいらっしゃいました。

 

 

 

お父さん、お母さんへ」というお言葉が…むやみに子どもに恐怖心を与えていうことを聞かせる為の材料にしないで下さい、とあって…耳が痛いですね…(^^;

 

 

 

閻魔の小言」。ありがたいお言葉もあって…

 

 

 

鐘楼。

 

 

 

梵鐘に近づいて…

 

 

 

鐘楼の脇には、「南無阿弥陀仏 慈母の鐘」と刻まれた石碑がありました。

 

 

 

藤の花が、残っていたので、じっくりと…(^^)

 

 

 

「その2」に続く。

 

 

 

 

吉祥寺・吉祥寺公園

福岡県北九州市八幡西区吉祥寺町13-11

 

 

 

 

 

 

 

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