~誤ったベクトルの「疑似光明」が

    自身の寿命(余命)を確実に縮める~

 

〔南果歩 代替療法決断後押しした「小林麻央さんと同じ主治医」〕

(2017年10月18日 女性自身)

「いま、ハーセプチンという抗がん剤治療をストップしています。
抗ホルモン剤の投薬もストップしています。
これは、俗にいう代替療法に切り替えたということです」
2017年10月1日、
乳がん啓発イベント「ピンクリボンシンポジウム2017」で
そう語ったのは、南果歩(53)。
その発言が論争を呼んでいる。
2016年2月に乳がんステージIとの診断を受けた南は、
2016年3月に手術。
その後も再発を防ぐべく翌月からホルモン治療を開始し、
2016年7月からは
冒頭の抗がん剤治療に加え放射線治療を行ってきた。
そんな彼女が標準治療をストップし、
代替療法に切り替えていたと告白したのだ。
具体的には
サプリメントを服用し、
放射線治療後の患部にエミュー鳥のオイルを使用。
“がん細胞は体温が低いところで繁殖しやすい”として
代謝アップを心がけ、“
がん細胞が糖質を好む”として炭水化物を控えているという。
ただし南は
「標準治療というのはデータに基づいたゆるぎないものだと
重々承知しています」と、
あくまで個人的な決断だと強調していた。
だが
会場に居合わせた医療関係者からは
「彼女のいう代替療法には科学的裏付けがない。
影響力のある人が発信すると、
安易に同調する人が増えかねない」との声も出ている。
ブレストピア宮崎病院の柏葉匡寛副院長もこう語る。
「治療方針というのは医師と患者の契約の形で始まります。
副作用管理が最も重要で、
患者さんが途中で投げ出してしまうことのないよう、
副作用を抑える適切な支持療法と精神的支援が
抗がん剤を用いる医師の腕の見せ所です。
早期に治療を中止したことで、
南さんが副作用の出やすい時期や期間を
理解されていたのかが少し気になります」
その点、南は主治医にきちんと相談。
彼女は標準治療の副作用が強く出ており、
リンパ転移はない状態。
それらを話し合った結果、
主治医が
「今の状態での決断なら決断を尊重できます」として、
代替療法についての報告を条件に
バックアップしてくれることになったという。
実はこの主治医、
2017年6月にがんのため亡くなった小林麻央さん(享年34)
の担当でもあった女性なんです。
40代前半で、
患者の悩みに向き合ってくれると慕われています」
(医療関係者)
麻央さんはステージIVのがんに冒されながらも、
2016年9月にブログを開設。
初回では
《素晴らしい先生との出会いに心動かされました》と告白。
《がんの陰に隠れないで》と言われたことで
《なりたい自分になろう》と
前を向くことができたとつづっていた。
「治療方針というのは医師と患者の契約の形で始まります。
副作用管理が最も重要で、
患者さんが途中で投げ出してしまうことのないよう、
副作用を抑える適切な支持療法と
精神的支援が抗がん剤を用いる医師の腕の見せ所です。
早期に治療を中止したことで、
南さんが副作用の出やすい時期や期間を
理解されていたのかが少し気になります」
そんな麻央さんは
2017年2月「水素温熱免疫療法」のクリニックに通う姿を
目撃されている。
同じ主治医にかかった2人は、
くしくも代替療法の道を選んでいたのだ。
さまざまな治療法が世にあふれる昨今。
慎重に、がん患者自身が
決断していかなければならないのかもしれない。
 
2017年2月1日午前10時半。
自宅前に止まったタクシーに乗り込む麻央と姉・小林麻耶(37)の姿を本誌は目撃した。
車を走らせること15分。
到着したのは、
都内にある完全予約制のクリニックだった。
ここは「水素温熱免疫療法」という
高濃度水素水を使った温浴療法など、
さまざまな補完代替医療が受けられると評判のクリニックだ。
「温熱療法とは、身体を温め血行をよくする物理療法です。
痛みの緩和などが期待できるとして、がん患者さんが利用するケースも多いです」
(医療関係者)
2016年12月に麻央はブログで《温浴療法を始めてみたり》とつづっていたが、
退院後も様々な治療法を模索していたようだ。
彼女がクリニックを出て来たのは、1時間以上経った正午過ぎだった。
~参考~
~後悔、先に立たず~

〔小林麻央さんが後悔した乳がん診断「医療ミス」と思ったらどうするか?〕

(2017年6月23日  AERA dot.)

