(特に「両院制」の存続意義とも直結する)
自民党の(特に悪しき改憲勢力を主眼とする)
事実上の一党独裁(野党衰退)状況にも
大いに警告しうる(非常に憂慮すべき)事項
 
~(ナチスドイツ台頭前の)ドイツ
     「ワイマール憲法」の弱点~
ワイマール憲法は、
男女平等の普通選挙や労働者の権利などが
定められた画期的な内容で、
当時最も民主的な憲法といわれていました。
ところが、ヒトラー政権誕生の要因もまた、
このワイマール憲法抜きには語れません。
ヒトラーが首相に上りつめることができたのは、
ヒンデンブルク大統領の任命あってのことでした。
第一次世界大戦の名将で君主主義者だった
ヒンデンブルク大統領は、
民主主義的なワイマール憲法の理念と
それに基づいた制度を
守り抜く意思に欠けていました。
右派勢力の支持を基盤に
議会を排除した権威主義統治の実現を狙っていた彼は、
そのためにヒトラーを利用できると考えたのです。
ワイマール憲法には
条文の解釈と運用次第で、
独裁的権力を生む余地があることに気づいていた
ヒトラーはこの機会を最大限に利用しました。
ワイマール憲法48条では、
国家が危急の事態に瀕した場合、
大統領緊急令を発令して「必要な措置を講ずる」
ことができると定められていました。
大統領緊急令の成立には
国会審議は必要なく、
「緊急事態」についての明確な定義もなかったため、
大統領の裁量しだいで
これを発動することができたのです。
ヒトラー政権はこれを使って、
ワイマール憲法が定める人身の自由や、
言論・集会・結社の自由といった基本的人権を停止したり、
ヒトラー政権による州政府への介入を
強めたりすることで独裁基盤を強化していったのです。
1933年に発令された
「国民と国家を防衛するための大統領緊急令」は、
ユダヤ人迫害を含むナチス・ドイツの
さまざまな人権侵害の法的根拠となりました。
 

参考

 

 

参考

 

〔民主主義からヒトラーの独裁へ

~わずか14年で滅んだワイマール共和国とは?〕
(2018年1月20日 タビジン)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〔ヒトラー暗殺未遂75年で式典~右翼のテロ正当化を警戒〕
(2019年7月21日 朝日新聞)

 

~参考~
〔ドイツ・ホロコーストから学ぶこと!

~現代ドイツと日本との「市民社会」基本的方向性の違い〕

 

~参考~
〔 「揺れる日本の移民問題! 外国人と暮らす不安&難しさ」

湯浅誠氏(法政大学教授)〕

 

【大竹まこと ゴールデンラジオ】
〔ドイツ・ホロコーストから学ぶこと! 映画「ナチス第三の男」〕
~ゲスト:石岡史子さん

(特定非営利活動(NPO)法人
「ホロコースト教育資料センター」理事長)

(2019年2月1日放送分)

 

洋画【ナチス第三の男(2017/フランス/イギリス/ベルギー)】

 

 

~参考~
〔移民増加と共に水面下で再び浮上しつつある

歪んだ日本民族優越主義&周辺アジア定住外国人排斥行動〕

 

 
米トランプ政権等「超・保守主義」
          の国際的煽りを受け
 
(移民政策の是非は別論としても)
潜在的に国際的人権意識の未成熟な日本民族に
その抜本的意識改革がなされないまま、
強引に事実上の移民政策を大規模導入することで、
中長期的には、
新たな火種が生じることは目に見えている。
 
「移民政策」「排他主義」
~参考~
 

日本国内への移民の増加とともに

社会の水面下で再び浮上しつつある(戦前同様の)

歪んだ日本民族優越主義(国粋主義)&

周辺アジア定住外国人排斥行動&運動。

日本人内部での歪んだヒエラルキー(階級)構造が、

その不満の矛先を変え、

今度は特に周辺アジア定住外国人を巻き込み、

更なる歪んだヒエラルキー(階級)構造を新たに生み出す恐れ。

(既発の特に朝鮮人&中国人に対する蔑視運動は除く)

 

(2018年12月10日 ANN)

 

 

 

〔ヘイトスピーチを問う~戦後70年 いま何が~〕
(2015年1月13日放送 NHK「クローズアップ現代」)

 

参考

 

 

 

~参考~
〔『断捨離』と『優生思想 』とは紙一重

/物の「断捨離」⇒人の「断捨離」⇒「優生思想 」へと〕

 

~参考~
〔伝説ではないリアルな「姥捨て山」

~高齢化&被曝問題の果てにあるもの〕

 

 

 

物の「断捨離」

⇒人の「断捨離」⇒「優生思想 」へと

 

近年、社会的ブームが到来している「断捨離
 
本来的「断捨離」は、
「もったいない」という固定観念に凝り固まってしまった心を、
ヨーガの行法である
断行(だんぎょう)・
捨行(しゃぎょう)・
離行(りぎょう)
を応用し、
断:入ってくるいらない物を断つ。
捨:家にずっとあるいらない物を捨てる。
離:物への執着から離れる。
として不要な物を断ち、捨てることで、
物への執着から離れ、
自身で作り出している重荷からの解放を図り、
身軽で快適な生活と人生を手に入れることが目的である。
ヨーガの行法が元になっている為、
単なる片付けとは一線を引く。
 
