転がるお前に『苔』は生えない

V.A.

「Don't Call Us Immigrants」 PRESSURE SOUNDS 2000

Record date : 197X

Playlist :
Misty - Six One Penny
Lion Youth - Rat A Cut Bottle
Black Slate - Sticksman
Tabby Cat Kelly - Don't Call Us Immigrants
Reggae Regular - Where Is Jah
Trevor Hartley - Skip Away
The African Brothers - Gimme African Love
Matumbi - The Man In Me
Pablo Gad - Hard Times
Steel Pulse - Nyah Love
Aswad - It's Not Our Wish
African Stone - Run Rasta Run


PRESSURE SOUNDS カタログ28番

UKルーツ・レゲエの入門盤として最適。


英国でレゲエのサウンド・システムが人気を集めはじめた1970年代初頭、
.

それまではハード・ファンクが人気だったというブリストルの地下クラブでも、
.

レゲエやダブが多くの若者の心を捕えていた。
.

The Pop GroupのMak Stewartも、非合法のクラブでレゲエに出会ったという。



英国に流れた(イミグラント)ジャマイカン達が、

故郷の音楽を自分達の手で奏で始めた歴史を知るのに最適のコンピ。

ライナーはADRIAN SHERWOOD(ON-U)

ジャマイカとはまた違った発展を遂げたUK産ルーツ・レゲエのコンピレーション。

Aswad、Steel Pulse等、代表的アーティストの70年代に録音された作品を収録。

ベストセラーの一つ。


当時のUKレゲエ・シーンを牽引していたAswad、Steel Pulse、Mutumbi、Black Slate等、

日本でもお馴染のアーティストから日本では無名に近いアーティスト迄収録しているが、

どの曲もとにかく強くたくましい。

鋼の様なサウンドと硬派なメッセージが胸を打つ



1970年代の British reggae 第一世代を概観できる編集盤は今までなかったかな。

Matumbi (Dennis Bovell) はもちろん、

Misty (Misty In Roots のこと)、

Steel Pulse やAswad などは、

その当時から日本に紹介されていたように思うけれども、

その他は、ちゃんと紹介されてきたとは言い難く、

この編集盤でほとんど初めて聴くミュージシャンばかりだ。


以前から、Linton Kwesi Johnson / Dennis Bovell Dub Band はもちろん、

Aswad や Steel Pulse には、Jamaica の reggae とは異なる独特の雰囲気があると思っていたのだが、

作品を一聴してBritish reggae だと判るような独特の雰囲気があるのだなぁ、と痛感した。

具体的にどこが British reggae らしいか指摘し辛いのだけど。


例えば、オープニングの Misty など

Jamaican root reggae グループBurning Spear に近い感じもするのだけど、

シャーというキーボードの音色や切れ味の良いギターの音色など British reggae ならではだと思う。


Dennis Bovell 率いる Matumbi はもちろん、その前身のバンドであるAfrican Brothers、

Bovell 制作の Tabby Cat Kelly、Steel Pulse のトラックなど、

これらの録音以降、Linton Kwesi Johnson との協働で完成した音作りの先駆を感じさせるものだし、

このシャキシャキとした感じの音作りが British reggae 第一世代の音の典型になったようにも思う。


Dennis Bovell が The Pop Group や Orange Juice のような

post-punk のrock / pop バンドを制作したことに象徴されるように、

第一世代のBritish reggae は punk ~ post-punk のミュージシャンと

"Rock AgainstRacism" などを通して交流があった。

しかし、post-punk の音作りにreggae の影響が強く見られるのに対して、

British reggae の方はちょっと音の切れ味が良くなったかな、

という程度の影響しか聴かれないのも面白いと思う。

むしろ、表題曲 "Don't Call Us Immigrants"(「俺たちを移民と呼ばないでくれ」) のような

歌詞の中に影響が現れているのかもしれない。

そしてそういう歌詞のスタイルが、それ以降の世代の British reggae

(第二世代の Adrian Sharwood (On-U Sound)、Mad Professor (Ariwa)、Jah Shaka。

第三世代の Zion Train、The Disciples、Bush Chemist など。)

