五条さんの隙があってもかかってこないでw -8ページ目

シロフレックスがやって来た話(Ciro Camera Ciroflex)

ルビテルの修理始めてからどうも二眼熱が出てきてしまい、
金属製の二眼レフが欲しくなってしまい色々物色しました。
今まで持ってるルビテル、BBF、学研フレックスも立派な二眼レフなのですが、
なんつーかトイカメラでない一般的な二眼レフというものを持ってなかったんですね。


それにまわりに結構ドイツ製、国産の名機を持ってる方も多く、
ちょっと毛色の違ったものが欲しくなってしまいました。
有名どころでちゃんと稼働するものはそれなりにしますしね。


そこでオクをウォッチしていて、これは、、と思ったのがあり、お安め落札。
Ciro-flexモデルDです。全然知らねぇ(笑)
しかも誰も入札しねぇんでやんの。(←それを買うかw)


$五条さんの隙があってもかかってこないでw
Ciroflex。来るべくして来たオーハイオー!


見た事ない米国製の二眼レフです。
このカメラ、製造年はいつなんだろうと思って調べてみました。
しかし、一見どこにも製造年が分かりそうな印はない。
製造番号だけあるけど、それから判断する方法がわかりません。


取りあえず検索したら、オハイオ州のヒストリーニュースなるものを発見。
それによると、シロ社は1941年にデトロイトで創立。


別のサイトで見つけた取説の記載を見るとコピーライト1946年とありますが、
販売は1947年からと書いてるサイトもあったりします。微妙ですね。
(翌年モデルが前年の秋に発表って感じであれば、1947年販売っぽい気もするナー)


推測ですが1947年で販売開始かなぁ。最初はモデルA,B,Cがありました。
使用レンズ、シャッター、シンクロ端子の組み合わせなどで型が違うようです。
1947年末にオハイオ州に引っ越しして、直ぐにモデルAがディスコン。


モデルB,Cを継続製造し、その後バージョンアップ版としてモデルD,E、
最後にモデルFが出来たとあります。1948年11月にモデルD,Eの初の広告が
出てたそうです。これまた微妙ですが、同じような感じで実際の販売開始は
1949年って事じゃないでしょうかね。


その後、1951年1月にGraflexに売却、しばらくそのまま製造したのち、
1952年にGraflex22として外装換えてデビューとあります。
(Graflex22とCiroflexは「中判カメラの教科書」という本にちょこっとだけ
 取り上げられてますね。その位は有名だったんですねぇ。)


なので総合して推測すると、Ciro-flexモデルDの販売期間としては
1949-1952年って感じじゃないでしょうかね。
でもやっぱりこの機体自体の製造年は今のところわかりませんでした。


しかし、、こんなに古いものとは思わなかった。
先の大戦終わったのは1945年ですよ。
その二年後にこれの初期型が出来てるんですよね。
(というか、クラシックな二眼レフが一番活躍してた時代ってのが
1950年代って感じらしいので、別に珍しくはないんでしょうけど)


しかしながら、60年以上前の機械がちゃんと動いてるってことは
結構感慨深いモノがありますよコレ。




五条さんの隙があってもかかってこないでw
ウォーレンサック製のレンズとアルファックスシャッター。
自分は全然知りませんでしたが、ウォーレンサックってライカにレンズを供給
してた事もあるメーカーとか。結構バカにならんらしい。
ソビエト製に惹かれる珍しモノスキーの自分にふさわしいのかも(笑)


モデルDのシャッターはチャージは無く押すだけ。レバーを押すと粘っこく
抵抗が増えて最後にシャッターが落ちる。エバーセット方式というようです。
撮った感じちょっと手ブレがしやすいかなって気がします。
1/400まで出せるラパックスでレンズが別のタイプに興味出ますね。。。
まぁそこはとりあえず今は無視無視。


ボディは凄くざっぱな感じです。
デザインも40年代のアメリカ流のちょっと近未来入った感じ。
背中側の金属部分が結構錆びやすい様に見えます。
というか、サビ浮いてる。




五条さんの隙があってもかかってこないでw

この機体、入手してから磨きまくり、レンズも外してみた所、
カビこそありましたが殆ど奇麗にとれました。やった!
シャッターも全速動くようで程度は良い部類かと思います。
ただ、、ミラーは真っ白でした。ビックリ。
取りえず磨いてファインダーが見える位にはなりました。