ただ、『断捨離』と『優生思想 』とは
紙一重&表裏一体の関係で、
『断捨離』が本来的目的(ヨーガの行法)を逸脱し、
物の「断捨離」⇒人の「断捨離」へと過度に移行すると、
『優生思想 』へと転換しやすい。
それは、身近な友人&知人の選別に始まり、
家族&親族内の選別に移行し、
特に肉体的&経済的弱者に関しては、
「歪な階級(ヒエラルキー)社会」⇒
「社会的差別」「姥捨て信仰」「安易な離婚」等
直結しやすいのである。
身近な人の「断捨離」化が過度に進行したあげく、
終局的に待ち受けているものは、
自分自身の「断捨離」化=自殺(「孤独死」の極なるもの)
を意味することは言うまでもない。
その意味でも、近年の社会的「断捨離」ブームには、
非常に危険な悪魔的萌芽が潜んでいると言える。
本来的(適度な)「断捨離」の効能まで否定しないが、
潜在的には、「優生思想」と紙一重&表裏一体であって、
過度な人の「断捨離」という次なる悪魔の段階に移行しないよう、
自らを厳しく戒めなければならない。
「断捨離」含む合理主義は、精神的解放感を伴うものの、
その(特に精神的)代償も少なからず存する事も常に念頭に。
(博愛&共存を度外視した)
合理主義の果てにあるものは滅亡以外の何物でもない。
 
 
 
/差別主義と表裏一体
 

<第5回シンポジウム>
〔「現代生命科学と「新しい優生学」
~「人間を作り変える医療はどこへ向かうのか?」〕

(2018年2月18日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参考

 

 
【近未来日本でナチス優生政策が復活し障害者等大量虐殺の時代の到来か】
[ナチスドイツにおける優生政策]
ナチスドイツの最高指導者であったアドルフ・ヒトラーは
優生学の信奉者であり、
「ドイツ民族、即ちアーリア系を世界で最優秀な民族にするため」に、
「支障となるユダヤ人」の絶滅を企てた(ホロコースト)以外に、
長身・金髪碧眼の結婚適齢期の男女を集めて
強制的に結婚させ、「ドイツ民族の品種改良」を試みた。
民族衛生の旗の下に実施された様々な優生計画を通して、
純粋ゲルマン民族を維持する試みが行われた。
つまり、強制断種と強制結婚を両用したのが、
ナチスドイツである。
1930年代、エルンスト・リューディンが
優生学的な言説をナチスドイツの人種政策に
融合させる試みを開始し始めた。
<人体実験>
ナチス政府は、
自らの遺伝理論を検証するために様々な人体実験を行った。
それは単純な身体的特徴の測定から、ヨーゼフ・メンゲレが
オトマー・フライヘル・フォン・フェアシューアーに対して
強制収容所で行わせた双生児への
驚愕すべき実験まで広範に渡るものである。
<T4作戦>
1933年(昭和8年)から1945年(昭和20年)まで、
ナチス政府は、精神的または肉体的に「不適格」と判断された
数十万の人々に対して強制断種を行い、
強制的安楽死計画によって
施設に収容されていた数万の人々を殺害した(T4作戦)。
<レーベンスボルン(生命の泉)計画>
ナチス政府は「積極的優生政策」をも実施し、
多産のアーリア民族の女性を表彰し、
また「レーベンスボルン(生命の泉)計画」によって
「人種的に純粋」な独身の女性が
SS(ナチス親衛隊)の士官と結婚し、
子供をもうけることを奨励した。
ナチス政府による優生学や民族浄化への関心は、
ホロコースト計画を通してユダヤ人・ロマ・同性愛者を
含む数百万の「不適格」なヨーロッパ人を
組織的・大量に殺戮する形となって現れた。
そして、絶滅収容所において、
殺害に使われた多数の装置や殺害の方法は、
安楽死計画においてまず最初に開発されたものであった。
ナチス政府の下で、優生学といわゆる「民族科学」のレトリックが
強引に推し進められていったのと時を合わせ、
ドイツ優生計画に伴うその範囲と強制は、
第二次世界大戦後の優生学とナチスドイツの間の、
消せない文化的連関を作り出していったのである。
明治政府設立時から、日本の国家構造そのものも
基本的にはドイツの国家構造をモデルにしていて
ナチス政府成立後も、ドイツとの緊密な関係は続き、
ドイツの優生政策が積極的に導入され、
更には、戦後の日本でも受け継がれ
優生学的なイデオロギーが政策的に色濃く反映されました。
その中核となったのが、
1948年(昭和23年)に成立した優生保護法の施行で、
人権上の配慮から
これを消滅させるべく
1997年(平成9年)に法改正がなされ、
名称も母体保護法と変更された後も、
こうした違法行為が事実上野放しにされ、
水面下での差別は、今日に至っても延々と続いています。
(⇒潜在的に残存している。)
特に、フクイチ事故後、もっとも怖いのが、
国力の低下に伴い、
特に人道的差別主義者の多い右派の国外(周辺アジア)に
対するはけ口が事実上封じられ、
今度は、そのはけ口が国内の肉体的&人種的差別
に繋がる可能性が濃厚なのではないでしょうか?
特に、今後、被曝疾患を起因としての障害者が
爆発的に増加し、福祉国家構造そのものが
大幅に変更を迫られるのは目に見えています。
つまり、憲法上の人権思想そのものも、
大きく消えうせ、(潜在的に潜んでいた)
肉体的&人種的差別が、今後、露骨に
顕在化する可能性も十分考えられるのでは
ないでしょうか?
優生政策の果てにあるものは、
ナチスドイツと同じく、肉体的&人種的弱者の
大量虐殺(ホロコースト)です。
歴史では、予想もつかない方向性に
唐突的に進みます。
戦前の福祉モデルの起源ともされる
ワイマール憲法下のドイツが、その後大きく変貌
したことはもとより、そのドイツをモデルにした
近代国家としての明治政府も、歴史の荒波に飲まれ
最悪の差別&侵略国家として変貌したことから
もお分かりになるかと。