小林麻央さんの命を奪った乳がん。
闘病記をつづったブログでは
左乳房の腫瘤が見つかってから、
乳がんと診断されるまでのことも詳細に明かしている。
夫で歌舞伎俳優の市川海老蔵さん(39)と
受けた人間ドッグがきっかけで、
左乳房に腫瘤が見つかったのは2014年2月。
だが、再検査では
「がんを疑うようなものではない」と診断されていた。
麻央さんは「生検はしなくても大丈夫でしょうか」と
念押ししたが、
医師は「必要ないでしょう」という判断だったという。
その後、紹介を経て都内の大学病院に移り、
乳腺外科の医師のもとで治療を続けた。

だが、いつも前向きに病気と戦ってきた
麻央さんが、
再検査やセカンドオピニオンについては
こんな言葉で後悔を漏らしていた。
「あのとき、もうひとつ病院に行けばよかった。
あのとき、信じなければよかった
あのとき、、、あのとき、、、」
(2016年9月14日のブログから)

**
〔小林麻央さんの闘病2年8カ月〕
(2017年6月23日 日刊スポーツ)
<--2014年-->

▼2月 海老蔵と人間ドックを受診。
左乳房に腫瘍があることが分かり、
がんの確率は50%と診断される。
後日、再検査もがんとは診断されず、
念のため半年後に再検査と言われる。

▼8月 半年たつも、
多忙のため再検査を受けられず。

▼10月 左胸のしこりに気がつき、
その場で検査を予約。

▼10月11日 検査日。
脇にもしこりが発覚し「95%がん」と言われる。

▼10月21日 がんの告知を受ける。
脇とリンパ節に転移していた。
その後、肺や骨などにも転移。

闘病始まる。
後のブログで
「生検の結果を聞くまでの10日間は、
ひとりだけ違う時間軸に生きて、
ゆっくりゆっくり
皆とは違う暗闇に追いていかれるような感覚だった」
と振り返り、
告知された当日については
「診察室に入った時の先生の表情で、
『陽性だったんだな、がんなんだな』
と分かった。
心の準備は意外とできており、
冷静に先生のお話を伺った」とつづった。


**
〔フリーアナ・小林麻央(33)進行性のがんを患い極秘入院(8日情報)〕
(2016年6月9日 スポーツ報知)

進行性のがんを患い、
極秘入院していることが8日、分かった。
**

 

今となっては、後の祭りですが、
2014年2月の
「左乳房に腫瘤」発覚の当初を
検証してみると、

> 夫で歌舞伎俳優の市川海老蔵さん(39)と
受けた人間ドッグがきっかけで、
左乳房に腫瘤が見つかったのは2014年2月。
だが、再検査では
「がんを疑うようなものではない」と診断されていた。
麻央さんは「生検はしなくても大丈夫でしょうか」と
念押ししたが、
医師は「必要ないでしょう」
という判断だったという。

> <--2014年-->

▼2月 海老蔵と人間ドックを受診。
左乳房に腫瘍があることが分かり、
がんの確率は50%と診断される。
後日、再検査もがんとは診断されず、
念のため半年後に再々検査と言われる。

▼8月 半年たつも、
多忙のため再々検査を受けられず。


2014年2月に
人間ドックを受診した際に、
担当医から、
左乳房に腫瘍があることが分かり、
がん(悪性)の確率は
50%と診断され、

後日、
再検査もがん(悪性)とは診断されず、
念のため半年後に再々検査と言われた
ようで、

少なくとも、この時点では

> 再検査では
「がんを疑うようなものではない」
と診断されていた。
麻央さんは
「生検はしなくても大丈夫でしょうか」と
念押ししたが、
医師は「必要ないでしょう」
という判断だったという。

担当医は、
がん(悪性)の確率は
50%との認識は有していたものの、
「生検」を経ずに、
つまり、
「生検は必要ない」
との前提のもとに
がん(良性)との、
結果的に誤診の判断をしてしまったわけで、

この言葉を信じ、

>▼8月 半年たつも、
多忙のため再々検査を受けられず。

と、ある意味、
本人自身が半年間放置したわけで、
特に「進行性のがん」ですと、
半年間の間にあっという間に
比較的、大きなしこりに成長するのは
想像するまでもなく、

2014年2月の段階で、
「生検」を行い、
「悪性」結果が早期に判明していたら、
早期の切除手術によって、
小林麻央さんは現在でも、
存命だったと思われませんか?

