6月15日に定期運用から離脱した381系。どうせ6月になったら混むので、5月の末に(一応)惜別乗車という形で乗ってまいりました。
夜型の人間ですので、スタート時点でもう午後です。(笑)
乗るのは「やくも24号」です。さすがに岡山までは乗らずに米子で降ります。
もうこの時点で、明らかに「乗りに来たor撮りに来た」人が多かったです。
だいぶ老朽化してきている出雲市駅の電光掲示板。そろそろ換えておくれ・・・
なお、この日は「WEST EXPRESS銀河」の運行日でしたので、次列車は「銀河」と表示されております。
反対側ホームには「やくも11号」として到着した273系がいました。
我が「やくも24号」は国鉄カラーでの運用。入線は5分前と、割とぎりぎりでした。先頭車は貫通型です。
新旧やくもの並びも、この期間だけの貴重な並びです。無骨な381系と、丸みを帯びた273系、デザインされた時代の違いを感じさせられます。
こちらは非貫通型の先頭車。岡山行きでは最後尾になります。
特急にはこのカラーリングが一番似合いますね。
行き先表示はLEDのまま。
発車も近いので乗り込みます。
デッキ部分です。扉に木目調の壁紙が貼られていますが、基本的には昭和の香りがする空間です。
エチケット袋も273系ではなくなりましたね。よって、こちらも見納めです。
バリアフリーとは程遠い段差もあります。そういう時代ではなかったといえば、それまでですが。
普通車の様子。座席の形状は、どことなく273系にも引き継がれています。それだけ、この「ゆったりやくも」仕様の座席の出来が良かったということでしょう。
「とりあえず取りました」感満載の車椅子座席。
やくもも今春のダイヤ改正で全車指定席になりました。山陰区間ではe5489のチケットレスで買うのがオススメです。
コンセントを付けるために273系ではなくなったミニテーブルも健在です。
273系のシートピッチが広いせいか、はたまた足元に機器が詰まっているせいか、だいぶ狭く感じます。
排管の出っ張りをなくすためのセミハイデッキ化も、バリアフリーに逆行してますね。もっとも、こちらは2000年代後半の設計なので、どうにか出来た気がしないでもないですが。
照明はスポットライトなので、夜間の走行時は結構暗いです。逆に273系は明るすぎて、もう少し照明を落として欲しいですが。
意味があるのかないのか、この号車のみ表示の車内案内板ともお別れです。
定刻に出雲市駅を発車。おそらく最後になるであろう381系の旅。50分ほどの短い時間ですが、楽しんでまいります。