との、最も際立つ違いのようにも思うのだが。



・・・またレゲエだ、

しかも、長ぇし、面倒だし・・・

「苔」ログのブログ・テーマの『お酒』と『盤』を増やさないとバランスが・・・





そんな話



にほんブログ村 音楽ブログ レゲエへ


Lion Youth さんとか、全然知らなかった・・・

転がるお前に『苔』は生えない

Lion Youth

「Love Come & Goes」 Virgo Stomach  1981

laylist :
Love Comes And Goes
I Want A Girl
What Would You Do
Señorita
Easy Skanking
Frustration
Natty Bring De Cochi
Chant Ina Dance
It's A Shame
Decelia

Producer : John Rubie

Engineer : Mark Lusardi

Vocals : Lion Youth
Backing Vocals : Michael Dawkins & Lion Youth
Drums : Ringer
Bass : Michael Francis & Lion Youth
Guitar : Fits & Donald Benjemen
Piano : Patrick Mason
Organ : Patrick Mason
Percussions : Michael Dawkins

Studios :
Recording : Mark Angelo (London, UK)
Mixing : Mark Angelo (London, UK)



↓こんな、「Don't Call Us Immigrants」とは

テーマが真逆っぽいコンピが、既に存在していたんですね↓

転がるお前に『苔』は生えない

V.A.

「The Best Of British reggae」 Ice  1979

Playlist :
Janet Kay - Silly Games
Riot Squad - Cheater
Tabby Cat Kelly - Tell Me Why
Winston Ferguson - Fly Your Natty Dread
Richie Djay - Groovin In Love
Errol Dunkley & Pebbles - Little Way Different
Winston Ferguson - Lovin Pauper
Tabby Cat Kelly - Don't Call Us Imigrants
The Arawaks - Dangerous

Producer : Riot Squad & Dennis Bovell & Patrick Cann

Tabby Cat Kellyが2曲収録されております。




Reggae Regular に関しては、確か、Greensleeves から作品出してたような・・・




Trevor Hartley さん、全く知りませんでした

作品のクレジットを見ると、かなり良さ気な感じ・・・↓

転がるお前に『苔』は生えない

Trevor Hartley

「Innocent Lover」

Playlist :
I Had Just One Wish
Can't Sleep At Night
Two Of A Kind
Free Sons Of The Almighty
Loving You The Way I Should
Innocent Lover
I'll Try My Best
Feeling Lonely
I Am Alright

Engineer : Ernest Hoo Kim & Errol Thompson & Sid Bucknor

Producer : Phil Pratt

Vocals : Trevor Hartley
Drums : Barnabas & Sly Dunbar
Bass : Ranchie & Robbie Shakespeare
Rhythm Guitar : Rad Bryan & Bingy Bunny
Lead Guitar : Bo Peep & Rad Bryan
Keyboards : Ansel Collins & Bobby Kalphat
Percussions : Sticky & Scully Simms

Studios :
Recording : Channel One (Kingston, JA) & Joe Gibbs (Kingston, JA)
Voice Recording : Chalk Farm (London, UK)

 Burning Rockers  1979






転がるお前に『苔』は生えない

Dinosaur Jr

「Bug」 1988

Freak Scene
No Bones
They Always Come
Yeah We Know
Let It Ride
Pond Song
Budge
Post, The
Don't
Keep The Glove


1988年発表の名盤

ニール・ヤング・ミーツ・ジャンクと呼ばれた”Freak Scene”

