先日、怪我をした知人がおりました。
彼女が大怪我をして入院中だったので
みんな気を遣って彼女の妹さんに「大丈夫ですか?」と
連絡をとりました。
彼女の妹さんは「皆さん、姉のことでご心配をおかけしてすみません。
また、こんなにたくさんの人達が姉のことを心配してくださることに
本当に感謝しています」とおっしゃっていました。
そのことを(みんながお姉さんを心配していることを)
妹さんはお姉さんに伝えました。
しかし、お姉さんは激怒してしまいました。
理由は「なぜ?私の怪我のことで、
みんなが妹に電話をしたりメールを送ったりするのか?分からない。
私が怪我をしたのだから、私に直接、聞いて欲しい。
妹にいろんな人から問合せの電話やメールがあると
妹が忙しくなるから、妹には関係ないことなので
迷惑をかけないで欲しい」です。
ここで相互理解が必要になってきますね。
一般の人達は本人が大変な状況になっているときは
本人に直接聞かずに、周りの人に聞いてみたり
心配していることを間接的に伝えたりすることが多いです。
しかし、発達障害のある人は(皆がそうではありませんが)
「なぜ?直接、私に聞いてくれないのか?
直接、私に聞いて欲しい」と思う場合が多いようです。
この辺りの物事の捉え方や受けとめ方の違いから
人間関係がうまくいかなくなってしまいますから
この違いを知っておくといいかもしれませんね。
すべての人がこのような受けとめ方をするとは限りませんが
こういったケースもあるというお話でした。