誤診というか医療ミスの可能性も
あるのでは?

 

PS

〔歌手・朝倉美沙(40)2015年2月「乳がん」発覚⇒2016年4月、肺に転移(st4)〕

 

特に2013年あたりから
今年2016年にかけて

〔女優・小栗香織(45)
2月乳ガン告知⇒5月18日に都内病院で摘出手術&闘病中〕
( 2016年6月23日 )

〔嶋田尚未氏(漫画家&BL作家)15日、
乳がんのため療養先の長野県内病院で死去(40代)〕
(2016年6月16日)

〔フリーアナ・小林麻央(33)
進行性の乳がんを患い極秘入院(8日情報)〕
(2016年6月9日)

水谷優子さん(声優)17日、乳がんのため死去(51)〕
(2016年5月19日 )

〔女優・南果歩(52)初期の乳がんを患い、
3月上旬に手術~夫と同時期に発症〕
(2016年3月17日 )

〔女優・生稲晃子(47)2013年末、
乳がんのため右乳房を全摘出手術〕
(2015年11月10日)

宇江佐真理さん(作家/時代小説)7日、
乳がんのため北海道・函館市の病院で死去(66)〕
(2015年11月7日)

〔元女子プロレスラー・北斗晶(48)
乳がん⇒24日、右乳房全摘出手術〕

〔「羊毛とおはな」ボーカル・千葉はなさん
4月8日、乳がんで死去(36)〕
(2015年4月11日)

【タレント・ダンカン(55)の妻・飯塚初美さん22日、
乳がんのため都内自宅で死去(47)】
(2014年6月23日)

〔読売テレビ・清水健アナウンサーの妻11日、
乳がんのため死去(29)〕
(2015年2月12日)

◎西東京市議(無所属)の納田さおりさん(43)が
2014年4月24日に乳がんの手術

◎2013年の4月26日には
「ランク王国」ラルフ声優の嶋村カオルさんが
乳がんのため横浜市内の病院で死去(43)

他にも記憶が不確かですが、
特に1F事故後、芸能関係者を筆頭に
比較的、若い著名人の間だけでも、
乳がん発症報道が目立ってきたように
感じています。

 

 

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ベラルーシにおける乳ガンの発病率 1990~2002

これは乳ガンの発症率です。
乳ガンはチェルノブイリ後10年たってから増大しました。
特に15キューリー/km2
(18万5000ベクレル/m2)以上の高汚染地域では、
10年後から急激に上昇しているのがわかります。

*

日本においても同じ状況になると思います。

 

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 〔学術雑誌ネイチャーが公表した日本の放射能汚染の実態〕

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【放射線管理区域の10分の1(3700Bq/㎡)がデッドゾーン】

チェルノブイリ専門家も総じて、

「3000Bq/㎡」(⇒50Bq/kgに相当)

が、究極的には生死にかかわる健康被害の

大きな分岐点と指摘しています。

 

***

 

(チェルノブイリ原発事故時の

ゴルバチョフ政権下の科学顧問でもあった)
アレクセイ・ヤブロコフ博士も
指摘されているように、

【私たちは、乳房をひとつしかもたない女性の一族を形成するまでになった】

【(4年の潜伏期間)甲状腺ガン(1万倍)⇒乳ガン⇒骨癌⇒白血病】
 

~参考~

      ~後悔、先に立たず~

 

