「男性の乳がん」:
約56人(2004年)⇒560人(2015年)*約10倍
(2018年3月1日 西日本新聞)
男性向けの治療はなく、女性に準じた治療が行われた。
~女性から浴びた「えっ」という視線~
参加者が口々に訴えたのが、男性ならではの居心地の悪さだ。
右胸の乳がんが再発し、
〔放射能事故の影響から
女性と子どもの健康をまもるための近代的アプローチ〕
ユリア・V・ダヴィドヴァ
(ウクライナ国立医学アカデミー 小児科・産科・婦人科研究所)
(2016年10月8日「第6回市民科学者国際会議(2016)」2日目)
ベラルーシにおける乳ガンの発病率 1990~2002
これは乳ガンの発症率です。
乳ガンはチェルノブイリ後10年たってから増大しました。
特に15キューリー/km2
(18万5000ベクレル/m2)以上の高汚染地域では、
10年後から急激に上昇しているのがわかります。
*
日本においても同じ状況になると思います。
【放射線管理区域の10分の1(3700Bq/㎡)がデッドゾーン】
チェルノブイリ専門家も総じて、
「3000Bq/㎡」(⇒50Bq/kgに相当)
が、究極的には生死にかかわる健康被害の
大きな分岐点と指摘しています。
***
(チェルノブイリ原発事故時の
ゴルバチョフ政権下の科学顧問でもあった)
アレクセイ・ヤブロコフ博士も
指摘されているように、
【私たちは、乳房をひとつしかもたない女性の一族を形成するまでになった】
【(4年の潜伏期間)甲状腺ガン(1万倍)⇒乳ガン⇒骨癌⇒白血病】
~参考~
~後悔、先に立たず~
〔がんセンター:がん生存率188病院公表 肝、肺で高低差 〕
(毎日新聞 )
国立がん研究センターは
2017年8月9日、
がんと診断された人を、
治療によってどの程度救えるかを示す
「5年相対生存率」について、
がん治療拠点の約半数にあたる
全国188の病院別データを初めて公表した。
肝臓、肺がんの生存率は
ばらつきが大きい一方、
乳がんは
比較的小さかった。
同センターは
「病院ごとの特徴を読み取り、
受診の参考にしてほしい」と話している。
2008年にがんと診断された人で、
全国の「がん診療連携拠点病院」など425病院のうち、
患者の生死を90%以上把握している
209病院の21万4469症例を分析した。
このうち、188病院が個別データの公表に応じた。
病院別に、
患者の多い主要5部位のがん
(胃、大腸、肝臓、肺、乳房)の5年生存率をはじめ、
患者の年代、
がんの進行度を示す病期(ステージ)
ごとの患者数などが公表されている。
ただし生存率は、
治療開始時のがんの進行度や年齢などが考慮されておらず、
治療の優劣を示すものではない。
肺がんは、
最も高い5年生存率だった病院が68.9%だったのに対し、
最も低い病院は2.3%だった。
他の部位と比べステージにより生存率の違いが大きいためで、
ステージの進んだ患者は、
地域の中核病院に集まる傾向があることなどが考えられる。
肝臓がんも
71.6%から15.8%と開きが大きかった。
一方、
乳がんは
最も高い病院で100%。
最も低い病院でも81.7%
と公表した全病院で80%を超えた。
患者数が最も多い
大腸がんは、
高齢になるほど治療を控える傾向が高く、
最も進行したステージ4では、
85歳以上の36.1%が「治療なし」だった。
病院別の生存率の公表は
患者団体からの要望などに基づくもので、
同センターの若尾文彦・がん対策情報センター長は、
今回の集計結果を
「患者さんの病院選択に資するものにはまだなっていない」
としながらも
「病院ごとにどういう患者さんが多いのか、
それによってどのような治療成績が出ているのか
参考にしてもらえるものが出せた」と話した。
集計結果は
国立がん研究センターが運営する
ウェブサイト「がん情報サービス」内で公開されている。
5年相対生存率
がん医療の分野で、治療効果を判定する重要な指標の一つ。
がんと診断された患者が
5年後に生存している確率(実測生存率)を、
一般の日本人全体が5年後に生存している確率
で割って算出する。
実測生存率から、
がん以外の他の病気や事故によって死ぬ割合を
取り除いているため、
治療でどのくらい生命を救えるかの目安になる。
数値が大きければ治療で生命を救える可能性の高いがん、
小さければ生命を救うのが難しいがんだと言える。
~参考~
一般的には<5年生存率>、<基本的治療方針>は
1期:90%以上⇒「外科手術」
2期:60~80%⇒「外科手術or化学療法」
3期:30~50%⇒「外科手術or化学療法or放射線療
4期(⇒転移段階):10%以下⇒「化学療法or放射線療法」
〔【福島原発事故による健康被害者の会】
<講演会>
「3.11被ばく被害とがん患者」〕
講師:藍原寛子さん(医療ジャーナリスト)
「健康被害者の会」の当事者メンバー
(UPLAN 2016年9月7日)
――あなたの癌、ひょっとして、
311による健康被害ではありませんか?
日本におけるがん患者数は
増加の一途をたどっている。
*
国立がん研究センターは、
2016年に新たにがんと診断される患者は101万200人、
がんで死亡する人は
37万4千人になる
との予測を発表した。
*
思い出してほしい。 東日本では、
原発事故の放射能により
がんが増えることが予言されていた。
あなたのがんは、 ひょっとして、311による健康被害ではないのか?
*
極度に少なく見積もられた、
ICRPによる集団線量のモデルでも、
311放射能汚染の人的被害で、
年に2250人の過剰な癌死が東京圏でも生じる
と言われている。
*
がんという病気の実態にアプローチしつつ、
私たちが負わされているかもしれない
被ばく被害について
話し合う。
また、
原発事故後の脱被曝や予防医療に対する、
患者や医療者や専門家たちの意識を高めるためには
どうしたらいいのか、
問題提起をしたい。
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〔2016年の新たな「がん」診断、100万人超の予測/国立がん研究センター〕
(FNN 2016年7月15日)