ー続投です。
先週末のNHKスペシャルが少し話題になってますが、前から報道で不思議に思ってる事があります。
今になってこれ程ジャニーズ事務所の問題をとりあげていますが、その割には、決して触れない
創業期のお金と人脈の問題。
ジャニーさんとメリーさんの姉弟は、そもそも一般人で裕福な家庭出身ではありません。
創業期に、芸能事務所を立ち上げる資金源と人脈は、別の所にありました。
姉であるメリー喜多川さんの娘さんは、藤島ジュリー景子さんですが、苗字は藤島です。
メリーさんの夫が、藤島泰輔さんという人で、現在の上皇(平成の明仁天皇)のご学友でした。
ご学友に選ばれるからには、それなりの出身ということです。
家計図から一目瞭然ですが、親や親戚に銀行家や鉄鋼屋など、政財界に連なる面々がおり、
本人は作家かつジャーナリストとして活躍したとのことですが、『孤独の人』(小説から映画化)
は、私も見たことありますが、あの原作者か?-え、ポール・ボネもこの人のペンネームか?
って位、昔は割と有名な人でした。
若き日の石原慎太郎の選挙での応援演説もやったそうです。
つまり、政財界に顔の利く上流階級?出身の藤島氏が、後妻となったメリーさんの事業の為、
芸能事務所立ち上げの資金を出し、人脈を使って、急速にジャニーズ事務所は頭角を現した、
という点に、報道は一切触れず。
メリーさんは、芸能事務所の前は、バーを経営していました。一応は事業家ですね?
そこに藤島氏(既婚)が常連で飲みに来ていて、不倫関係から子供(ジュリー景子)ができ、
結果的に前妻(有名作家の孫娘)とは離婚して、メリーさんと再婚。
その後、義弟となったジャニーさんが芸能事務所を立ち上げ、姉メリーさんはバーを閉業して、
事務所の経理に収まったそうです。資金出してるのが夫ならそれも当然ですね。
つまるところ、天皇のご学友の一人が、ジャニーさんの義兄であり、メリーさんの夫であった、
初期の資金と人脈は、この藤島氏の力が大きかったということは、一切報道されません。
『孤独の人』を書いた藤島氏は、あれを描いた位だから平成天皇とは親しかったはず。
若い頃、平成天皇は、SPをまいてご学友たちと銀座へ脱走したことがあるんですよね。
天皇は自由を味わってみたかった、ご学友は天皇に自由を体験させたかった。
しかし、それはつまり事件になっちゃったわけです。これを小説にしたのが、「孤独の人」で、
後に映画化もされ、白黒映画でしたが、私は見たことあります。
しかし今日、藤島氏と平成天皇の関係について、報道には全く出てきません。
藤島氏が早めに他界(1999年に64歳で)したのを良いことに、全く無縁を装ってますが、
一般人であるジャニー&メリー姉弟が、起業して芸能プロダクションなんて作れるものか?
長者番付の常連だったという藤島氏の財力と人脈を、妻であるメリー氏は大いに活用し、
そして、稀代の目利きであったジャニー氏がタレントの発掘を担当したからこそ、
この3名の3つ巴をもって、ジャニーズ帝国の礎は築かれたのではないでしょうか?
メリーさんは、報道機関を恫喝する際には、必ず藤島氏の名前を出したと言います。
その威力は当時絶大だったということでしょう?
簡単に言えば、藤島氏の資金と人脈が無ければ、そもそも芸能プロダクションの立ち上げも
一般人である、姉弟にはできなかっただろうということです。
ーまあ、時代の寵児?も稀代の悪人?も、裏表があるだけで同じ人だった、というように、
世の中には、善人と悪人がいるのではなく、善人の中に悪があることもあり、悪人の中に、
善とよべる何かがあることもあると思うけれども、皇室に関する限り、そのどちらでもなく、
暗黙の了解のように、報道は皇室には触れたがらない。
英国のBBCも、この点には触れないしね。
そこにはきっと、何かの合意がなされているのでしょう。
階級社会おそるべし!