63. 数量制限 | 憂さ憂さうさぎ

憂さ憂さうさぎ

世の中は憂さだらけ!
はき出す場所のない憂さを、ここで晴らしてみましょうか。

今日は一人15品までの数量制限がある。自分と友人は二人分で30品。

とりあえず、普通に欲しい物をかごに入れてみた。

確かに、欲しくても無い物も多くて困ったのは事実だが、棚にある物の

中から欲しい物を選んだ場合で、今のところ20品。

もう、周りを見ても特に入用な物は思いつかなかった。

「10品分の権利は、妹さんに譲れるね。」

友人も「遠慮しなくていいんだからね。」 と言いながら嬉しそうである。

妹さんを探しながらとりあえずレジ付近へ移動。

そこには、“2リットルのペットボトル6本入り緑茶の箱” が山積みに。

一つ購入。

妹さんに譲れる品数は “9”。

ちょうどそこへ妹さんが、向こうから歩いてきた。手には猫用の食べ物

を持っている。

友人が、9品分譲るという事を伝える。

彼女はかなり遠慮していたようだが、こちらも取り下げる気はない。

妹:「だって、そっちもいろいろ必要でしょ。」

自分:「いやいや、必要なものはこれで全部だから。もうこれ以上は必要

    ないから。」

結局彼女が折れて、9品分の権利を受け取ってくれた。

彼女は追加の品を選びに出発。友人も一緒だ。

自分はレジの前で彼女と友人の後ろ姿を見送る。

『本当に、必要な物はこれでいいんだよな。うん。』 再確認。

数量の制限内でも、どうにかなるものなのだ。

しつこいようだが、現在店の棚に並んでいる物の範囲で選択した場合

の事ではあるが。