★投稿小説「赤い月に眠る」(2)ノラは創作依存症。親も誰も褒めてくれないから興味がない。 | ★田舎者はどこにも書いていないことで抹殺される。人生はギャンブル★いいねをよろしく★人生はホラー映画★ 投稿は不幸★

★田舎者はどこにも書いていないことで抹殺される。人生はギャンブル★いいねをよろしく★人生はホラー映画★ 投稿は不幸★

こんにちは、現在アマゾンキンドルを中心に小説執筆活動中★頑張れば頑張るほど不幸★投稿するほど不幸★編集者作家に枕営業が効く★投稿作は売られる★商売人家系しかデビューなし★自分で書いて自分で読めば、地獄は見ない。




★アーティストはとても忙しい。

何でもかんでも、自分でしないといけない。


下層の家に生まれないことでしか、順風満帆な人生は送れない。


山中に住まないことでしか、幸せにはなれない。


山中に住んだら、人生が終わった。


中華通販でしか、買い物はできない。


親ガチャ子ガチャに失敗。


北海道民と九州民が東京で、

婚姻関係を結ぶと最強。




チームラボの。過去写真。























★田舎者は何をしても、すべてを取られる。

搾取され貧乏。投稿すると呪われる。

商売人の子孫だけが、勝ち組。

輝いてもいい人は、棚ぼた人間だけ。


投稿した人は一生涯クソゴミ扱い。

小説はもう飽きたので、書かないよ。

美味しいものを追いかけて、楽しく暮らすよ。

清く貧しく美しく(笑)


田舎者は幸せになろうとしてはいけない。

労働者は金持ちになろうとしてはいけない。


田舎者と使用人と女に待っているものは、不幸と貧乏だけである。


商売人と、棚ぼた人間以外には光なし。


田舎者労働者は生まれる資格なし。



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「赤い月に眠る」(2) (1)から読んでね。


 男は銀行をやめた。二度の痴漢騒動でさすがに上司も知らないふりができなくなったのだ。今まで出世街道を順調に歩んでいた男のサラリーマン人生は終わった。人生はもちろん出世だけが目的ではない。それはわかっていた。しかし弁護士である妻は冷たくなった。前よりも仕事を理由にして家に戻ってこなくなった。つけてみるとマンションを事務所の近くに借りていることがわかった。

 娘にきいた。まだ中学生になったばかりの一人娘だ。あの妻よりも愛情を注いできたつもりだ。妻が公判の準備に終われて帰ってこなくても二人だけで誕生日パーティーをしたものだ。いつも男だけが娘の記念日を覚えていた。男は聞いてみた。自信があった。
「お父さんとお母さんが別れたら、お前はお父さんと暮らすよな?」
 妻との離婚が決定的になったが、一人娘の答えは決まっていた。娘は妻との生活を望んだ。そう、娘は失業した父親よりも家にいつもいないが、優秀な弁護士として華々しく活躍している母親を選んだのだ。答えは明快だった。

 そしてあれから数年を経て、男はいま街を疾走している。擦り抜けてきた人の群れを切り裂いて、疾走していた。手応えはなかった。人間の切れ味は、ヘレ肉を切ることよりも劣っていた。娘のための夕食のかつを作るために、ヘレ肉を切ったときの方がもっと重量感があった。

 男の正面にはコンクリートの無数の箱から顔を出す百貨店があった。最近開店した映画館や大規模ゲームセンターなどを併設した大人気の店だった。店は心浮き立つ人々を飲み込んでは吐き出していた。美しい女がピンクの華々しい制服に身を包んで、入店してくる客の一人一人に、腰を四十五度折り曲げた礼を繰り返している。買いものを終えた女たちが、心地よい靴音をたてて出てきた。

「ねえねぇ、あしたのランチはビストロにしない。私ド・ジャルジェっていういい店を知ってるの」
「ビストロ、いいわぁ。あ、そうそう。そのあとプラダのショップに寄ってぇ。そこでミュールを見てみたいの」
「あ、わかるわぁ。あたしもあそこの靴が大好き。主人に内緒で買っちゃった」
「まあ、あたしはもうそれ手に入れちゃったわよ。それよりもパリでシャネルのレアもの手に入れたの。今度お見せするわ」
「これからどこへ繰り出すの。夕食の準備はいいの?」
「いいのいいの。今日はメイドがやってくれるの」「いいわね。うちは義理の母がやってくれてるわ」
「この近くにエルメスのお店ができたのよ。行ってみない? 新作が出ていたら手に入れたいわ」

 まるで宇宙語だ。女たちはたくみな宇宙語を話す。男には理解できない暗号だ。うるさい。うるさい。みんなうるさい。
 男は疾走した。

 女たちは目の前にいた。男を女たちは見た。汚らしい男だった。ゴミのような男だった。女たちの視界の中で、なんども銀の蝶が飛翔した。てらてらと蝶は飛翔した。
 うるさい。うるさい。うるさい。男の呪文は女たちに、聞こえただろうか?
 そのあとには、血にまみれた女たちの肉かいが立ちすくんでいた。どくどくと流れでた鮮血が、女たちの自慢のブランドたちを変容させた。何があったのか、その答えを女たちは何ものかに求めようとし、自らの身体の変化に気づいた。次の瞬間には、その身体を流れ出た自らの血液で変色した大地に横たえた。ロレックスもシャネルも、すべてが茜色の大地に沈んでいった。