*相互理解への道* 受けとめ方の違い編 | 誰もが違うということを前提とした教育にしていこう!

誰もが違うということを前提とした教育にしていこう!

主に特別支援教育、インクルーシブ教育、ASD、ADHD、LD等について書いていましたが、社会全体が大きく変わってきており、特定した話だけでは答えのない答えを導き出せない時代がやってきたと感じています。そのため何でも思いつくままに書いています。

先日、怪我をした知人がおりました。
彼女が大怪我をして入院中だったので
みんな気を遣って彼女の妹さんに「大丈夫ですか?」と
連絡をとりました。

彼女の妹さんは「皆さん、姉のことでご心配をおかけしてすみません。
また、こんなにたくさんの人達が姉のことを心配してくださることに
本当に感謝しています」とおっしゃっていました。

そのことを(みんながお姉さんを心配していることを)
妹さんはお姉さんに伝えました。
しかし、お姉さんは激怒してしまいました。

理由は「なぜ?私の怪我のことで、
みんなが妹に電話をしたりメールを送ったりするのか?分からない。
私が怪我をしたのだから、私に直接、聞いて欲しい。
妹にいろんな人から問合せの電話やメールがあると
妹が忙しくなるから、妹には関係ないことなので
迷惑をかけないで欲しい」です。

ここで相互理解が必要になってきますね。

一般の人達は本人が大変な状況になっているときは
本人に直接聞かずに、周りの人に聞いてみたり
心配していることを間接的に伝えたりすることが多いです。

しかし、発達障害のある人は(皆がそうではありませんが)
「なぜ?直接、私に聞いてくれないのか?
直接、私に聞いて欲しい」と思う場合が多いようです。

この辺りの物事の捉え方や受けとめ方の違いから
人間関係がうまくいかなくなってしまいますから
この違いを知っておくといいかもしれませんね。

すべての人がこのような受けとめ方をするとは限りませんが
こういったケースもあるというお話でした。