新居です。でも、レトロでモダン!昭和前半の洋館ですかね?
箪笥町→納戸町→横寺町へと移転した、友達のうす沢さん。
この一戸建ての一階部分が、「器のうす沢
」さんの新店舗+ギャラリーになります。
写真は2階部分で、4月中旬にオープニングパーティを兼ねた、出版記念パーティが開かれる会場となるとか。
窓枠がね、サッシじゃないんですよ。木枠ですよ、木枠。
そして、奥に見えるのは、暖炉。
その窓からみえる緑は、尾崎紅葉が「金色夜叉」を執筆した住居(跡)の庭からのびる緑です。
最初ここに来たとき、この家を廃墟だと思って、引き返してしまったのですが、古いけど、モダンなデザインなのは、玄関の柱一本見てもわかりました。
尾崎紅葉は、鳥居さんというこの辺一帯の地主さんの家にかり住まいを十数年もしていたんですが、その鳥居さん宅は今でも同じ場所(建物は戦時中に一度消失して建替え済み)にあって、この家のお隣です。この土地も鳥居さんのもの。
桜の大木と藤棚がある大きな庭が、今でも健在です。
人に歴史ありといいますが、土地にも歴史あり。
神楽坂商店街の喧騒を一歩はなれて中に入ると、ココはお寺の多い古い住宅地ですが、こんな感じの家はもうあまり残って居ないと思います。
収納とかデザインとか面白すぎて、うらやましいを通り越して、妬ましかった!
くやしいから、自分の家のようにおすましして写真をとってみました。
出て行く時は私にゆずってくれ。