〔がんセンター:がん生存率188病院公表 肝、肺で高低差 〕

(毎日新聞 

国立がん研究センターは

2017年8月9日

がんと診断された人を、

治療によってどの程度救えるかを示す

「5年相対生存率」について、

がん治療拠点の約半数にあたる

全国188の病院別データを初めて公表した。

肝臓、肺がんの生存率は

ばらつきが大きい一方、

乳がんは

比較的小さかった。

同センターは

「病院ごとの特徴を読み取り、

受診の参考にしてほしい」と話している。

2008年にがんと診断された人で、

全国の「がん診療連携拠点病院」など425病院のうち、

患者の生死を90%以上把握している

209病院の21万4469症例を分析した。

このうち、188病院が個別データの公表に応じた。

病院別に、

患者の多い主要5部位のがん

(胃、大腸、肝臓、肺、乳房)の5年生存率をはじめ、

患者の年代、

がんの進行度を示す病期(ステージ)

ごとの患者数などが公表されている。

ただし生存率は、

治療開始時のがんの進行度や年齢などが考慮されておらず、

治療の優劣を示すものではない。

肺がんは、

最も高い5年生存率だった病院が68.9%だったのに対し、

最も低い病院は2.3%だった。

他の部位と比べステージにより生存率の違いが大きいためで、

ステージの進んだ患者は、

地域の中核病院に集まる傾向があることなどが考えられる。

肝臓がんも

71.6%から15.8%と開きが大きかった。

一方、

乳がんは

最も高い病院で100%。

最も低い病院でも81.7%

と公表した全病院で80%を超えた。

患者数が最も多い

大腸がんは、

高齢になるほど治療を控える傾向が高く、

最も進行したステージ4では、

85歳以上の36.1%が「治療なし」だった。

病院別の生存率の公表は

患者団体からの要望などに基づくもので、

同センターの若尾文彦・がん対策情報センター長は、

今回の集計結果を

「患者さんの病院選択に資するものにはまだなっていない」

としながらも

「病院ごとにどういう患者さんが多いのか、

それによってどのような治療成績が出ているのか

参考にしてもらえるものが出せた」と話した。

集計結果は

国立がん研究センターが運営する

ウェブサイト「がん情報サービス」内で公開されている。

5年相対生存率

がん医療の分野で、治療効果を判定する重要な指標の一つ。

がんと診断された患者が

5年後に生存している確率(実測生存率)を、

一般の日本人全体が5年後に生存している確率

で割って算出する。

実測生存率から、

がん以外の他の病気や事故によって死ぬ割合を

取り除いているため、

治療でどのくらい生命を救えるかの目安になる。

数値が大きければ治療で生命を救える可能性の高いがん、

小さければ生命を救うのが難しいがんだと言える。

 

~参考~
一般的には<5年生存率>、<基本的治療方針>は
1期:90%以上⇒「外科手術」
2期:60~80%⇒「外科手術or化学療法」
3期:30~50%⇒「外科手術or化学療法or放射線療
4期
(⇒転移段階):10%以下⇒「化学療法or放射線療法」
 

【グラフ 肺がんと乳がんのステージ別の5年生存率】 

 
(2017年8月9日 福島民友)
 
参考

〔【福島原発事故による健康被害者の会

<講演会>

「3.11被ばく被害とがん患者

講師:藍原寛子さん(医療ジャーナリスト)

「健康被害者の会」の当事者メンバー

(UPLAN 2016年9月7日)

 

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――あなたの癌、ひょっとして、
311による健康被害ではありませんか?
 
日本におけるがん患者数は
増加の一途をたどっている。
*
国立がん研究センターは、
2016年に新たにがんと診断される患者は101万200人、
がんで死亡する人は
37万4千人になる
との予測を発表した。
*
思い出してほしい。
東日本では、
原発事故の放射能により
がんが増えることが予言されていた
あなたのがんは、
ひょっとして、311による健康被害ではないのか?
*
極度に少なく見積もられた、
ICRPによる集団線量のモデルでも、
311放射能汚染の人的被害で、
年に2250人の過剰な癌死が東京圏でも生じる
と言われている。
*
がんという病気の実態にアプローチしつつ、
私たちが負わされているかもしれない
被ばく被害について
話し合う。
また、
原発事故後の脱被曝や予防医療に対する、
患者や医療者や専門家たちの意識を高めるためには
どうしたらいいのか、
問題提起をしたい。
 

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〔2016年の新たな「がん」診断、100万人超の予測/国立がん研究センター〕
(FNN 2016年7月15日)