五条さんの隙があってもかかってこないでw 五条さんの隙があってもかかってこないでw
ミラーの使用前使用後w






で、T-MAX100詰めて近所でテスト撮影。


佇む(Ciroflex Kodak T-max100)


まともな二眼レフを始めて触ったけど、これは楽しい!
(マトモナ、、というと他のにちょっと失礼かw)


国内での知名度はいささか高くなさそうな感じですが
これからどんな映像を見せてくれるか楽しみです。
しかし自分初の金属製二眼レフがこれとは(笑)


ちなみに、ebayで探すと普通に出てきます。
程度はピンキリ、値段も$50~$150って感じでしょうか。
送料が$50前後かかりますが、まぁ興味ある方は当ってみるのも
面白いかと思います。



五条さんの隙があってもかかってこないでw
なんとなくかわいい(笑)












おまけ。






ちなみにこの機体、購入したらなんとフィルムが入ってたんですよ。
売り主から話は聞いてました。もしかしたらメリケンの映像かぁ~なんて
期待したのですが、開けてみたらネオパンSS。しかも注意書きが日本語(笑)


試しに現像してみたら、ほとんどカビと劣化で映像は傷んでいたのですが
運動会のスナップが出てきました。
生徒の服装から昭和30~40年代かなぁ、と想像してはみましたが、
当時としてもこの二眼はそれなりに高価なものだったろうし、
現像に出せないまま手放した事情を考えると謎が謎を呼んで悩んでしまうので(笑)
ほとんどボロボロの映像だった事もあり、そのままお蔵入りさせました。


で、そのフィルム、実は最後のコマが未使用だったので、
家のベランダから撮影してみました。
ウルトラ賞味期限切れ撮影です。


ウルトラ賞味期限切れ撮影(Ciroflex NeopanSS 賞味期限昭和40年代?)

流石に古すぎますね(笑)


でも、これ以上古い期限切れフィルムの撮影って、
もうする機会はないだろうなと思います。
もっと対象を選べば良かったと後悔中(笑)



ルビテル166B修理その3(LOMO Lubitel 166B)

結構時間が経ってしまったけどLubitel166B修理の続きです。

さて、なんだったっけw
フォーカスチェックが残ってましたね。さらっといきます。

最初フォーカスを組立前の無限遠チェックに合わせて組み上げました。
で、テストしたのがこれ。


初るびーちぇり(kodak T-max100)


うーん。なんとなくゆるい。。。


そんで、アクリル板を600番やすりで荒らしてすりガラスをつくり、
フィルム室に貼り付けて、ルーペで覗きながら無限遠をチェックし直しました。
結果こんな感じ。


交差点(kodak T-max100)

だいぶフォーカス来たかな?
分解前のチェック位置と比べ30度位ずれてましたよ。なんじゃこりゃ。




この後、1000番位でやるといいというご指摘を受けましたので、
すりガラスを作り直して、無限遠と近場で再度チェックを行う予定です。
チェックしやすい方法というか、対象を見やすく工夫した方がいいですなぁ。。
残件++;


このチェック後の撮影で、じつはビューレンズの方もずれてる事が分かりまして(笑)
残件++;


あと、ミラーの汚れ取りで研磨材かけたのは良いんですが、
ミラー中央が曇ってしまいました。
古いピンク映画のぼかしみたいになってしまい、ミラー交換必須になりました(泣)
接着してしまったのが悔やまれます。
当分は目測フォーカス機としてやらねばならない状況です。
残件++;


まだまだ作業は残りますね。。。


でも、Lubitelをいじり回したおかげで、
自分の二眼熱に火がついたようです。


まずいです(笑)




→そんでもって。。

ルビテル166B修理その2(LOMO Lubitel 166B)

ルビテル166B修理の続き。


修理の途中で、なにかイヤな音が出てるのに気付きました。
なんかいやな尖った音。


調べてみると、なんとミラーが割れてました。
えええ、いつ割れたんだ?それとも今まで気付いていなかったのかな?
仕方なくまた分解。
しかし、今度はボディ上部のネジ三本外す事でよさそうです。
開けた所、割れたミラーが転がってました。
本体に接着されてたミラーもちょっと力を入れたら簡単に剥げてしまいました。
こういう目に付く所の破損て痛いよなぁ。