(「ジャンク」とは当時日本だけで使われたある種のサウンド傾向を指す呼称で、

ソニック・ユースやアルビニ率いるビッグ・ブラック~レイプ・マン、プッシー・ガロアなどがそう呼ばれた)。

比較的ポップな感触とノイジーなギターの絶妙なハーモニーが結実したこの冒頭曲が、

その後のダイナソーの傾向を決めていく

(これは今思うとJ・マスシスの資質的な部分で、

ルー・バーロウはもっとハードコアな曲や後のロウファイに繋がる感触を志向していたので

本作後に脱退している)。

とはいえ”No Bones”などグシャっとした音像の混沌としたナンバーも魅力的で、

アルバム単位としても昆虫の不気味なジャケと相俟って独特の世界を築いている作品といえる

(”Freak Scene”のクリップはキタナい大学生風のメンバー3人が骸骨を持ってフラフラしたり

演奏するフリをしているものでこの適当さも強烈だった)。



初期ダイナソーの傑作。

ノイジーでありながらも、ポップなメロディと疾走感が耳に心地よい作品になっている。

しかしJ自身はこの作品をあまり気に入っていないらしい。

このころメンバー間の不仲によって、バンド内がギクシャクしていたことが原因になっているようである。

しかし、バンド内に問題があったとは思えない素晴らしい出来である。

メンバー間の緊張関係がいい方に作用したのかもしれない。

しかしながらメンバー間の関係は修復できず、ルーはこの作品発表後脱退している。

バンド形態としてのサウンドはこの作品までで、

次作以降ではJのソロ的要素がだんだん強くなっていくことになる。


全編で凄まじい破壊力を放つJのギターはもちろんですが、バンドサウンドがすごくかっこいい。

ノイズが渦巻いているようなアルバムなんですが、freak sceneに代表される

不思議とするりと耳に入ってくるポップさをもつ一方で、

yeah we know や don'tのようなアンダーグラウンドでハードコアな面を前に出した曲もあり、

このバンドの音楽性と時代の空気が一枚に詰まっています。

懐の深い楽曲ばかりです。

今聴いてもまったく古さを感じさせません。

グランジ前夜の名盤としてこれからの若い世代にも聴いてもらいたいです。

1st、2ndで着実に成長というか方向性が見えてきたので

この3rdはひとつ時代の区切りとして聴かれてもいい。

冒頭から疾走し、マスシスの咆哮とノイズで締めくくられるダイナソー印の傑作であり、

マスシスの根っからのノイズ・ジャンキーとして、

あるいはニール・ヤングを継ぐものとしての決意表明みたいなものを感じてもいい。


転がるお前に『苔』は生えない

はじめに

『Urban Hymns』からのリード・シングルとして発表され、


今なお名曲との評判が高い「Bittersweet Symphony」 だが、


この楽曲で奏でられるストリングス による印象的な旋律は、


元々ローリング・ストーンズのマネージャー兼プロデューサーのアンドリュー・オールダムが


オーケストレーションでカバーした「The Last Time」の曲中にあるものである。


これを無断でサンプリングしたとして、ストーンズ側のレコード会社に著作権問題で告訴されて以降、


この楽曲のクレジットは「Jagger/Richards」に変更されている。


オールダムによるオーケストラ版「ラスト・タイム」は、


アンドリュー・オールダム・オーケストラのアルバム


「ザ・ローリング・ストーンズ・ソングブック」に収録されている。




The Verve


「Urban Hymns」 1997


Bittersweet Symphony

Sonnet

Rolling People

Drugs Don't Work

Catching the Butterfly

Neon Wilderness

Space and Time

Weeping Willow

Lucky Man

One Day

This Time

Velvet Morning

Come On



三作目。


90年代の英国ロックシーンに残る名盤の1枚として評価されている。


セールス的にも14週連続で全英チャートの1位を独占し、


全世界で700万枚を売り上げる大ヒットを記録しており、


オアシスのギャラガー兄弟やコールドプレイのクリス・マーティンは


ベスト・トラックとして同アルバムの名をたびたび挙げている。 




これまでアルバム3枚を出し、どれも完成度が高いんだけど


メンバー間の確執などで、2度解散している




2008 再結成を果たし、新作「FORTH~再生」を発表


日本のフェスにも参加(初・日本公演とのこと)




人生は、ほろ苦い交響曲のようなもの...





そんな話




にほんブログ村 音楽ブログ レゲエへ