高見神社(改訂版) | 事代主のブログ

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神社の伝承と遺跡をめぐり、真実の古代史を編集するのが目的です。

神功皇后を巡る北九州の鷹見(たかみ)神社の最終地点が、以前御紹介した八幡東区高見のこの神社になります。

 

高見神社

 

祭神
本社に天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神、可美葦芽彦遅神、天之常立神、国之常立神、豊雲野神、天照大御神、天忍穂耳神、皇孫瓊瓊杵命、穂穂手見命、穂穂手見命、鵜草葺不合命の十二神を祀り、相殿に仁徳天皇、石之比売命、多紀理毘売命、市寸島比売命、多岐都比売命、大己貴命、豊受姫命を祀る。

 

由緒
洞海湾(現在の東田地区)と八幡製鐵所の産土神(うぶすなのかみ)として
官営時代からの「ものづくりの精神」を伝える日本近代化産業の守護神として
~八幡製鐵所・関連協力会社や産業に関わる企業の社員や家族を守る安全の神として~ 
髙見地区の恵み豊かな大自然を守り、荒御霊(あらみたま)を鎮める鎮魂(ちんこん)の神として
高見神社参拝に訪れる多くの人々が祈りを捧げる鎮守(ちんじゅ)の神として
北九州の近隣はもとより遠方の人々からも親しまれる髙見神社は、 古くは神話の時代に神功皇后さまによってまつられた神社です。神功皇后さまが新羅・百済・高麗に守護軍を派遣した際に、戦勝祈願のため洞海湾の小山、大字尾倉字高見(現スペース・ワールド西側)の地に天神(あまつかみ)皇祖神十二柱をおまつりしたのが髙見神社の始まりと伝えられています。 

壮大な社です。

神紋は違い鷹羽

 

この「高見神社」は天之御中主神、高御産巣日神など十二神を祭神としています。

しかし穴生、市瀬の鷹見神社も、慶雲二年(705年)に、役行者が祭祀を再興する以前は、熊野神を祀るものではなく、「高見神社」と同じく、古い信仰である十二神の祭祀であったようです。

 

「鷹」の神祇はその信仰に由来するものとも思われる。

そして、英彦山が鎮座する田川が「鷹羽」に纏わるとされ、「彦山縁起」には田川は鷹羽郡とされ、上古、英彦山の神が「鷹」の化身であったことに由来するとされる。

そして田川郡、香春の氏神、香春神社が神紋を「鷹羽」として、元宮とされる「古宮八幡宮」の神域が「鷹巣」と呼ばれる森であったとあります。

 

つまり田川から八幡のこの辺りは元は、景行天皇 日本武尊【鳳 鷲 大鳥(鷹)】 仲哀天皇ゆかりのこの地域の神は「鷹」であったと考えても良さそうです。

 

 

 


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