元々のミラーの接着位置が悪かったのか、割れの元になるミラーの欠けも
ありました。コンデンサレンズのホルダーにミラーが当たって欠けるのは
よくあるようですね。なんてバカなんだw


時間もなかったので、まずボディに残ってた接着剤をはぎ取ります。
そして、位置を確認しながら割れたミラーを張り直しました。
ボディに接着してしまったのですが、今考えるとやめときゃ良かった。
ミラーを後で作り直す事もできそうですからねぇ。
しかも、ミラーってコンデンサレンズホルダーで押さえられそうなんですよね。
ムリして貼り付ける必要ねーじゃんかw

五条さんの隙があってもかかってこないでw
なんとか割れミラーを合わせて接着
ミラー位置をそれらしき奥の溝に合わせると、
丁度ミラーとコンデンサレンズが当らないだけのクリアランスが出来ます。
絶対もとの接着位置が間違ってる(笑)



五条さんの隙があってもかかってこないでw
コンデンサレンズのっけて覗いたらこんな感じ。まぁいっか。。。




組み上げ直して、動作テスト。
良い感じです。五速シャッターは動作し、
ちゃんとセルフタイマーでもシャッターが切れました。
ところが、最終的にある問題に気付きました。


セルフタイマーが勝手に走ってしまいます。
普通、セルフタイマーチャージすると、シャッターレバー押すまで止まってますよね。
今、ノンストップですw
最初、これが仕様だとも思ってたのですが、違う違う、そうじゃ、そうじゃない。


セルフタイマー系とシャッター系の接続って、例の出っぱりしかないはず。
セルフタイマーを押さえるなんて機構は見当たらない。。


で、色々検索してこの方のブログを見て気がつきました。
最後の所に、「セルフタイマーはチャージしても直ぐに動き出してしまいますが、、、」
とありますね。これ見て、え!!と思い、その前のエントリをみますと、
折れたバネ。。。頭の中にフラッシュバックしました。
自分もこの部品見た事ある!


多分ですが、このL字のハリガネ、セルフタイマーの振子を押さえる為のものと
考えてます。不要なバネなんてこの機構にはあり得ない。絶対もともと付いていた
場所があるはず。


ただ、今のところ、どの部品のどこにどんな風に付いていたかが不明です。
見当はつくんですが、試行錯誤が必要でしょうね。この部品、恐らくもう無くしてるし、
今そこまでの時間はちょっと割けないなぁって感じです。


この方も「良しとしよう」と書いてますが、
シャッター押してからタイマーのレバーを離せば良いだけの話ですしね。
なので、自分も取りあえずこれで良しとしました(笑)
この注油清掃でリフレッシュしたタイマー君は大体ウェイト9秒くらいです。
音の緩急はありますけど、止まるような感じはありません。凄く頼もしい。


裏の製造番号を見たら、どうやら81年製らしいです。
30年以上前のバリバリのソビエト連邦製です。
そりゃ各部の油も切れたり錆びたりしますわな。



結局今回のトラブルの主原因は、
・油地獄
・シャッター駆動リングの出っ張り(セルフタイマーに当てるとこ)のよがみ
・製造のヘマ(ガラス割れ)
でした。
ルビテルが壊れるってこの辺以外は起きる気がしないんだけど
どうなんでしょうかね。あまりにシンプルで完成してるので。。
今後起きるとしたら、パーツの疲労・摩耗ですかねぇ。


あと、内部の機構の部品の欠損がなかったのが良かったですね。
自分のようなド素人では、原形とどめない位壊れてたり変形してたり、
誰かがいじって間違えて組んだり部品無くしたりしてると
もともと何が正しいのかってとこまで推測するのは困難です。
今回のセルフタイマーホールドなんかそれに近い感じですね。
(自分でやっちゃった事なんだけど。。)


でも、今まで見た機体の範囲ではそこまで破壊されてるのってまず無くて、
大部分は分解整備で復活するんだろうなって気はしてきてます。
(いわゆる各カメラ種の持病ってやつはありますが。)




これにて内部側の修理は完了!
あとはフォーカスを調整して、さっさとシェイクダウンテストに行きたいもんです。
(まだ終わんねぇ~。。。)




→そして。